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バブル崩壊後の20年あまり続いたデフレによって、国際社会に占める日本の経済的地位は相対的に低下している。総GDPでは、中国が世界2位であり、日本は3位となっている。近年の円安傾向によって日本のモノやサービスは外国人から見て割安感がある。訪日する外国人観光客は増加を続けており、インバウンド需要を見込んだビジネスが活況を呈している。特に近隣の中国からの訪日客の「爆買い」現象はよく知られているところである。中国の経済発展はめざましく、都市部を中心に不動産価格は上昇を続けており、中国の富裕層の経済力は、日本の中産階級をはるかに凌いでいる。中国からみて日本は、旅行者として安価で質の良いサービスや商品を購入できるだけでなく、安全な食品、汚染されていない空気など生活環境も圧倒的に良い。

中国の富裕層が日本で出稼ぎをする中国人に代理出産を依頼していたことが明らかになった。日本の医師が移植などを行い手助けしていたとされる。中国では代理出産は全面的に禁止されている。一方で旺盛な需要があり、アンダーグラウンドで代理母取引が盛んに行われている。海外に目を向ける動きもあり、子どもが米国籍を取得できるというメリットもかねて米国で代理出産を依頼する富裕層も増加中である。

中国では爆発的な人口増加を防ぐ目的で一人っ子政策が行われてきたが、近年、廃止されることになった。もともと子だくさんを好む国民性もあることから、第二子へのニーズが生じており、それとともに体外受精や代理出産などの希望者が増加しているものと思われる。

富裕層にとって、金銭で希望するモノやサービスを手に入れることは当然のことであり、実子であっても同じことである。中国では、依頼女性が他人の卵子を用いて自ら妊娠出産するという考えは乏しい。逆に、他人に妊娠出産を委託するという考え方には抵抗がないようだ。経済的余裕がある依頼者であれば、間違いなく後者を選ぶだろう。

同胞の代理母が好ましいとはいえ、代理出産は中国国内では違法であるため、国内でやろうとすれば、危ない橋を渡ることになる。しかし、海外、例えば近隣の日本でやれば、法律違反にはならない。日本では代理出産を禁止する法はなく、日本で代理出産を行っても処罰されることはない。もし中国人ではなく、日本人の代理母に依頼するなら、生まれた子どもは日本の国籍を取得することができる・・・。富裕な人々にはさまざまな選択肢が存在しており、その選択肢の中に日本人代理母の利用が存在するとしても不思議ではない。

「国外において貧しい人々に経済的対価と交換に代理懐胎を依頼 するいわゆる「代理母ツーリズム」を阻止するためには、前述の臓器の 移植に関する法律が「臓器移植ツーリズム」にも対応しようとしたよう に、代理懐胎を規制する法律は、国民の国外犯をも処罰することになろ う。」
日本学術会議2008『代理懐胎を中心とする生殖補助医療の課題』

2008年に公表された日本学術会議の報告書では、法整備に向けて、代理出産に関するさまざまな問題が検討されていた。上述の文章は、生殖ツーリズムについて述べたものだが、国内で代理出産を禁止した結果、日本人が海外で代理出産を行うことを想定していても、外国人が日本にやってきて代理出産を行うという事態は想定されていないようだ。しかし、国内に居住する日本人が有償の卵子ドナーとして利用されているという現象は、もはや既成事実となっている。代理出産は卵子提供よりもはるかに重い負担を女性に強いるものであり、引き受ける女性にとって、容易に決断できるものではない。しかし、今後、代理母になる日本人女性が出現しても不思議ではない。

女性の貧困化が進んでいると言われている。結婚制度の中で生きないという選択をとる女性がますます増えてきている一方で、女性の管理職への登用は進まず経済的自立への壁が存在する。子どもを引き取って離婚した場合、母親の収入だけで生きていくことが困難になる。結婚制度の中で生きていない女性の貧困化は昨今ますます進んでいるようだ。自己実現のために売春を行う女性がいるといっても、大半のケースでは経済的困窮を解決する手段として売春が選ばれているのが事実である。売春に加えて、新しい選択肢として、代理母になるという方法が生まれる可能性がある。

日本の経済力の凋落、格差の拡大、そして女性の貧困化によって、日本人女性が代理母として利用される日が、近づいてきているのかもしれない。


Link

鈴木大介「再貧困女子」

NHK 「女性たちの貧困"新たな連鎖"の衝撃」

「代理母は使用人」: 代替可能なもの・不可能なもの(中国調査結果)

アジアの生殖補助医療(生殖テクノロジーとヘルスケアを考える研究会 報告書Ⅲ)



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by technology0405 | 2016-04-17 10:09 | Discussion | Comments(0)

