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イギリス国家統計局(ONS)の報告によると、45歳を超えた女性による多胎出産件数が23%増加した。IVF治療を利用する高齢女性が増えたことが一因だろうとTelegraph紙は述べている。

45歳を超えた女性による全出産件数のうち、多胎出産は9.9%から11.6%に増加した。他の全ての年齢集団で、多胎出産は減少している。多胎出産率が2番目に高かった年齢層と比べて、45歳を超えた女性の多胎出産率は4倍近かった。全体の多胎出産率は0.2%減少した。

IVF治療の普及は多胎出産率に大きな影響を与えてきた。これまでに最も高い増加率が記録されたのは、多胎出産率が22%上昇した1990年から1995年である。これはIVF治療の普及と時を同じくする。
IVFによる多胎妊娠は、母子のリスクを増大させることが知られている。こうしたIVF治療と多胎出産の関連にはHFEA (Human Fertilisation and Embryology Authority)も懸念を示しており、多胎出産を徐々に減らす対策を行なってきた。

しかし、2013年10月に高等法院が、クリニックに対しライセンス発行の条件として多胎妊娠の上限を課すHFEAの政策を不法とした。この判決により、多胎妊娠率の上限に関する項目は、クリニックのライセンス発行条件から削除されることとなった。

英国国立臨床研究所(NICE)もまた、移植胚の個数に関するガイドラインを更新し、多胎出産件数を減らす努力をしている。ガイドラインは、患者の年齢、得られた胚の質などを考慮しつつ、なるべく移植胚を1個にするよう推奨する。40-42歳の女性は質の良い胚盤胞が得られた場合は1個を移植し、それ以外の場合は2個の移植を「検討」するよう求めている。NHS(国民健康保険)は、IVFサービス提供に関しては42歳までが望ましいとしているが、42歳を超えた女性でも受け入れる私立クリニックは存在する。

Sharp rise in multiple births for older mothers
By Ari Haque
[Bio News, 25 November 2013]

HFEA loses legal battle on enforcement of multiple birth quotas
[Bio News, 15 November 2013]
by technology0405 | 2014-03-03 12:59 | Countries | Comments(0)

イスラエル保健省は、国民健康保険制度の下で女性が受けられるIVF治療の回数を制限することを決めた。この新規則によって、リプロダクティブ・ライツとパブリック・ヘルスの両立を図ることができると大臣は期待を語った。

これまで、子供が2人未満の45歳以下の女性は、国費で無制限にIVF治療を受けることができた。しかし、新省令では、National Council for Gynecology, Neonatology and Genetics の勧告に沿った制限が課される。

助成付きのIVF治療を受けられるのは8回までとなる。また、移植胚が4サイクル連続で作成できなかった場合と、臨床妊娠(clinical pregnancy)前の流産を8回繰り返した場合は、女性患者と医療班、ソーシャルワーカーで面接し、継続的治療を行うかどうかについて話し合わなければならない。臨床妊娠とは、胎嚢の存在が超音波検査で確認されたものを指す。

しかし、女性が42歳を超えているケースでは、移植胚の作成失敗は3回までに制限される。これについて保健省は、43歳以上で3回連続の失敗があると、その後の成功率はほぼゼロであるという内容の医学論文を参考にしたという。
以前の治療で凍結保存した胚を移植する場合は同一サイクルとみなされるため、認められる。

「現状をばかばかしいと感じている。」とIsrael Society of Obstetrics and Gynecologyの議長Moshe Ben-Ami 教授は言う。「我々はカップルの健康を治療によって損ねている。カップルは、全く無駄に終わる治療を受けるために、わざわざ仕事を休んで病院に来る。カップルが治療を希望すれば、我々は断ることができなかった。今回の保健省の回覧のおかげで、我々が無理な治療の継続をしたくないこと、卵子提供の段階に進む時期であることを論理的かつ穏当に患者に伝えることができる。」

