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2012年11月、イスラエルは、グルジア・トビシリで代理出産したイスラエル人依頼親の双子(生後6週間)にイスラエル国籍を認めず、パスポートの発行を拒否した。2012年11月9日にラマトガン家庭裁判所が、政府はDNA検査を求めることなく依頼男性Rを父親と認めるべきだとする判決を出していたが、国はこれを拒否した。

これまで、代理出産の依頼男性がDNA検査によって父であることを証明して初めてパスポートが子供に発行され、イスラエル入国が認められてきた。母親がDNA検査を受けることは認められていない。依頼女性は帰国後に子供を養子縁組しなければならない。

しかしラマトガン家庭裁判所は、国がDNA鑑定の代わりに医学的・法的書類を受け入れるべきとするJudith Meisels弁護士の主張を受け入れた。
Tamar Snunit-Forer裁判官は、子供の最終的処遇が決まるまで依頼女性Dを子供の法的保護者に指定した。決定を延期したいという国の要求は却下された。

この家庭裁判所の判決文を持って、Rはトビリシ(グルジアの首都)のイスラエル領事Herzl Maimon氏に対し、自分を子供の父親として登録するよう求めた。Maimon氏は、外務省からの指示がないとしてこれを拒否。Snunit-Forer裁判官は再び、国に対し、裁判所の判決を受け入れるよう指示した。国は上訴することを表明し、それまでの間、子供には通行書(入国はできるが、国籍等は与えられない)を発行することを提案した。裁判官はこの提案を拒否し、すぐにパスポートを発行するよう国に命じた。

Rはイスラエルに戻り、裁判所が2度目の命令を出した次の日、地元の登録所に子供の出生登録に行ったが断られた。エルサレムの登録所や検察庁をたらい回しにされた後、夜になってようやく、子供の身元証明書が用意できたと知らされた。しかしその書類には、子供の識別番号が記載されていなかった。

カップルの弁護士の働きかけによって、Snunit-Forer裁判官は、国が指示に従わないなら法廷侮辱罪にあたる可能性があるという警告を国に出した。裁判官は3日以内にパスポートを発行するよう命令したが、国は断固としてこれを拒否し、トビリシの領事は子供に通行書だけを発行すると伝えた。その間に検察庁が、家庭裁判所の決定に対して、テルアビブ地方裁判所に上訴を行った。弁護士と相談の結果、カップルは通行書を使って帰国することに決めた。
「裁判所の決定を尊重しない政府のやり方に怒りを覚える。もし子供の国籍がないまま帰国したら、はっきりしない状態が続くのではないかと不安に思う。」とRは語った。

State refuses to issue passports for babies of surrogate moms
Ilan Lior
[HAARETZ | Nov. 29, 2012]

Israeli court: Genetic test not needed in surrogacy cases abroad
Ilan Lior
[HAARETZ | Nov. 12, 2012]

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by technology0405 | 2014-03-20 11:27 | Countries | Comments(0)

2012年3月に家庭裁判所が、代理出産の依頼女性が自己卵子を使用していれば正式な母親と認める、という判決を出してから2週間たっても、在グルジア イスラエル領事館は裁判所命令に応じず、依頼両親に対してDNA検査を実施しなかった。

夫Yoniと妻Natasha Pinhas(現New Life Israelのディレクター)は、海外代理出産で生まれた子供の親は両親のDNA検査によって確定されるべきだと主張。主張が通るまではグルジアに留まりイスラエルに帰国しないと宣言した。それまでは父親だけにDNA検査が実施され、依頼男性が正式な父親と認められれば、子供にパスポートが発行されていた。母親はイスラエルに帰国後、養子縁組の手続きを行う必要があった。Natasha Pinhasは自分が母親だと法的に認められないまま子供と帰国することを拒否した。

ラマトガン家庭裁判所のShifra Glick裁判官によって、両親にDNA検査を行うべきという判決が出されたにもかかわらず、政府の関係省庁は何度も検査を延期した。
判決の次の日、Yoni PinhasはTel HashomerのSheba Medical CenterにDNA検査を受けに行った。しかし、その結果をできるだけ早くグルジアに転送して欲しいと外務省に依頼すると、裁判所の判決をまだ受け取っていない、という返事であった。