中国調査結果

 中国では代理出産は禁じられているが、代理出産サービスを提供する業者がウェブサイトで顧客を募集、事務所まで構えて堂々と商売をしている。海外の情報の流入も進み、技術が高く、法律も整備された米国へ代理出産の利用や子どもの米国籍取得を目的としたツーリズムもますます増加している。上海にある国営の医療ツーリズム会社では、米国の代理出産サービスを国内の依頼者向けに提供している。医療ツーリズムのアウトバウンド全般を扱っているが、責任者が、子づくりツアーという新たなビジネスの可能性に気づいたのは最近のことだという。「子どもが欲しい人はどれだけお金を積んでも欲しいという考えがある。今までそういうことがあるということは、知らなかった」。現在、この会社の売り上げのメインは代理出産によるものだという。中国で長年続いた一人っ子政策の廃止が、子づくりへのニーズを後押ししている。
 経済発展による株や不動産価格の上昇の恩恵を受けた都市部の住民、とりわけ富裕な独身女性などが、代理出産の消費者として台頭してきている。ある依頼主の女性(37歳)は次のように述べた。
 「代理出産を考えはじめて4〜5年になる。アメリカでやることも考えたが、ビザが降りなかった。だから国内でやりたいが、法律は守ってくれないので、色々な業者を訪問し、慎重に検討している。何人もの彼氏がいるが、どの彼氏の精子を使うかも、迷っている。代理出産を依頼する理由は、妊娠出産したくないから。ゴルフがいま一番はまっている趣味で、妊娠したらゴルフを楽しめなくなるのも理由の一つ。田舎(安徽省)の高校を卒業して上海に出てきて、資産を築いた。今は株だけでも2億円分持っている。のんびり生活したいので、仕事はしていない。代理出産では自分の卵子を使うことが絶対条件。自分の子どもでなければ意味がない。卵子を採るのは痛いが、それでも出産の痛みよりはマシ。メロンを畑に植えたのに、トマトが収穫できることは絶対にない。代理母の畑(子宮)を借りるだけ。だから、代理母が不美人でも気にすることはない。健康であればそれでいいんだから。アメリカの代理母はいろいろ要求があって面倒だが、中国の代理母なら法律で自分の身を守ることができないので、それも都合がいい。代理母は、使用人みたいな感覚で雇う。もし子どもに母乳を与えたい場合は、代理母には授乳させないほうがいい。リスクがある。母乳は別の女性から買えばいい。中国では昔から高貴な女性は自分で子どもに授乳しない。そういうことは乳母にやらせていたから」
 都市部(上海)の女性は、出産後、母乳が出なければ母乳を購入するか、人工乳を与えるのが普通だという。母乳が出る場合でも、直接吸わせない。機械で絞ってから子どもに与えるやり方が好まれる。
 代理出産のエージェントに勤める女性(40代)は、次のように述べた。
 「代理出産は良い事だと思っている。湖南省出身で、家族は田舎にいる。上海に来る前は、広州でスタッフとしてこのビジネスに関わっていた。代理母が逃げたので、自分が責任をとらされる形で5年ほど前に代理母になったことがある。出産後、遠方の依頼者の都合で子どもに2ヶ月間直接授乳して面倒をみた。子どもは女の子だったが、自分の子どもは息子が2人だったので、子どもをどうしても手離したくなくて辛かった」と、5年前の別れを思い出して涙ぐんだ。
 エージェントの事務所の近くに代理母の滞在用のアパートがあり、家政婦が女性たちの身の回りの面倒を見ている。移植後、3ヶ月まではここで生活をし、安定期に入ったら公安の目が届きにくい田舎に移動してそこで出産する。現在、4人の女性が滞在しており、日中でもむやみに動くことは禁止されているため、全員がベッドに横たわって時間をつぶしていた。そのうちの一人の女性(24歳)は、横になったまま、次のように述べた。
「3歳の息子がいる。夫とはうまくいっておらず、田舎の家を飛び出してきた。双子を妊娠している。つわりがあって気持ちが悪い。胎動はまだない。お金をもらったら、夫とは離婚する。そのつもりで出てきた。自分の子どもではないことは理解しているので子どもを渡さないなんてことはない」。
 このエージェントでは、代理出産プログラムの費用は体外受精(採卵1回のみ)や代理母の生活費など全て込みで45万元(約900万円)、何度でもチャレンジできる成功保障プランは65万元(約1,300万円)で販売されている。これらのうち、代理母が受け取る報酬は約20万元(約400万円)ほどである。都会の女性がバブル経済の恩恵を受けて富裕になる一方、地方に生活の基盤を置く女性にとって、このようなまとまった額の金銭を一度に手にする機会は代理出産を除いてはほとんど考えられない。このような現実があるため、「代理母になる女性は、お金のために子どもを手放すことを厭わない」という、依頼者を安心させるための説明が説得力を持っている。
 エージェントのスタッフの男性は述べる。「女性は35歳から卵子が悪くなるので、成功保障プランを提供するかどうか、会社としても慎重に考える。妊娠中の代理母は女王様のように大切に世話をされている。パートナーはいないが子どもが欲しい30代半ばから後半くらいの独身の女性の依頼が増えている。スタッフの女性が自分の故郷から代理母を口コミでリクルートしてくる。代理母を紹介してくれた人には紹介料も払う。女性スタッフは皆、田舎の出身なので教育はあまりない。だからクライアントが満足するような洗練された説明はできないが、素朴に見えるので、業者に騙されるのではないかと疑心暗鬼になっているクライアントに安心感を与えることができる」。
   * * * *
 中国では、長らく続いた一人っ子政策と優生政策の影響により、知能や身体能力、外形的特徴など、遺伝形質に大きな影響を与える(と考えられている)遺伝子の役割が非常に重視されている。「優秀な遺伝子」を持つ依頼主は、自らの卵子や精子を用いて受精卵を作製し、代理母の身体に植え付ける権利を持つ。依頼者の側から見た代理母の役割は、子宮の中にいる胎児に栄養を与えるだけの存在である。授乳(自ら母乳を与える行為)は、乳児に必要不可欠な栄養を与えるだけでなく、一部の国では母子の絆を築くのに重要な行為だと考えられているが、中国では母乳ビジネスが発達しており、見知らぬ女性の母乳を我が子に与えることに抵抗はない。伝統的に、授乳(及び母乳という栄養成分そのもの)は、必ずしも自らが関与する必要はなく、代替・外注可能なものであると認識されてきた。体外受精の開発により、妊娠出産の外注もその延長上に位置づけられるようになってきたと考えられる。他方、自らの優秀な遺伝子は他者のものでは代替不可能である。こうしたことから、卵子提供は、あくまでも男性の血縁を繋ぐための手段であり、教育も収入もある都会の女性からは好まれないだろう。自分の卵子を他人の身体に移植して我が子を持つことにそれほど抵抗はないが、他人の卵子を自らの身体に受け入れて妊娠出産することにし抵抗が働き、卵子のレシピエントになろうとする女性は代理出産の希望者よりも少ないと推測される。例えば、高収入の女性が、高齢となり自らの卵子が使用できなくなったとき、それでも「我が子」を得たいとすれば卵子の提供を受けて自ら妊娠出産する方法ではなく、自分よりもっと優秀な遺伝子を持つ女子学生などから卵子の提供を受け、健康な代理母の子宮に移植する形をとることになるだろう。自らの身体に他人の卵子を受け入れて妊娠出産する依頼主は、言い換えれば、代理出産プログラムを購入することができない所得階層の女性に限られる、といえるかもしれない。大都市における富裕な女性の出現は、妊娠出産という労苦を他人に肩代わりしてもらおうという(これまで不可能であった)欲望を産み、代理出産のニーズを上昇させている。
都会と地方、経済格差がますます拡大していく中国で、富裕層のライフスタイルを維持するため、新しいテクノロジーの恩恵を受けた妊娠出産の外注は、ますます好ましい選択肢となっている。「使用人」として社会の下位に位置づけられる女性の身体利用は、母乳の提供といった形のみならず、子宮を用いた生殖機能の提供にまで及びつつある。