また新省令では、39歳以上の女性であればすぐにIVF治療を始めることができる。これまでは、不妊女性がIVFを希望する場合、まず薬や注射などIVF以外の不妊治療を行うことが求められていた。これらの在来治療が3回繰り返して失敗に終わった場合のみ、IVFに進む事ができた。
保健省は、40歳以降に妊孕性が急降下することを考慮すると、こうしたルールは女性の貴重な残り時間の無駄遣いになると指摘、高齢女性がすぐにIVFを開始することで、妊娠するチャンスが増えるだろうと説明した。

IVFを受けられる年齢制限に関しては、カウンシルは44歳未満としているが、保健省はカウンシルの勧告に従わず、上限年齢を下げなかった。
「年齢制限を下げることに関しては、強く求めなかった。」とカウンシルの議長Eliezer Shalev教授は言う。「しかし、高齢女性がIVFで妊娠できるチャンスはごくわずかである。医学論文によると、45歳の女性がIVFで妊娠し健康な子供を出産するチャンスはゼロ、44歳では2パーセントである。」
「この問題はごまかされている。45歳で妊娠した女性についての記事を目にするが、それが卵子提供によるものだという事実は報道されない。高齢で何度もIVFを受けるのは、当たる見込みのない宝くじを買うようなものだ。最終的には、精神的な問題を抱えて入院したり、金を工面するために家を売ったりする女性が出てくる。」

カウンシルが勧告を出したのは2013年5月である。
無制限に治療が受けられるというイスラエルの旧政策は、世界の動きに逆行していた。しかし、低い成功率と重い身体的負担にも関わらず、多くのイスラエル人女性は不妊治療を繰り返す傾向にある。最近の専門家会議で、ある医師は、治療が20サイクルまでいくことも珍しくなく、失敗続きで56サイクル受けた女性をみたこともあると語った。
2011年のイスラエル国内総治療サイクル数は38,000サイクルで、2010年から11%増えた

Israel's Health Ministry limiting number of subsidized IVF cycles
Ido Efrati
[HAARETZ, Jan. 22, 2014]

Israel to limit number of IVF cycles
Yaron Kelner
[Ynetnews, 01.22.2014]

Fertility News: Boost to IVF, Egg Donation, Thai Surrogacy Out
Maayana Miskin
[Arutz Sheva, 1/22/2014]

משרד הבריאות מגביל את טיפולי ההפריה החוץ־גופית לשמונה
[HAARETZ, 21.01.2014]

מעתה: תוגבל הפריה חוץ גופית ל-8 טיפולים
[Ynetnews, 21.01.2014]

イスラエル保健省HPより→ http://www.health.gov.il/hozer/mr06_2014.pdf

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by technology0405 | 2014-02-25 16:14 | Countries | Comments(0)

2010年64歳のスイス人女性がロシアのIVFクリニックで第一子を出産し、最も高齢で出産したスイス人となった。(現在は、ウクライナで治療を受け2012年に66歳で出産した女性がスイス人では最高齢の母となっている。)夫は60歳。女性は61歳の時に一度流産したが、その後も子供を持つことを諦めなかった。イタリアに検査に行き、体外受精を決心した。しかし多くのヨーロッパ諸国と同様、イタリアもスイスも50歳以上の女性はIVFを受けられない(スイスの年齢制限は42歳)。女性は年齢制限のないロシアに行き、ロシアのクリニックで卵子提供を受け(スイスでは卵子提供は禁止)、9ヶ月後に健康な女児を出産した。

高齢女性のIVF利用には議論が多い。妊娠出産自体が危険を伴う上に、生まれてくる子の福祉という倫理的問題も生じる。50歳以上になると合併症のリスクはさらに深刻である。しかし、多くの国が高齢女性への不妊治療提供を制限しているにも関わらず、そうした女性が海外で渡航治療を受けることについては禁じていない。ロシアとウクライナは、母国でIVFや卵子提供を受けられないヨーロッパの高齢女性の受け皿となる可能性がある。