その間に在グルジア イスラエル領事館に行ったNatashaは、夫もグルジアで検査を受けなければならないと言われた。しかし夫のグルジア到着後も、スムーズではなかった。DNA鑑定書に代理母のサインが必要だと言われたが、代理母は僻村に住んでおり、グルジア法では、どんな場合でも代理母は子供と関係しないと定められている。
カップルは何とか代理母を領事館に連れてくることができたが、今度はイスラエルの法的当局が、公証人と総領事の認可つきの代理母の宣誓供述書を提出するよう求めてきた。代理母のサインがなければ、手続きを進めることはできないと言われた。その数時間後、イスラエルの駐グルジア大使により、イスラエルからの検査キットがまだ発送されていないと知らされた。「夫婦は、判決が実行されるよう裁判所が取り計らってくれると信じている。」と夫婦の弁護士Judith Meisels氏は語った。

外務省のスポークスパーソンは「キットの到着の遅れはイスラエルの空港で起きた障害のせいで、外務省とは何の関係もない。事態を知って直ちに外務省は、検査を早めこの家族を助けるように動いている。」と述べた。
検察庁のスポークスパーソンは「現地の代理母による宣言書は必要。どの裁判所の決定も、代理母の地位に言及していない。検査が遅れたのは、カップルの気が変わったからだ。最初DNA検査を希望していたが、あとで気が変わって検査を拒否した。」と説明した。

Parents accuse state of stalling in precedent-setting surrogacy case
Dana Weiler-Polak
[HAARETZ | Mar. 23, 2012]

Biological moms forced to adopt own children in overseas surrogacies
Dana Weiler-Polak
[HAARETZ | Dec. 12, 2011]

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by technology0405 | 2014-03-19 12:01 | Countries | Comments(0)

インドで23歳の卵子ドナーが採卵後に死亡した。最初の検視報告書によると、Yuma Sherpaの死亡原因は骨盤領域の内出血で、卵巣が腫大していた。Sherpaの早すぎる死をきっかけに、インドの卵子提供規制を求める声が高まっている。

インドで卵子ドナーの死が大きく報道されたのは、これで2回目である。2012年に、17歳のSushma Pandeyが3度目の採卵後に亡くなっている。インドの卵子提供では一回に40,000-100,000ルピーがドナーに支払われる。

2014年1月29日に南デリーLajpat Nagarの不妊治療クリニックで採卵中に亡くなったYuma Sherpaは、典型的なケースである。夫のSanju Ranaによると、彼女はドナーになるようクリニックの仲介人から説得されたという。「妻は1月8日に治療を開始した。注射の後に不快感を訴えていたが、クリニックから治療を続行するよう強いられた。明らかな医療過失だ。デリーの警察本部長に会って訴える準備をした。」と夫は言う。

採卵後に夫がクリニックに妻を迎えに行ったところ、術後室でぐったりしており、夫がスタッフに訴えたが「薬の影響だろう」と言われた。1時間経っても意識が回復せず、救命措置が行われたが、間に合わなかった。

警察は現在、さらに詳しい内臓検査の結果を待っている。全インド医科大学 (AIIMS) で行われた最初の検視では、ホルモン注射によるとみられる深刻な卵巣腫大が見つかった。子宮と卵巣周辺の腹膜に血腫あるいは血液凝固があった。注射されたホルモンの量は、現在調査中である。彼女は採卵のために全身麻酔を受けた。全身麻酔への拒絶反応が起きた可能性もある。
「彼女がリスクについてどれほど知らされていたのか、今のところ何も分かっていない。証人はいない。彼女が仲介人と一緒に病院に行っていたとして、その仲介人が証人になるだろうか。」とSAMAのSarojini N氏は言う。SAMAはこの件に関し、公正な取調べを求める文書を保健相に送った。

全インド民主女性協会(AIDWA)の副会長Sudha Sundararaman氏は、カウンセリングも監視も適正評価もないまま卵子提供に追い込まれる貧しい女性の脆弱性が、この事件で浮き彫りになったと語った。「保健家族福祉省は、卵子提供ビジネスの規制法案を今すぐ作成すべきだ。」