Acknowledgements
Mr. John Yang, MD,MBA, China Medicine, LLC
Shanghai Medical Tourism Products & Promotion Platform

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日本が利用される側になる日

中国

禁止下において自国内で行われる代理出産: 中国調査結果

 
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上海新天地
by technology0405 | 2015-11-09 16:17 | field work | Comments(0)


昨日、中国自然弁証法研究会生命倫理学専門委員会と広州医学院が共同主催する「第二回全国生命倫理学学術会議」が開催された。会議では「代理出産」「精子提供」の匿名原則、いわゆる「代理出産や精子提供で生まれた子供に出自を告知すべきか」という問題をめぐって議論を交わした。
華中科技大学大学院哲学科の学生斎佳は代理出産の社会的役割を肯定しつつ、以下のような代理出産のもたらす弊害への注意を喚起した。

①代理出産の実施は一人っ子政策と相反するものである。「生育許可」のない出産で生まれた子供は戸籍の確保が非常に困難であり、監護権の認定も難しくなる。
②養育権、面会権など、代理母の権利が保障できない。
③代理母と依頼者の間に不倫が起こる可能性が高い。
④売春、蓄妾の疑いがある。

ベルギーゲント大学生命倫理研究所の廖挙紅は「ヒトには自分の出自を知る権利があり、一刻も早く精子寄付で生まれた子供に出自を知らせるべきだ」と述べた。家族との関係の維持や差別問題を考慮する上で、廖は「双軌制(二重制度)」の実施、すなわち「提供者は匿名で寄付するかどうかを決め、レシピエントのカップルは匿名で提供された精子を使うか、個人情報を公開している精子を使うかを決める」という折衷案を提言した。