“超”高齢女性がロシアで不妊治療を受けて話題になった例はこれが初めてではない。2008年にはロシアで治療を受けたイギリス人女性Susan Tollefsenが57歳で女児を出産している。彼女は2人目の妊娠もまたロシアで考えていた。(彼女はIVFへの年齢制限に反対していたが、子育てを経験し年齢制限をかけるべきとの立場に変わった。) ロシアは治療費が安く、法律もリベラルで、イギリスやオランダのような年齢制限もない(18歳以上の「出産可能な」年齢であればよい)。フランスをはじめとする多くの国で匿名提供が許されない卵子提供も、ロシアでは匿名提供が合法である。

Medico-rehab center Roszdrav(«Лечебно-реабилитационный центр» Росздрава http://www.med-rf.ru/)のCenter for Family Planning and Reproductionセンター長Evgeniya Balashova(Евгения Вячеславовна)医師によると、患者はカナダ、イスラエル、イタリア、イギリスからも来るという。「皆しっかりした患者なので」トラブルは全くないと彼女は言う。

ロシア国内での最高齢の母は、1年半のホルモン治療により1996年に57歳で出産したNatalya Surkova。既に成人した子供が2人いたが、再婚した夫との間に子供をもうけるために、ホルモン治療を受け妊娠した。

世界中から患者がやってくるロシアの生殖補助医療技術だが、ロシア国内でARTが他の先進国並に普及しているとはいえない。現在、ARTによって世界中で350万人以上の子供が生まれているが、そのうちロシアの子供は10000人程度である。皮肉なことに、ヨーロッパ人にとって魅力的な価格の治療費も、ロシア人カップルにとっては高めである。国による助成がないことも大きい。2010年12月、メドベージェフ大統領は連邦予算から4000万ドル相当の助成金を出し、約10000組のカップルが無料でIVFを受けられるよう指示した。人口問題はロシアの最優先事項の一つであり、生殖補助医療にもこの先ますます力を入れると考えられる。

Fertility tourists eye Russia
Maria Finoshina
[RT.com, December 13, 2010]

Pregnancy over age 50
[Wikipedia, the free encyclopedia]

Swiss fury over 66-year-old mum of twins
[The Local, 05 Mar 2012]
66歳のスイス人女性がウクライナで治療を受け双子出産

IVF among older women: arguments for and against
By Martin Evans
[Telegraph, 18 Jan 2010]

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by technology0405 | 2013-09-13 16:45 | Countries | Comments(0)

初産の母親としてはイギリスで最高齢の女性Susan Tollefsenが、60代での子育ての大変さを認め、IVFに年齢制限を課すべきだと語った。
Woman who became mother at 57 admits she was too old for IVF
By Josie Ensor [The Telegraph 06 Nov 2011]
2008年、Susanは57歳でロシアのクリニックでIVFを実施し、娘のFreyaを授かった。
超高齢出産した彼女には、多くの批判が寄せられた。

出産当時、Tollefsen氏は自分の選択を弁護し、パートナーNick Mayerが11歳若いので、娘が大きくなるまで育てていけると主張していた。しかし現在カップルは破局し、3歳の子供を1人で育てる大変さを味わっている61歳の彼女は、世間の批判が正しかったことを認めた。

片方の耳が聞こえず、膝の代替手術も受けているTollefsen氏は、国内のIVFの年齢制限を50歳にすべきだと言う。
「Freyaの出産は、間違いなく私の人生で最も素晴らしい出来事だし、後悔はしていない。しかし今になって思えば、私が受けた批判は正しかったのでしょう。」「彼女を見るたびに幸せを感じ、同時に残された時間がわずかであることに悲しみを感じる。何か1つ変えることができるのなら若返りたい。Freyaが成長し、結婚し、子供を持つ姿を見たい。」「娘が完全に独立するまで育てられるようベストを尽くすが、もし娘が小さいうちに自分が死んだらと思うと非常に辛い。」