専門家によると、国内3000施設以上の不妊クリニックを規制する法律はなく、医療事故は増加しているという。「この事件だけについてコメントするのは難しい。しかし、より多くの卵子を採るため過剰な刺激を行うなどの医療過誤は、間違いなく蔓延している。この領域を規制するための法律は確かに緊急の要事だ。」とセントラル・デリーで不妊クリニックを経営するAnoop Gupta医師は語る。「デリーは、どこを歩いても不妊クリニックだらけだ。安い代理母を求めて外国人が来るので、不妊ビジネスはとても儲かる。女性たちの権利や健康、医療ニーズは重要視されない。」

卵子提供では、ゴナドトロピンというホルモンをドナーに与えることで、排卵される卵子の数を増やす。ホルモンが卵巣を強く刺激することによって、卵巣過剰刺激症候群(OHSS) になることがある。「軽症または中等度症のOHSSは8-10%の割合で起きるが、重症のOHSSが起こるのは1-3%と非常にまれだ。AIIMSでは1%にも満たないと思う。」とAIIMSの不妊治療専門医は言う。ホルモン投与量は患者の体格指数、卵巣状態、ホルモン値をもとに医師が決定する。AMH(抗ミューラー管ホルモン)値測定などドナー適格検査によってもOSSHを防ぐことができるという。「もし患者のAMH値や卵巣予備能(ovarian reserve)が高ければ、OHSSを起こす傾向があるので、ドナーにさせないほうがよい。」とAIIMSの医師は説明する。

採卵するクリニックが、OHSSや全身麻酔の拒否反応の予防体制、それらが起きたときの対処方法を確立しておくことは当然の責任と考えられる。SAMAを始めとする女性団体が声を上げており、大きな議論に発展する可能性がある。

Donor Dies In India Following Egg Retrieval 
By Andrew Vorzimer
[The Spin Doctor, March 12, 2014]

Egg donor’s death: Internal bleeding, ovaries severely enlarged, says report
Written by Pritha Chatterjee
[The Indian Express, February 9, 2014]

JUSTICE FOR YUMA SHERPA: No to Commodification of Women’s Body Parts
Sudha Sundararaman
[Peoples Democracy, March 09, 2014]

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by technology0405 | 2014-03-14 16:41 | Countries | Comments(0)

2009年にアメリカ人夫婦がインドで代理出産を依頼し、男の子が生まれた。依頼夫婦は、帰国のために子供のパスポートをチェンナイのアメリカ大使館に申請した。しかし、夫婦は卵子提供を利用しており、子供と依頼妻の間に遺伝的つながりがなかったため、大使館は女性を母親と認めなかった。夫婦が弁護士に養子縁組の手続きを依頼したのち、出生証明書は修正され、アメリカ人夫婦は子供と帰国することができた。アーメダバードにあるBavishi Fertility InstituteのDr Falguni Bavishi によると、これまで卵子提供を利用した代理出産で子供を得たアメリカ人は問題なく帰国しており、このような「嫌がらせ」は珍しいと語った。

In the womb of controversy
Jaya Menon
[The Times Of India, Jan 25, 2010]

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by technology0405 | 2014-02-10 11:05 | Countries | Comments(0)

ノルウェー人カップルの依頼で子供を出産したインド人代理母が、合併症で死亡した。妻を亡くしたインド人の夫が、ノルウェー政府に賠償を求める可能性があることをDagsavisen 紙が報じた。この報道を機に、ノルウェー国内では海外の代理出産の倫理的問題を危惧する声が高まっている。

インド人男性Naeem Qureshi の妻Mona は、2012年、夫の医療費を払うために代理母になった。しかし出産中にE型肝炎による合併症が起きた。彼女が生んだ双子のうち一人は死亡したが、もう一人は依頼カップルと共にノルウェーに帰国した。Monaの子供たちと病気の夫は、一切の支援もないまま後に残された。

