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ノルウェー政府は、ノルウェー国内での代理出産禁止を変えるつもりはない。しかし、労働党(Labour Party)の議員で厚生省副大臣を務めるNina Tangnæs Grønvold 氏が、「現行法をより明確に」する意向があると提案した。副大臣は、ノルウェーのバイオテクノロジー法は国外に適用せず、法改正では、海外で商業的代理出産を行なった親たちを罰しないという点のみをはっきりさせたいと強調した。

キリスト教人民党(KrF)は、バイオテクノロジー法が代理出産を認める方向に緩和されるのではないかと懸念している。中央党健康政策部門のスポークスマンで、ノルウェー国会の保健・ヘルスケア常任委員会副会長Kjersti Toppen議員も、改正が「海外代理出産を合法化する」として同意しない。

インドがビザの必要条件を厳しくしたことで、代理出産を希望するノルウェー人は、インドで代理出産を依頼することが出来なくなった。2年以上の婚姻関係にある異性カップルで、代理出産が母国で認められているという証明書を提示できる外国人のみが、代理出産用メディカルビザを受けられる。ノルウェーは、その証明書を発行しないとはっきり宣言している。バイオテクノロジー法の中に海外の代理出産を禁止しないという条項ができれば、状況は変わる可能性がある。

Mala Naveen(ノルウェーとインドにルーツを持つ作家。インドに行き、医師や活動家、インド人代理母、ノルウェー人依頼親たちの話を聞いた)による“The Global Baby”の出版、インド人代理母死亡の報道、ノルウェー王太子妃メッテ=マリットのインド訪問といった一連の出来事が、代理出産に関するノルウェーでの議論を引き起こしている。

Surrogacy in Norway a touchy issue
by Tove Andersson
[ The Foreigner, 13th April 2013 ]

Surrogate mother died after birth
Nina Berglund
[newsinenglish.no April 2, 2013]

Copyright(C) 2011 SGRH. All Rights Reserved.
by technology0405 | 2013-10-17 12:02 | Countries | Comments(0)

ノルウェー人カップルの依頼で子供を出産したインド人代理母が、合併症で死亡した。妻を亡くしたインド人の夫が、ノルウェー政府に賠償を求める可能性があることをDagsavisen 紙が報じた。この報道を機に、ノルウェー国内では海外の代理出産の倫理的問題を危惧する声が高まっている。

インド人男性Naeem Qureshi の妻Mona は、2012年、夫の医療費を払うために代理母になった。しかし出産中にE型肝炎による合併症が起きた。彼女が生んだ双子のうち一人は死亡したが、もう一人は依頼カップルと共にノルウェーに帰国した。Monaの子供たちと病気の夫は、一切の支援もないまま後に残された。

夫のQureshi氏に無料で法的支援を行なっているノルウェー人弁護士Shahzad Nazir氏は、代理母の夫が裁判所に行かなくてもノルウェー政府から支援を受けられるようにしてほしいと語った。
「我々は外務大臣(Ministry of Foreign Affairs)と子ども・平等・社会大臣(Ministry of Children, Equality and Social Inclusion)に金銭的、医療的支援を提供するよう依頼した。Qureshi氏は重症で、入院している。」

Nazir弁護士は大臣宛の書簡で、国民に対しノルウェー国内での代理出産を違法にしても、海外の代理出産に目をつぶっているのだから、国に責任があると述べている。大臣が支払いを拒否した場合は、数日以内に訴訟手続きを進めるつもりだという。

Surrogate death husband may sue Norway
[Tha Local, 01 Aug 2013]

Surrogatmor for norsk par døde etter fødsel
[Aftenposten, 02.apr. 2013]

Indian surrogate mother dies after delivery of child for a Norwegian couple
[The Kubrick Theme. Blog at WordPress.com. April 2, 2013]

Biological Colonialism = Outsourcing Ethics
By Wesley J. Smith
[National Review Online August 2, 2013]

Surrogate mother died after birth
[NEWSinENGLISH.no, April 2, 2013]

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by technology0405 | 2013-10-16 12:15 | Countries | Comments(0)