NHS(イギリスの国営医療制度)のガイドラインではIVF提供は40歳まで、個人クリニックでも50歳までというのが一般的だ。
国立医療技術評価機構NICEは現在、年齢制限をなくすことも検討中である。

Tollefsen氏は、娘によって生活が劇的に変わったことを認めた。「最初からショックの連続だった。年配者にとってショックはよくない。」
幼い子供を持つ親たちにはよくあることだが、重圧と責任がカップルの仲を険悪にした。
「私が娘にかかりきりの横で、Nickはウェストハム(サッカーチーム)に夢中。家族が4人いるように感じた。私、Freya、Nick、そしてハマーズ(ウェストハム・ユナイテッドの愛称)。」
「自分たちがうまくコミュニケーションを取れていないことに気づいた。夫婦二人だけの時には、そうしたことは問題ではなかったけれど、Freyaが生まれてから二人の溝は深くなった。」

「今になって初めて、他の母親と自分が違うことに気づいた。皆良い人たちだが、世代が違うので、共通点がほとんどない。彼女たちといると孤独を感じる。若さと可能性を妬ましく思うこともある。」
「Frayaの兄弟が欲しいと思っていたが、残念ながら自分の親の介護で精一杯だ。しかし、私は今や残された時間がどれだけ貴重か理解している。一瞬たりとも無駄にするつもりはない。」

彼女は、パートナーと別れた後、暮らしがどれほど大変かということも認めた。年金を含めた厳しい収入で、娘を一人で育てている。2週間に一度、娘を父親に会わせている。
「結局こんなふうになるとは考えもしなかった。Freyaを生んだことを後悔はしないが、母親になりたいという夢を叶えるために払った犠牲は大きかった。自分の人間関係を犠牲にしたことは事実だ。愛があっても、子供ができた後にどうなるかというところまで考えることはできない。」

イギリス最高齢の母親は62歳で出産したPatti Farrant。夫は60歳で、卵子提供を利用。前のパートナーとの間に3人子供がいる。イギリスでは55歳以上の女性に不妊治療を提供するクリニックがなかったため、ロシアのクリニックで卵子提供を受けた。
World exclusive: the first pictures of Britain's oldest mum
by GORDON RAYNER and HELEN WEATHERS [Daily Mail, 08 July 2006]
閉経後の女性に卵子提供や体外受精を提供することは、倫理的に反対も多い。しかし、国内のクリニックが提供しなくても、ロシアやインドなどに行けばそうしたサービスをより安い値段で受けることが可能である。


'As long as I'm healthy, I don't see a problem': Post-menopausal California woman, 54, on her Indian IVF baby... And why she's planning to go back for another
[Mail Online 26 June 2012]
閉経後にインドのクリニックで胚提供を受け、52歳で出産したアメリカ人女性の記事。現在、2人目の出産を検討中。

Post Menopausal Woman Became a Mother at the Age of 52 years
インドのSai Kiran Hospitalで、ハイデラバードの女性が卵子提供を受け、63歳の夫の精子を使って体外受精し、52歳で出産した記事。

Menopausal women and assisted reproduction: rights to access of ART in an ethical context (IUAES Commission on Urban Anthropology)
閉経後の女性へのART提供における倫理的議論
第17回International Union of Anthropological and Ethnological Sciences(IUAES)国際会議
日時:2013年8月5-10日
場所:イギリス、マンチェスター

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by technology0405 | 2012-12-14 16:57 | Countries | Comments(0)

70歳と57歳のイタリア人夫婦に対し、裁判所が、現在2歳になるIVF児を育てるには高齢でしかも身勝手であると判断し、子供は養子に出されることになった。夫婦は生後1ヶ月の子供を40分間車内に放置するなど、適切な育児を行わなかったという。夜の10時に、泣いている子供を寝るまで車内に放置したなどの報告も近所からされている。