夫のQureshi氏に無料で法的支援を行なっているノルウェー人弁護士Shahzad Nazir氏は、代理母の夫が裁判所に行かなくてもノルウェー政府から支援を受けられるようにしてほしいと語った。
「我々は外務大臣(Ministry of Foreign Affairs)と子ども・平等・社会大臣(Ministry of Children, Equality and Social Inclusion)に金銭的、医療的支援を提供するよう依頼した。Qureshi氏は重症で、入院している。」

Nazir弁護士は大臣宛の書簡で、国民に対しノルウェー国内での代理出産を違法にしても、海外の代理出産に目をつぶっているのだから、国に責任があると述べている。大臣が支払いを拒否した場合は、数日以内に訴訟手続きを進めるつもりだという。

Surrogate death husband may sue Norway
[Tha Local, 01 Aug 2013]

Surrogatmor for norsk par døde etter fødsel
[Aftenposten, 02.apr. 2013]

Indian surrogate mother dies after delivery of child for a Norwegian couple
[The Kubrick Theme. Blog at WordPress.com. April 2, 2013]

Biological Colonialism = Outsourcing Ethics
By Wesley J. Smith
[National Review Online August 2, 2013]

Surrogate mother died after birth
[NEWSinENGLISH.no, April 2, 2013]

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by technology0405 | 2013-10-16 12:15 | Countries | Comments(0)

イタリア人夫婦が2012年にインド代理出産で得た子供の地位に関する判決文。依頼父の精子と提供卵子による子供だった。夫47歳、妻53歳。
裁判所は、子供の福祉を考慮し、依頼親による子供の養育を認めた。

判決文(2012年8月)
SENTENZA――nel procedimento n. 34/12 RG/ADS ex artt. 8 segg. L.184/83 per l’eventuale dichiarazione di adottabilità del minore

Fecondazione: Ucraina patria utero in affitto, pacchetti e sconti su web
[Adnkronos Salute, 2013/07/24]
代理出産のために海外に行くイタリア人が増えているという記事

他の代理出産関連のイタリアの判決文
・Corte d'Appello di Bari, sentenza 13 febbraio 2009 -In materia di riconoscimento di maternità "surrogata" (30.12.10)
http://www.minoriefamiglia.it/download/ca_bari_13022009.PDF

・Tribunale di Napoli sez. I, sentenza 1 luglio 2011
http://unipd-centrodirittiumani.it/public/docs/TribNapoli_010711.pdf


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by technology0405 | 2013-09-27 10:00 | Countries | Comments(0)

在キエフ ドイツ大使館は、ウクライナ人代理母がドイツ人カップル(妻53歳、夫44歳)のために生んだ子供に対するパスポート発行を拒否した。子供がドイツの市民権を持っていないというのがその理由であった。

カップルは裁判に訴え、2012年9月10日ベルリン行政裁判所が下した判決は、代理母――ウクライナ在住のウクライナ人――から生まれた子供は、たとえ遺伝上の両親がドイツ人であろうと、ドイツ国籍のパスポートを持つ権利がない、というものであった。

ベルリンの裁判所は、ドイツ国内での代理出産の禁止を理由に、この裁定を下した。ドイツ法によると、子供の母親はあくまで子供を出産した女性であり、遺伝上の母親ではない。つまり、このケースではウクライナ人代理母が子供の母親であり、代理母の夫が子供の父親とみなされる。

一方ウクライナの規制では反対に、代理出産は認められており子供の両親はドイツ人カップルということになる。ドイツ人カップルには、ベルリンの最高行政裁判所に上訴する権利がある。

Berlin court refused to issue a pair of German passport to a child born to a surrogate mother in Ukraine
[International Agency "Assisted Motherhood" 14 September 2012]

Because of surrogacy ban in Germany child did not receive German passport in Ukraine
[Ukrainian Surrogates, November 2, 2012]

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by technology0405 | 2013-09-24 13:59 | Countries | Comments(0)

オランダ→ロシア
Rechtbank Arnhem, 20 February 2008, LJN: BC8012 and Rechtbank Arnhem, 19 May 2009, LJN: BI5039