2008.12. 8 「代理出産や精子提供で生まれた子供の出自を知る権利 出自を告知すべきか」
by technology0405 | 2015-03-03 13:01 | Countries | Comments(0)


葉剣、呉敏(2006)「代理出産技術における倫理的や法的再考」『河南医学研究 15』pp.178-180



中国では「誰かに代わってもらって妊娠する」という行為は法律的に禁止されていない (1)。ゆえに、国民はその意思を持っていれば上記の行為を行っても問題にならない。契約法にも違反していないし、もし双方が合意に達していれば、禁止すべきではない。さらに、世間では強い需要が存在しているゆえ「代理出産を合法化すべき」と唱える専門家もいる。しかしながら、代理出産によって起こされる倫理的問題や法的問題は無視することができない。

1. 代理出産技術における社会的倫理再考
まず、代理出産の技術はわが国の国情に合わないと思われる。わが国が2000年以上も儒教の影響を受けてきており、現在に至っても儒教の倫理観が大多数の国民の心に留まり続けている。代理出産という倫理観に反した行為は少なくとも現在の人々に受け入れられそうになく、代理出産で出生した子供たちも差別のまなざしを浴びながら生きていくことは間違いないであろう。また、わが国はいまだに未だに発展途上国であり、貧困や格差の問題が根強く残っている。実際のところ、富裕層は国民のごく一部であり、逆に経済的に最低限の生活すらできない人は多々いる。この状況の下で、代理出産の高額報酬のためにあえて危険を冒す女性が増えていきかねない。その結果として女性が商品化されてしまうことになる。したがって、わが国では代理出産を禁止すべきだと思う。
次に、代理出産の技術の運用は公衆の利益を犯しかねないと考えられる。現在の中国において代理出産はほとんどの国民の利益や社会全体の利益に合わなく、法律の「平等原則」に違反していると筆者は思う。代理出産の実施は莫大な金がかかり、ごく一部の富裕層の家庭を除けば治療費用だけでもほとんどの家庭が負担できない。もっと注目してもらいたいのは、一部の女性が「美意識」に促され、金銭を駆使することで妊娠や出産がもたらす苦痛から逃避しようとしていることがある。その結果、「富裕層の人が貧困層に出産という責任を転嫁しようとしている」ということになり、高いリスクが伴っているだけでなく、一人の人間としても不公平極まりないといわざるを得ない。

2. 代理出産の法的再検討
中国現行の民法から見ると、代理出産は女性の身体権を犯すことになる。身体権をめぐる議論はまだ続いているが、憲法第37条では「公民の身体を侵害することを禁ずる」と明記されており、女性が自分の体を支配する権利を持っている。したがって、女性の生殖器官である子宮を自分の意思で支配すべきだということは言うまでもないであろう。ただし、その権利の行使は無制限なものにならないよう、ある程度の制限を設ける必要がある。実際のところ、現代民法理論では公民の身体権を放棄、もしくは譲渡することは無効だと明記されている。
次に、婚姻法の角度から見ても、代理出産がもたらした弊害も言うまでもないであろう。まず、親族関係を混乱させる恐れがある。子供の母親は誰かという問題が起こり、事実上数人の親を持つことになってしまうこともあり得る。遺伝的親(卵子と精子の提供者)、産みの親(妊娠した代理母)、養育親(子供の扶養者)、どちらが親としての義務を果たすべきなのか?親子関係はどうやって確立するのか?代理出産で生まれた子供の法的地位はどうなるのか?上記のような問題は往々にしてあるものである。
さらに、契約法の角度から見ても代理出産は違法だと思われる。代理出産の契約は合意に達してから締結したものであるが、その契約は法的効力がなく無効なものだと筆者は思っている。契約法に従い契約を作ったといっても、内容の面では現行の法律に違反する箇所があり、その上社会や公衆の利益を犯すため、契約が無効になる。実際のところ、代理出産は上記の憲法第37条に違反しているだけでなく、『民法通則』の第98条「公民の生命健康権」にも違反している。したがって、契約締結という方法で代理出産を合法化しようとすることは間違っていると考えている。


(1)代理出産に関する法律はこの論文が提出された時点より5年前ほど実施されており、この論文の本文にも「代理出産が法律によって禁止されている」と繰り返して強調している。しかし、ここでは「誰かに代わってもらって妊娠するという行為に対して法律的に禁止されていない」という前文と明らかに矛盾していることが記載されている。ただし、「代理出産」ではなく「誰かに代わってもらって妊娠するという行為」という表現が用いられている。
by technology0405 | 2015-02-18 10:21 | Countries | Comments(0)