16ページに及ぶ判決の中で、裁判官は、高齢で子供を持つことを決めた夫婦を、利己的かつ自己陶酔的と評した。夫婦は過去に養子縁組の希望を2回申請したが、高齢を理由に却下されている。
「夫婦は、娘が大きくなる前に自分たちが亡くなるだろうという事実も、それ以前に、両親の助けを最も必要とする10代後半に年老いた両親の世話をしなくてはならなくなるということも、全く考えなかった。」と裁判官は裁定した。夫婦は「子供が欲しいという自己陶酔的な欲望」に駆られ、「子供の将来に関しては無関心」だった。娘は「遺伝技術の進歩がもたらす素晴らしい可能性の歪んだ適用の結果」であると裁判官は述べた。

夫婦はこの判断を不服とし、最高裁で争う予定。「高齢であるという理由だけで子供を取り上げられ、彼女に会うことも許されない。」と父親は立腹する。この裁判をきっかけに、イタリア国内では超高齢出産の是非についての議論が起こっている。

IVF toddler to be put up for adoption because of 'narcissistic' parents
By Nick Squires
[The Telegraph 25 Oct 2012]

Italian parents too old and selfish to look after child
By Nick Squires
[The Telegraph 16 Sep 2011]

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by technology0405 | 2012-12-13 16:57 | Countries | Comments(0)

ブラジル人女性Antonia Leticia Rovati Astiが2012年10月23日――61歳の誕生日の一週間後――に初出産した。この高齢出産が可能になった理由の一つに、生殖補助医療の専門医Dr. Orlando de Castro Netoの働きがある。

Neto医師は、こうして双子が生まれたことで、高齢出産女性に対する社会の反応は改善するだろうと考えている。しかし、超高齢出産がスティグマ化されているからといって、Astiを助けたいという決意が変わることはなかった。

「年齢は全く問題ではない。」とDr. Orlando de Castro Netoは言う。「女性に子宮があること、それが唯一の条件だ。」「胚の保存可能期間は大体10年だ。夫婦の胚はそろそろ限界だった。彼女は胚を使うことを希望した。」

Antonia Astiは、サンパウロ近くのサントスにある病院Sao Lucas Hospitalで双子SofiaとRobertoを出産した。重症高血圧のため、31週での帝王切開であった。双子の体重は900gで、理想体重になるまで入院する必要があると病院のディレクターSegundo Marco Antônio Antun は言う。母親は高血圧の経過をみるため産後40時間ICUに入った。

AstiがNeto医師のもとで治療を開始したのは1992年、Astiが40代の時である。彼女は最初のIVFの時に得られた胚を保存していた。50代になってからもIVFを3回行なっている。失敗が続いた結果、夫婦は養子を希望したが、年齢を理由に却下されたという。

夫婦は最後のチャンスで生まれてきた双子の存在を、当たり前として受け止めるつもりはない。「この子達を非常に愛している。子供たちを食わせるために必死で働くよ。」と、55歳の夫Joséは出産後に分娩室で喜びを語った。

Astiも「非常に嬉しい。母になるという夢を叶えた。神と医師に感謝する。苦しい闘いだったが、やり遂げた。勝利を得るには闘わなければならない。やめようと思ったことは一瞬たりともない。常に母親になることを考えてきた。お金はなかったが、夢を叶えるために貯金した。」とメディアに語っている。

Antônia Letícia Asti, 61 Year-Old Brazilian Woman, Gives Birth To Twins
By Carolina Moreno
[The Huffington Post | 10/26/2012]

Woman gives birth for 1st time at age 61, has twins
by MICHAEL WALSH
[Daily News October 27, 2012]

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by technology0405 | 2012-12-13 13:00 | Countries | Comments(0)

 「A persistent misperception: assisted reproductive technology can reverse the “aged biological clock”」 
Nichole Wyndham, Fertility and Sterility, Volume 97, Issue 5, 1044-1047, May 2012