オランダのカップルが、ロシアに渡航し、カップルの受精胚を代理母(依頼女性の母親)に移植して代理出産を行なった。親権を代理母夫婦から取り上げ、依頼カップルに子供の連帯保護義務を与えるための法的手続きが、Child Protection Councilによって進められた。裁判所は子供の利益を考慮し、依頼カップルを子供の後見人として指名した。オランダの法律に従い、1年間後見人を務めたのち、依頼カップルは養子縁組の申請を裁判所に提出した。裁判所は、依頼カップルと子供の親子関係を認知するのが子供の利益に叶うとして、申請を認めた。養子縁組の審査中、依頼男性の名字を(カップルは正式な婚姻関係になかった)子供に与えることにカップルは同意していた。
オランダでは利他的代理出産が認められている。代理母が法的な母親となるが、依頼親が後見人(里親)として子供を育て、1年後に養子縁組することができる。


ドイツ→ロシア
Amtsgericht (AG) Nürnberg, 14th of December 2009 - UR III 264/09

ドイツ人の既婚男性が、ロシア人女性がロシアで生んだ子供を認知した。子供が婚外子であることや、ロシア人女性が妊娠6ヶ月の時にドイツビザを申請していた事から(男性の妻と養子縁組の相談をしたと考えられる)、行政裁判所は代理出産を疑った。出産後すぐに男性は、子供をドイツに連れて帰るため、在モスクワ ドイツ大使館に子供のパスポートを申請した。ロシア人代理母も子供がドイツ国籍を取得して父親とドイツに行くことを希望した。
判決では、父親の認知に基づいて、子供はドイツ国籍を取得することとなり、親権に関しても、全てドイツ法の下で手続きされることとなった。結果的に、子供の利益が優先され、依頼親との親子関係が速やかに認められた。


イタリア→ロシア
the Paradiso and Campanelli v. Italy case, introduced on 27 April 2012

現在、欧州人権裁判所で争われているケース。
イタリア人カップルとロシアのエージェンシー«Rosjurconsulting»で交わされた代理出産契約によって、ロシア人代理母が子供を出産した。出生証明書には、イタリア人夫婦の名前が記載された。イタリアに帰国するにあたり、依頼親が出生証明書を転記しようとしたところ、Ufficiale di Stato civile(イタリアの登録機関)は、出生証明書に本当の親の名前が記載されていないとしてそれを拒否した。特に、このケースでは依頼カップルのどちらも子供と遺伝的つながりを持たなかったため、問題は大きかった(イタリアは、体外受精に提供配偶子を使用することを認めていない)。
イタリアの裁判所は、子供の生物学的な親もわからず、依頼親も(遺伝的つながりがないため)イタリア法の下では親といえないので、棄児としてみなすべきだと主張した。依頼親を里親とすることに裁判所は反対した。
子供は社会事業の手に委ねられ、里子に出された。カップルは子供との接触を認められなかった。

A Comparative Study on the Regime of Surrogacy in EU Member States
DIRECTORATE GENERAL FOR INTERNAL POLICIES
POLICY DEPARTMENT C: CITIZENS' RIGHTS AND CONSTITUTIONAL AFFAIRS
European Parliament

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by technology0405 | 2013-09-10 15:56 | Countries | Comments(0)

・ウクライナ人夫婦Lyudmila and Alexander が依頼したウクライナ人代理母が、生まれた子供を引渡し拒否した。(夫婦に児童虐待の前科があることを代理母が知ったためか?)
http://www.jurconsult.ru/en/media/tv/ort_pust_govorat/

・アメリカ人夫婦Jeanette Runyon and Michael WoolslayerがキエフのIsida Clinicで代理出産契約を結んだが、ウクライナ警察に人身売買を疑われ、子供Victoriaの親権はウクライナ人夫婦のものになり、3年経った今も引渡しされていない。http://www.surrogacy-ok.com/news/index.php?subaction=showfull&id=1283849197&archive=&start_from=&ucat=&