張天澤、施輝娜(2014)「民法における精子提供制度をめぐる社会的倫理問題、法律との軋轢や調和」『理論界 492pp.73-76


論文概要:「精子提供」、すなわち非配偶者間人工授精(AID)とは、第三者の精子を用いて生殖補助医療を行うことを指す。わが国では精子提供者が子供を知る権利やその子供が出自を知る権利に関する法律は未だに存在しておらず、婚姻法に関する司法解釈の条例を悪用(?)すれば精子提供者がその子供との親子関係を確立することができる。排除請求に関する法律がない限り、親子関係が一旦成立すれば、社会秩序の崩壊を招きかねない。基本規程である『人類精子庫基本標準興技術規範[1](ヒト精子バンクにおける基本操作規程、筆者訳)』においては守秘義務に関する条例が極めて曖昧で、内容自体が矛盾している箇所も多々存在している。そこで、本稿では主に国内外の精子贈与に関する知る権利やその他の権利などのような法律分野の問題を扱い検討し、解決策を提言した。

[1] http://www.doc88.com/p-848872987033.html


章立て

  1. 国際条約における子供が出自を知る権利

  2. ドイツ:保守主義の影響下の児童中心主義

  3. ほかの国における子供が出自を知る権利の現状

  4. わが国の子供が出自を知る権利の法律の制定及び再考

  5. 結論


(1)知る権利は人権のひとつであり、剥奪すべきではないし、剥奪してはいけない
(2)子供の知る権利は何らかの契約によって除外できるものではない
(もしくは「子供の知る権利は何らかの契約によって除外されてはいけない」)
(3)AIDならではの法律を制定すべきである



馬玲、林秋華、杜玉開(2006)「非配偶者間人工授精の倫理や法律問題の一考察」『医学と社会(Medicineand Society6-19pp.46-48



http://www.doc88.com/p-95627931343.html

章立て

  1. 親子関係の複雑化とAID子供の法的地位

  2. 独身女性はAIDをしてもいいか

  3. AID生育における同意原則

  4. 子供の出自を知る権利について

  5. 精子バンクと近親交配の問題



4. 子供の出自を知る権利について


 わが国では政府がAIDの実施中に互いの情報開示をしないよう要求している(「匿名性」を指す。中国語原文:「互盲」原則に従う)。寄付した精子でAIDを行う場合、寄付者とAIDを受ける夫婦及び出産した子供、AIDの実施に関わるすべての医療機関の関係者は「互盲」原則に従わなければならない(互いの個人情報を開示してはいけない)。トラブルが起こらないよう医療機関の関係者は守秘義務を果たさなければならない。ここで一つ大きな問題がある:AIDで生まれた子供の出自を知る権利に関する問題である。子供が成長していくと遺伝学的な親を知らせるべきか?もし偶然に子供の恋愛対象は遺伝学的な親の子供であれば、近親婚を回避するために遺伝学的な親の情報を子供に開示するべきか?元々、「互盲原則」や守秘義務が機能しているため、精子提供者の情報を知りようがない。このような状況の下に、AID子供の立場から見ると不公平で極まりないのである。したがって、どのように情報開示の問題を円滑に解決するかは今の社会にとって非常に重要な課題の一つと言っても過言ではないであろう。2003年公開した『人類補助生殖技術やヒト精子バンクにおける倫理的原則』では下記のように述べている。



 AIDを受ける夫婦及びAIDの実施に関わるすべての医療機関の関係者は精子提供者の個人情報を調べる権利がない。寄付した精子の使用は厳重な管理の下で行われなければならない。精子バンクは匿名という前提の下でAID子供に医学的な情報つきの婚姻お問い合わせサービス[1]を提供する義務がある。


 上記の条例は今までと比べれば一歩進んでいると言えるが、完全にAID子供の知る権利



[1] 精子バンクは精子提供者所持の遺伝病などのような必要とする情報をAID子供に開示した上で、未来の結婚相手に対する相談に乗る義務があるということです。


李信暁、崔愛玲、付峰、史文博、李良恵、田甲楽(2014)「大学生の精子寄付における倫理的研究」『中国医学倫理学 27-1

pp.144-146

http://yxllx.xjtu.edu.cn/PDF/201401/48.pdf

論文要旨:現在、わが国では各地の精子バンクが深刻な精子供給不足問題に悩まされている。精子バンクの関係者は地元の大学生をターゲットにし、大学キャンパスを中心に精子寄付の宣伝活動を展開している。しかし、わが国の未来は大学生が背負っており、大学生は大学で自分自身を高めていかなければならない。そこで、本研究は大学生の精子寄付に対する認識や、精子寄付のもたらす身体的な害と心理的影響、学業と未来の家庭生活と婚姻生活にもたらす影響に対して倫理的考察を加えることで、社会の注目を集めて大学生の心身健康を守ることを目指す。





Abstract: At presentthe major sperm banks in China are short of source of spermand the sperm banks take the university campus as a main positionfor donors propagandatake the college students as the mainobject of donors publicity Howeverthe college students shoulder the countrys future and their each auality is being constantly improved This paper analyzed the cognition of college students to donatespermsperm donation process physical harm and psychological impact on thecollege studentsand the studies and future familymarriage life aspects so as to cause social attention from all walks of lifein order to let college students get better protection.