 出産を遅らせるという選択は、本人が正しい知識を持った上でなすべきである。しかし現代の女性たちは、自分の生殖能力や生殖補助医療の効果について驚くべき誤解をしている。医師を始めとする医療従事者は、妊孕性の保存について患者と話し合うと共に、若い女性には自分の選択が生む結果について十分理解しているのか確認することが必要である。社会的、経済的、個人的圧力のせいで女性は出産を遅らせるわけだが、そうした女性たちは、利己的で、子供を作ることに無関心なのだという烙印を押されてしまう。この烙印を払拭し、加齢性不妊を内科的疾患として捉えるべきである。

Centers for Disease Control and Preventionのデータによると、第一子の平均出産年齢は1970年の21.4歳から2008年25.1歳に急上昇している。また35歳以降で第一子を出産する女性は、1970年では100人に1人しかいなかったが、2006年には12人に1人になった。出産年齢は確実に上がっている。

「あらゆる年代の女性がIVFなどの生殖技術に向かうようになった」とSociety for Assisted Reproductive Technologies(SART)はいう。しかし興味深いことに、2003年から2009年までのIVFサイクル数の増加率は、35歳未満で9.08%なのに対し、41歳以上では実に41.08%の増加を見せている。 ARTの利用は、高齢女性の間で特に増加しているのである。

ARTの普及は女性たちに、自分の妊孕性をコントロールできるという印象を植え付けたが、こうした間違った前提が将来取り返しのつかない不妊につながる可能性もある。実際、ARTに向かう高齢女性の数が急激に増加したといっても、42歳以上の1サイクルあたりの妊娠率は2009年時点で9.0%と、ほとんど変化していない(35歳未満は47.6%)。生児出生率はさらに低く、ART治療を行った42歳以上のうち出産に至るのはわずか4.2%である(35歳未満41.4%)。高齢出産自体に流産や先天異常、合併症などリスクが高いこともよく知られている。

では何故そのようなリスクがあるにも関わらず、女性たちは出産を遅らせる選択をするのだろう。2010年に12文献に対して実施されたメタ分析によると、7文献が高学歴化とキャリア志向が要因だと特定しており、他の要因としては、経済的要因、パートナーとの関係などが挙げられた。中でも最も問題のある要因は、女性自身が自分の妊孕性や高齢出産のリスク、ARTの有効性を誤認していることである。イギリスの最近の調査では、30歳から40歳の間に妊孕性が落ちることを認識している女性は75%であった。生殖能力が落ちることは知っていても、ART治療を受ければ、閉経前ならいつでも妊娠できると誤解している女性も多い。高齢出産のケースは、単なるIVFではなく卵子提供によるものがしばしばあるという事実も見落とされがちである。

こうした高齢出産への誤解にどう対処すべきか。答えは、将来の不妊リスクに対する選択肢を伝える、受胎前教育(preconception education)しかないだろう。卵巣機能の老化や高齢出産の危険性について情報提供すると同時に、出産を遅らせた場合に生殖補助医療に何ができるのか、その有効性を啓蒙することが重要である。

卵子提供という選択肢は、伝えるべき重要な内容の1つである。卵子提供の成功率は、40代後半までならレシピエントの年齢に影響を受けない(化学妊娠率48%、出産率40%)。48歳以降は徐々に成功率が下がり始め、50歳を超えると急落する。出産を遅らせたいが、自分の遺伝子にこだわる女性に対しては、早めのインフォームド・ディシジョンが必要である。若いうちに自分の卵子を使って体外受精し、胚を凍結保存すれば、自分の妊孕性を保存することができる。ただし、子供の父親を早い段階で決めねばならない、将来パートナーが変わった時にその胚を使えるか、などの問題がある。

技術の発達によって、凍結卵子でも、新鮮卵と変わらない結果が得られるようになってきている。2010年の研究によると、卵子提供を受けた患者600人を無作為に2個のグループに分け、ガラス化卵子と新鮮卵子で妊娠率を比較したところ、結果はそれほど変わらなかった(44.4%と43.3%)。安全性の面から見ると、異数性胚の出現率は28%と26%であった。卵子凍結は今や妥当な選択肢の1つになったといえる。

