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タジキスタンで初のIVF児

2013年1月17日タジキスタンの首都ドゥシャンベにあるNasl Medical Centreで、初の体外受精児――体重2.75kg と2.59kgの健康な双子――が誕生した。母親はこの病院で不妊治療を受けていた。
2012年5月、タジキスタン政府が初めて認可した6件のIVFが実施され、タジキスタンは、中央アジアでカザフスタンに次いで2番目にIVFを実施した国となった。

2010年人口動態統計に関する法律が改正されたことで、タジキスタンの医師らは合法的にIVFを実施することができるようになった。Nasl Medical Centreはその後すぐ、民間からの資金援助とShamsiddin Kurbonov氏(Tajik Scientific Research Institute of Obstetrics, Gynaecology, and Perinatologyの会長)の後押しを受けてオープンした。 Kurbonov氏によると、タジキスタン人の4分の1近くが不妊を経験している。毎年10万組のカップルが結婚するが、そのうち不妊だと考えられるカップルが2万組以上いるという。
「IVFがこの状況を救ってくれるだろう。」と彼は言う。「ここ1年間のうちに国内で実施されたIVFは35件。現在10人が妊娠している。」

タジキスタンでIVFが受けられるようになる前、子供のいない夫婦にとって選択肢はほとんどなかった。外国に行くことはできても、Kurbonov氏によると、外国でのIVFはUS $10,000 (48,000 TJS)とタジキスタン人にとって高額である。それに出産前検診や帝王切開の費用が加算される。「従来、こうした高いコストを払ってでも年間100人以上の女性が周辺国にIVFを受けに行っていた。」タジキスタンでのIVFは約US $5,000 (24,000 TJS)である。

養子という選択肢もあるが、こちらも困難を伴う。「タジキスタンに養子候補の子供は事実上全くいない。」と35歳のLatifa Karimovaは言う。彼女は夫と数々の養護施設をまわったが、血縁者のいない子供というのは見つからなかった。最終的に、妹に子供を生んでもらい養子にしたが、もしその時にIVFが利用可能であれば利用しただろうと彼女は語る。

タジキスタンでのIVFと関連法に関しては、議論が多かった。2010年、法律の改正が提案された際、下院の副長でイスラム復興党の党首を務めるMuhiddin Kabiri が反対した。IVFはイスラムの教義に反するもので、子供のいない女性は孤児を養子にすべきだというのが当時の彼の主張であった。国内初のIVF児が誕生した今、「宗教は多くの面で柔軟性を有している。」と説明、態度は軟化している。

法律改正に伴い、生殖補助医療で生まれた子供は人口動態統計局で登録されることになった。IVFは婚姻関係にある夫婦のみが利用でき、精子提供はイスラム的観点から「しない」とKurbonov氏は言う。

Tajikistan welcomes first IVF babies
By Dilafruz Nabiyeva
[Central Asia Online 2013-02-13]

「Law on Reproductive Health and Reproductive Rights (Закон Республики Таджикистан "О репродуктивном здоровье и репродуктивных правах") → http://www.mmk.tj/ru/legislation/legislation-base/
2002年ART法。代理出産に関する記載はない。

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by technology0405 | 2013-08-27 15:53 | Countries | Comments(0)
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