  1. 大学生の精子寄付に対する認識

    大学生の生命倫理観が家庭環境や世論に大きく左右される。一部の精子バンクの関係者が報酬を誇大宣伝する一方、健康への悪影響を故意に隠蔽している。わが国ではほとんどの大学生が生活費を稼ぎようがなく自立できない。筆者の調査によると、精子寄付に応募する大多数の大学生が報酬金目当てであり、富裕家庭出身の学生であっても補償を求めることがある。ほかに、ごく一部の寄付者がけしからぬ動機に駆られて「刺激」を求めるために精子寄付に応募したこともある。

  2. 精子寄付の大学生に与える影響
    2.1(不当な?)精液の採取方法のもたらす身体的な害
    一般的には精液の採取方法は自慰方式であるが、自慰の快楽に溺れて健康への悪影響をさらに加速していく恐れがある。
    2.2 精子寄付の学業に及ぼす影響大学生は本分が勉強であるが、精子寄付が終わるまでおよそ1年以上の時間がかかる。
    その過程中かなりの時間を費やしてしまい、挙句に学業に支障をもたらすことになる。
    2.3
    精子寄付の大学生に与える心理的影響
    中国伝統的な道徳観の影響の下に、個人情報が漏洩してしまい、知人や家族に精子寄付のことを知られるという
    予想外のことが起こると、当人に多大な迷惑をかけることになる。

  3. 精子寄付によって起こる家庭の倫理的問題
    3.1
    AID児と伝統的家庭における親子関係
    近年、精子寄付によって起こる家庭内のトラブルが見られるようになってきた。保護者間のトラブルが発生すれば、供が自分の身分を疑いはじめる。そこでさらに連鎖的にトラブルが起きる恐れがあるので、そうならないよう解決策を真剣に検討しておく必要がある。
    わが国では一般的にはAID児に出自を教えていない。Kateなど[1]は実験を通して「半数以上の専門家や精子寄付者がAID児に出自を教えるべきだと思っている」という結果を得たと述べたが、出自を教えることにより起こる心理的な問題、すなわち「AID児が自分の真実を知っていれば心境はどう変わっていくか、他人に知られると差別的扱いを受けるか心配する」という問題が続いて起こると思われる。
    わが国の『婚姻法』では、AID児のもつ権利や義務は自然妊娠で生まれた子供と同じであると明示されている。しかしながら、AID技術は海外から導入してきた新しい技術であり、諸外国ではAIDにおける法制度が既に完備されているのに対して、わが国では未だにAIDに関する公式的なものが存在していない。それゆえ、AID児も精子提供者も、生活におけるあらゆる権利が保障されないまま生きていかなければならないことになってしまう。実際のところ、AID児と自然妊娠で産まれた子供の間に紛争が生じたことが報道されている[2]。したがって、精子寄付者の不安も重視されるべきだと考えている。
    3.2
    精子寄付により高くなる近親婚の可能性
    わが国の法律には「一人の男性の精液を5人の女性に妊娠させるのが上限である」という条例がある。しかし、匿名性(原文:「三盲法」)により個人情報が厳重に制限される以上、互いに「誰が誰の子供か」ということを知りようがない。その結果として、近親婚の確率は大幅に上がることになる。

  4. 大学生における精子寄付で起こった倫理的問題への対策
    4.1 寄付者への管理や心理カウンセリングの強化
    近親婚とならないよう精子寄付者とAID家庭のデータの厳重保管や追跡を徹底する。
    精子の商品化にならないよう、1回以上の精子寄付を禁じ、さらに、精子バンクのデータを全国共有する。
    心理カウンセリングを行う。
    4.2 精子バンクへの管理の強化

    4.2.1 精子バンクの成立許可をより厳重、慎重に

    現時点でわが国では16個の精子バンクが通常運転している。これから新たな精子バンクを設置する際に、高い技術水準を有するかつ生殖補助医療専門の機構に限定する必要がある。

    4.2.2 精子バンク管理の法制化や倫理制度の改善

    AID技術の濫用や商品化にならないよう精子バンクの倫理学的管理を重視しなければならない。




    [1] 出典なし

    [2] 出典なし






















































by technology0405 | 2015-01-28 13:13 | Countries | Comments(0)

中国の精子提供

近年、世間の価値観の変化や補償金の引き上げなどの要因で、中国では精子提供が異常なまでの人気である。中国広東省にある人類精子バンクに保存されている精子の提供者は95%以上が大学生であり、応募者の人数があまりにも多すぎるゆえ今年の時点ですでに来年分の募集定員数の精子を入手してしまうということも少なからずある