ただし、イギリスを始めとするヨーロッパ諸国と同様アメリカでも、卵子凍結はまだ実験的手法と考えられている。女性が選択する場合には、実験段階の技術とみなされていることを理解しているという同意書、およびカウンセリングが必要である。対照的に、イスラエルでは、医学的な理由がなくても卵子凍結が認められている。Israel National Bioethics Council(INBC)は、加齢性不妊を、単なる社会問題ではなく内科的疾患と捉える。INBCの勧告には次のように述べられている。「健康な女性が、様々な理由で、自分の妊孕性を保存するために卵子を凍結保存したいと希望した場合、これは一見治療にはあたらないようにみえる。しかしながら、近い将来ほぼ確実に起こる医学的問題を解決するための適切な処置であるならば、医師が当該女性にそうした治療を行うことを認めるべきである。」

将来子供を持ちたいが、妊娠を遅らせたいと考える女性にARTができる最善策は、卵子の凍結保存である。この技術は今や広く使用され、優れた成果をあげているにも関わらず、ASRMによって「実験段階」の技術に分類されている。このサービスをもっと多くの女性が利用できるよう、ASRMは「実験的」というラベルを取り去るべきである。

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by technology0405 | 2012-07-24 16:21 | Materials | Comments(0)

2008年、59歳のフランス人女性が、ベトナムで卵子提供を受け、帰国後三つ子を出産した。50代後半の女性が三つ子を出産した例は、フランスでも、世界的にも前例がなかった。(のちに2010年インドのNational Fertility & Test Tube Baby Centreで、66歳の母親が体外受精で男児2人と女児1人の三つ子を出産している。)
フランスではこの出産が大変な物議をかもした。というのも、国の法律では42歳より高齢の女性が卵子提供を受けることが禁じられているからだ。

女性は帝王切開で男児2人と女児1人を出産した。子供たちの体重は2.09㎏から2.4㎏で、全員健康だった。「全てが順調にいった。」と女性が出産したCochin病院(パリの有名な病院)のスポークスマンは語った。

ベトナム出身のこの女性は、卵子提供と体外受精の年齢制限――ベトナムでは45歳に設定――に目をつぶってくれる個人クリニックをベトナムで探した。海外での治療を規制する法律はフランスに存在しない。

三つ子出産のニュースは、科学が出産年齢の限界を押し広げ過ぎたのではないかという議論を専門家の間に引き起こした。「こんなに高齢で出産するのは、子供の成長においてよくない。」と小児精神科医Nicole Garret-Gloanec氏は言う。「出産年齢にある女性は、自身の子供時代と自分の子供との間に関連性を導き出すことができるのです。」

National Association of Early Childhood Psychologistsの会長 Dominique Ratia-Armangol 氏も、こうしたケースでは子供の育て方に問題が起きると言う。高齢女性に育てられた子供は、祖母の役割と母親の役割を混同するようになるというのだ。

Garret-Gloanec 氏によると、女性が高齢になって子供を欲しがるのは、老化や死に対する「否定」の表れだという。「自分自身の死への不安を子供に投影するのは、健全ではない。」と警告した。

Woman, 59, has triplets after egg donation
[THE AGE September 10, 2008]

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by technology0405 | 2012-04-17 16:02 | Countries | Comments(0)

超高齢出産

生殖補助医療の発達により、高齢出産の記録はどんどん塗り替えられている。しかし、60歳以上という「超高齢出産」の出現に対しては、母体のリスクや子供の将来の不安から反対する声も多い。母親の寿命の問題は実際に起きており、「何歳まで産めるのか(産んでよいのか)」という議論が巻き起こっている。