王太子妃のインド訪問

ノルウェー王太子妃メッテ=マリット(39)が2012年10月下旬に「個人的な」旅行と称してインドに行った理由が、宮殿の従業員の代理出産児を世話するためであったことが確認された。この異例のメッテ妃によるインド訪問は、代理出産という問題も相まってメディアの注目を引くこととなった。

地元紙Haugesunds Avis の報道によると、王太子妃は10月23日にニューデリーに行き、インドのビザを取得できなかった依頼父に代わって代理出産で生まれた双子の面倒を見た。代理出産の依頼親にあたるノルウェー人ゲイカップルは王太子夫婦の「親しい友人」だという。このカップルは子供を持つためにインドで代理母を雇っていた。メッテ妃は、カップルがビザを取得してインドに到着後、子供をカップルに渡し、10月28日に帰国した。

王太子妃のインド訪問は論争を引き起こす可能性を孕んでいる。ノルウェー当局は通常、海外での代理出産に対し否定的な見解を示しているからだ。ニューデリーにあるノルウェー大使館のウェブサイトは、トップページで、ノルウェー法の下では代理出産契約は有効でないということを警告している。

それでも代理出産を利用する者の数は、ゲイカップルでもそれ以外の不妊カップルでも増えている。最近アメリカの代理出産で子供を得た元警察本部長Oeystein Maeland もその一人である。帰国後に代理出産児の親権をめぐる法律問題にぶつかるカップルも中にはいるが、このゲイカップルが正式に認められてから後にも、インドで生まれた30人近くの代理出産児に対し、ニューデリーのノルウェー大使館はパスポートを発行している。

「私は代理出産に賛成の立場を表明したわけではない。病院に取り残された二人の赤ちゃんに何かしたいという気持ちからしたこと。」とメッテ妃は言う。Manav Medicare Centerの病院スタッフは彼女のことをただのベビーシッターだと思っていた。

ノルウェーは代理出産を禁止しているが、国外での代理出産依頼を処罰する規定はない。同性愛に関しては、1993年に同性パートナーシップ制度を、2009年に同性婚を認めている。代理出産問題は、たびたび政治的な議論を呼んでいる。
 
Norway's crown princess minded surrogate children
[Associated Press 2012 Dec. 3]

Norway princess in secret India trip to play nanny
[Reuters Dec 3, 2012]

Mette-Marit aided surrogate parents
by Nina Berglund
[Views and News from Norway / December 3, 2012 ]

Norway princess, incognito, rushes to aid surrogate twins
[FRANCE24, 03 December 2012]

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by technology0405 | 2012-12-04 16:17 | Countries | Comments(0)

ノルウェー人女性Andras Bellsがインド・ムンバイのクリニックで代理出産した問題を受け、デリーのノルウェー大使館が調査を始めた。双子が生まれたLH Hiranandani病院なども視察。

Rotundaクリニックの医長Dr Gautam Allahabadiaは、Indian Council of Medical Researchのガイドラインを中心になって作った人物。
「代理出産に必要な書類はそろっている。クリニックは法的にも倫理的にも問題ない。」
「代理出産は広く行われており、自然妊娠できない女性にとっては唯一の選択。」
「おそらくノルウェー人の海外代理出産をノルウェーが問題にしたのはこれが初めて。Bellの友達もインドで代理出産を依頼したが、問題なく子供と帰国できた。患者には、自分の国の法律については最新情報を得ておくよう常に言ってある。」

ノルウェーでは代理出産に関する生殖技術の使用を制限している。双子の男の子にノルウェー国籍が与えられる見通しはなく、養子縁組になる可能性が高い。
「ICMRのガイドラインでは、出生証明書には依頼者の名前のみが子供の両親として記載されることになっている。」とDr Gautam Allahabadia。

インドで代理出産を認める法律があっても、このケースのように、代理出産を認めない国との間で子供の帰国トラブルがいまだに起こっている。

Surrogate twins in no-mans land
[THE TIMES OF INDIA Jul 21, 2010]

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by technology0405 | 2010-07-30 12:24 | Countries | Comments(0)
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