補償額が増額されて以来、以前より多くの学生が合計およそ3,000元(約50,000円) 補償目当てに精子提供をしてきたと、精子バンクの責任者が述べた。最初のステップでは、健康診断に合格した提供者は300元(約5,000円)、不合格者は50元(約800円)がもらえる。次に、合格者に5-10日ごとに一回精子を採集してもらう。十分な量を取るために総計10回程度の採集が必要とされ、毎回採集が終了した後に直ちに補償金を支払う。

責任者の話によると、以前、提供者は毎年500人ぐらいしかいなかったが、去年では900人もいたという。精液サンプルを既に1,500個以上入手しており、合格率は30%に達し、試運転の段階より10%も高かった。95以上の提供者は大学生もしくは大学の卒業生であり、修士や博士の提供者も相当な数に達している。

中国のネットでは「精子採取の際に美人の看護婦が『手助け』をしてくれる」という噂話が広がっていたが、責任者がそれを否定している。実際のところ、待機している間『人之初』というような健康雑誌を提供者に読ませ、その後個室へ案内し、グラビア雑誌やアダルトビデオを見せて採取してもらうという流れである。

「广州男大学生热衷捐精 补贴提价成主因」(日本語訳:精子提供が広州の男性大学生の間に流行中 補償金の値上げが原因か)
[鳳凰網(元ソースは長江日報) 2011.3.9 ]



by technology0405 | 2015-01-19 16:18 | Countries | Comments(0)


代理出産技術や精子の不法採取などの9種類の違法行為を撲滅する‐2月5日、ヒト生殖補助技術管理規範テレビ会議が北京で開催された。中国衛生部、中国総後勤部が『ヒト生殖補助技術管理規範活動法案』を提案し、生殖補助医療を行う機関の内部統制や違法機関の処罰を要求する。衛生部部長の陳竺は、「今回の行動の遂行は今年の主なプロジェクトであり、監督の体制を整え、監督の職責を明確にし、生殖補助医療に関する法律や技術を規範し、長期的かつ有効な監督機制を制する」と指示した。中国では、100組毎に7組~10組のカップルが不妊症であるとされており、その中で20%の不妊カップルが生殖補助医療の治療を受ける必要があると推測されている。2012年の年末の時点、352軒の医療機関が生殖補助医療の運用や精子バンクの設置の許可を受けている。2011年、生殖補助医療を通じて、6万組以上の不妊カップルが子供を産むことができた。しかし近年、一部地域の日常の管理や審査を怠っているせいで、生殖技術のサービスや市場がかなり混乱している。資格を持っていない人や機関がひそかに生殖補助医療を行ったり、インターネットで排卵誘発剤を販売したり、医療施設の人員なのに利益を追求して不法行為をしたり、法律で禁止された代理出産や卵子の取引をしたりすることが多発しており、社会に多大な悪影響をもたらした。
 陳は、「法律に反する生殖補助技術を行うことは、国民の健康権を侵害する行為である。例えば、代理出産や不法精子、卵子の採取と提供を通じて伝染病が移りやすく、先天性欠損症の発症率も上がり、社会倫理関係の混乱をもたらし紛争になりやすい。これらの行為は我が国の法律の厳粛性への挑発であり、衛生行政部門にとって新たな大きな挑戦である。今回の管理規範活動は生殖補助技術の規範を推進し、衛生部門の監督職責の意識を強化し、国民の健康権を守るものである」と述べた。
 『ヒト生殖補助技術管理規範活動法案』では、現在の法律によると、以下の違法行為を重点項目として処罰する:医療機関が許可をもらわずに精子バンクを経営し、生殖補助医療技術を開発すること;医療機関が範囲規制を超えて生殖補助医療技術を開発すること;配偶子、受精卵や胚の不法売買;精子の不法採取や、「ヒト精子バンク許可証」を持っていない機関で提供した精子を使用すること;代理出産を行うこと;生殖補助医療技術を行う際に性別選択をすること;医療機関の職員が違法な生殖補助医療技術の開発や使用などを関与すること;排卵誘発剤の濫用や不法売買;『ヒト生殖補助医療技術管理法案』、『ヒト精子バンク管理法案』、『軍隊医療機関におけるヒト生殖補助医療技術管理法案』に違反すること。『法案』によると、規範活動の間、生殖補助医療技術の審査を一時見合わせ、審査済みの生殖補助医療技術を改めて審査する。各地は審査済の上で許可を受けている生殖補助医療技術機関を公示し、メディアや国民からの監督を積極的に受ける。審査不合格の機関は期限までに内部統制を要求し、また審査に落ちた場合、技術資格を取り消す。今回の規範活動を通じてまとまって違法事件を処理し、完備している監督制度を設け、定期検査制度を強化し、動的管理審査を徹底し、定期検査や不定期検査を行う。その上、違法機関や個人のブラックリストを作成し、警察に通報する。
 総後勤部衛生部の副部長王玉民は、「軍隊医療機関は生殖補助医療技術を開発する過程で、技術のビジネス化や拡大化を厳禁する。監督職責を明確し、全面的にネットワーク管理を遂行し、制度の抑止力や監督の執行力を上げる」と述べた。 



by technology0405 | 2015-01-16 10:02 | Countries | Comments(0)