2005年4月、ルーマニア人アドリアナ・イリエスク(Adriana Iliescu)は、66歳で体外受精により女児を出産、出産の最高齢記録を作った。卵子と精子はドナー提供によるもの。一卵性双生児の一人は子宮内で死亡し、もう一人が妊娠33週目に帝王切開にてとりあげられた。未婚の超高齢出産が子供の将来のためにならないのではという議論も起こり、さらに2010年、彼女が2人目の子供を考えているという報道が流れた時には、非難の声が高まった。

翌2006年、マリア・デル・カルメン・ボウサダが、米ロサンゼルスの病院で、自分の年齢を55歳と偽り体外受精を実施。2006年12月29日にスペイン・バルセロナの病院で双子の男の子を出産した。出産時、ボウサダは66歳358日。それまでの記録保持者だったアドリアーナ・イリエスクの出産年齢を130日更新。新たな「世界最高齢の母」となった。
ボウサダの出産にスペイン国内では非難の声が起こり、高齢女性への不妊治療を巡る倫理問題が広く議論さるようになった。
2年後の2009年7月、ガンを患ったボウサダが2歳の双子の子どもを遺し、69歳で亡くなった。

2008年、インドで70歳のRajo Devi が体外受精で女児を出産し、「世界最高齢の母」と報じられた(母親の出生証明書がないため、公式に認めていないメディアもある)。しかしRajo Deviは帝王切開での出産後に子宮破裂による深刻な内出血を起こし、体は回復しなかった。出産から18か月で臨終の床についているRajo Deviの姿が報道されると、世界中に反響が及んだ。
夫婦は医師から高齢出産のリスクを全く聞かされていなかった。治療にあたったNational Fertility & Test Tube Baby CentreのAnurag Bishnoi医師は「病状が悪化しているといっても、彼女は安らかに死ねるだろう。不妊の汚名を返上できたのだから。どのみち、彼女は高齢なので、出産時の平均余命は5年から7年だった。」と言い、体調の悪化と出産との関係を否定した。

National Fertility & Test Tube Baby Centreでは2010年、66歳の母親が体外受精で男児2人と女児1人の三つ子を出産したことでも話題になった。母親のBhateri Deviは、世界最高齢の三つ子の母として認定された。

2008年にはRajo Deviの他に、インドのJaswant Roy Speciality Hospitalで70歳の女性オムカリ・パンワール(Omkari Panwar)が体外受精で双子を出産している。彼女もRajo Devi同様、出生証明書を持っていないので、公式に認めないメディアもある。夫婦には2人の娘があるが、どうしても男の跡継ぎが欲しくて、不妊治療に至った。男女の双子は体重900グラムで生まれた。

こうした超高齢出産の傾向に非難の声が上がる一方で、「男性はいくつでも父親になれるのに、高齢の女性は母親になってはいけないとは言えない」と、母親の気持ちに理解を示す意見も見られる。この問題は依然論争が続いている状態だ。

日本での出産最高年齢は60歳(2001年)。アメリカで20代女性の卵子提供を受けて胚移植し、東京慈恵医大病院で出産したという。

Gran, 70, gives birth to twins
[The SUN 03 Jul 2008]

World's oldest mother dies at 69
[BBC News 15 July 2009]

Spanish woman who gave birth through IVF at 66 dies
by Giles Tremlett in Madrid and Peter Walker
[The Guardian, 15 July 2009]

Broody again at 72: She became the world's oldest mother at 66. Now her little girl's five - and she wants ANOTHER
[Mail Online 14th November 2010]

Pictured: world's oldest mother, 70, lies dying with baby at her side after risking her life to beat stigma of being barren
[Mail Online 15th June 2010]

World's Oldest New Mom Dying After IVF Pregnancy at Age 72
[FOX NEWS June 16, 2010]

National fertility & Test Tube Baby Center

Childless woman, 66, becomes oldest in the world to give birth to triplets after IVF treatment
[Mail Online 14 June 2010]


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by technology0405 | 2011-11-15 14:33 | Countries | Comments(0)
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