・イタリア人夫婦がウクライナのエージェンシーを介し、代理出産で双子を得たが、ウクライナ人代理母が自分の名字で子供の出生届を勝手に出してしまい、引渡しに応じなかった。代理母夫婦は子供を自分たちの子とし、児童手当も申し込んでいた。
結局、エージェンシーが代理母と契約をきちんと締結していなかったことが後でわかった。代理母がエージェンシーに支払い金額を上げなければ子供を引き渡さないと要求し、エージェンシーはそれを拒否、双方は合意に至っていなかった。依頼者はその事実を知らされていなかった。代理出産の契約書がないため、依頼者の雇った弁護士も現在なすすべがない状態。
Another "surrogate" scandal in Ukraine. Ukrainian surrogate mother refused to give the children she had carried to their legitimate parents. →http://surrogacy.ru/eng/news/news11.php

Ukrainian surrogacy law dispute: TV coverage places Ukrainian surrogacy under the spotlight
[Personal Blog of Louisa Ghevaert, August 10th, 2012]

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by technology0405 | 2013-08-29 16:25 | Countries | Comments(0)

香港で胚の取り違え

香港の有名クリニックVictory A.R.T. Laboratoryが、違う胚を女性に移植していたことが分かった。クリニックはすぐに胚の取り違えに気づき、直ちに2個の胚を「摘出・破棄」したという。

管理局の報告によると、新米のエンブリオロジストがラベルをチェックしなかったのだという。香港の人類生殖科技管理局は、この出来事は人的過失であって制度的過失はないと判断し、措置はとらないと発表した。Victory A.R.T. Laboratoryは、取り違え事件を起こした後も、生殖補助医療の実施機関としてのライセンスを取り下げられることはなかった。
この管理局の対応に対し、規則違反したクリニックや病院への罰則を強化するべきだという声が噴出した。ネットにも、Victory A.R.T. Laboratoryの患者を含む、多くの声が寄せられた。

管理局のGregory Leung Wing-lup委員長によると、管理局はライセンスを永久に取り上げてしまう権利を持っているだけで、罰金やライセンスの一時停止などといった軽めの罰則を課す権限はない。管理局がそうした権限を行使できるよう法律を改正できるのかどうか、模索していくという。

しかし泛民主派の議員で立法審議会の長を務めるCyd Ho Sau-lan氏は、管理局にはもっとできることがあったはずだと考えている。「管理局はクリニックを公的に批判することもできた。公に非難することは罰の一つの形であるし、法による権限付与もいらない。」と彼女は言う。「管理局が正式に非難を表明しなかったのは残念だ。」

生殖医療センターの規制は、不妊患者が香港で増加していることを考えると、より重要になってきている。管理局の2010年報告書によると、生殖補助医療を受けた人の数は2009年の4,968人から倍増し、8,668人だった。

Victory A.R.T.のAnthony Wong Shun-yunから話を聞くことができた。取り違えは「3分以内に判明した」という。2011年7月8日、若手のエンブリオロジストが胚のラベルをチェックせずに胚を持ち出し、違う女性に移植が行われた。「エンブリオロジストは急いでいて二重のチェックを怠った。別のスタッフが再度ラベルを確認するべきだったが、その時は不在だった。」
移植後すぐに、別のエンブリオロジストが、自分の任されている胚が2個なくなっていることに気づき、報告を受けた医師がすぐに胚を取り出した。取り違えを起こしたエンブリオロジストは別の部署に異動になったという。スタッフたちは適切な指導を受けているとWong氏は繰り返した。

IVF clinic aborts babies after implanting them in wrong woman
by Patrick B. Craine
[Life Site News, Jul 19, 2011]

Top IVF clinic gives woman wrong embryos
Kiran Randhawa
[London Evening Standard, 18 July 2011]

Calls for more penalties after embryo mix-up
Ng Yuk-hang
[South China Morning Post, 14 August, 2012]

Hong Kong fertility clinic admits embryo error
By Annemarie Evans
[BBC News, 18 July 2011]

IVF clinic implants embryos in the wrong woman
[TRONTO SUN, July 18, 2011]

Outrage online at mix-up of embryos
Ng Yuk-hang
[South China Morning Post, 14 August, 2012]

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by technology0405 | 2013-06-04 16:32 | Countries | Comments(0)
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