中国当局「ベトナムお見合いツアー」を捜査 詐欺・人身売買の疑い、背景に深刻な花嫁不足
2013.11.18 産経ニュースより抜粋
【上海=河崎真澄】ベトナムで花嫁を探す「お見合いツアー」の募集サイトに詐欺や人身売買の疑いがあるとして、中国公安当局が捜査に乗り出した。
 地元紙によると、ベトナムで集団お見合いをした中国人男性が花嫁の候補を選んで多額の紹介料を払ったとたん、女性が逃げるなどの被害が出ている。紹介業者は「女性に暴力を振るった」として返金を拒んだという。ベトナム人女性を金銭で取引したケースも疑われている。
 抽選で旅費を無料にすると宣伝した花嫁探しツアーのサイトには、11月の募集で数時間に4千人以上の男性が殺到。中国では30代の未婚者が男性約1200万人に対し、女性は約580万人との調査もあり、深刻な花嫁不足が背景にありそうだ。
 一人っ子政策が続いた中国で男の跡継ぎがほしい両親が、妊娠中に女の子と判明すると中絶するケースもあり、昨年の新生児は女の子100人に対し男の子は118人。結婚の条件として、高収入の職業やマンション、乗用車を男性側に突きつける傾向も強い。
 お見合いツアーの宣伝には、「ぜいたくな要求をしないベトナム花嫁を探しに行こう」との文句もあった。

その他ベトナム人身売買関連記事
Trafficking in Persons Report 2013
[Embassy of the United States of America in Vietnam 2013/12/30]
在ハノイアメリカ大使館の報告

Human traffickers jailed for 80 years
[Viet Nam News, December, 24 2013]

中国:73万円で手に入れたベトナム人妻を売る、湖南省男性に有罪判決
[newsclip.be 2013年12月24日]

Girl smuggled into Britain to have her 'organs harvested'
By Steven Swinford
[The Telegragh, 18 Oct 2013]
臓器売買目的でソマリア人少女がイギリスに売られた事件が発覚。イギリスで人身売買の対象になった371人の子供のうち、95人がベトナムから、67人がナイジェリアから、25人が中国から連れてこられた子供だった。その他ルーマニア、バングラディシュなど。

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by technology0405 | 2014-01-06 14:44 | Countries | Comments(0)

上海の精子が危機的状況にある。専門家は、その「主犯」が汚染にあると見ている。上海の大手精子バンクに保管されている精子のうち、WHOの定めた基準に達しているのはたった3分の1であることが、地元紙の報道によって明らかになった。

Renji Hospital(仁济医院)泌尿器科の精子専門家Li Zheng医師は、男性不妊が「年を追うごとに増えている」ことを「非常に懸念」していると、Shanghai Morning Post紙に語った。「もし今環境を守る取り組みをしないなら、人類はさらなる不妊に陥るだろう。」Li医師のチームが2012年に行なった研究は、ここ10年の環境悪化が、無精子症・低精子症を含む精子の質低下と密接に関係していると結論づけた。「環境が悪いと、精子は“奇形”となり運動率が低下する。生態系が安定しているかどうかを確かめるには、精子を調べればよい。」と、精子バンクの運営にも携わるLi医師は言う。

これは中国の精子バンクの苦境に追い打ちをかけるニュースである。質の問題を別にしても、中国は長らくドナー不足の問題に直面してきた。ドナーが少ない上に使える精子が少ないとなると、闇市場に出回る精子に30000元($4,900)もの値段がつくことになるだろう。精子の質の低下は、違法市場をますます活発にすると考えられる。

Pollution pushes Shanghai towards semen crisis
By Tom Phillips, Shanghai
[The Telegraph, 07 Nov 2013]

Pollution has damaged Chinese sperm so much that a black-market shot costs up to $4,900
By Gwynn Guilford
[QUARTZ, November 7, 2013]

中国の大気汚染:精子の数や不妊率に悪影響か
Antonia Blumberg
[The Huffington Post, 2013年11月11日]

Newest Pollution Concern: ‘Ugly’ Sperm
[China Real Time, Nov 7, 2013]

生殖專家:上海10年來2/3捐精者精子活力不達標
陳裏予
[News Shina.com, 2013年11月05日]

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by technology0405 | 2013-12-06 13:30 | Countries | Comments(0)
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