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28歳のカナダ人Shany Russellは、イスラム法が代理出産を禁じていることを全く知らないまま、インターネットで知り合ったクウェート人夫婦の代理母を引き受けた。アメリカ人弁護士を介し、$10,000で夫婦の子供を代理出産するという契約を結んだ。カナダで契約書にサインした後、Russellはクウェートに行き、夫婦の受精胚を移植した。代理出産が禁じられていることは、夫婦からも全く教えられなかった。帰国しようとして初めて、カナダ大使館から、クウェートで代理出産が禁じられていることを聞かされた。彼女は幸運にも裁判などに巻き込まれずに済んだが、もしクウェートで逮捕され 告発されていたら刑務所行きだったかもしれない。

イスラム教は、婚姻関係外の代理出産を禁じている。一夫多妻は認められており、その場合、妻との受精卵を別の妻に移植するのは許されると考えるイスラム法学者も一部に存在する。

Russellはクウェートシティ(クウェートの首都)のホテルから、必死になって、報道機関や支援組織、カナダの議員、果てはカナダの首相にまで、助けて欲しいというメールを送っていた。結局、カナダ大使館の人間が彼女に付き添い、空港まで送り届け、帰国することができた。結局妊娠はしていなかった。イスラム法に反する医療処置を行なったという罪でクウェート政府に逮捕される可能性もあった。

予定では、Russellはクウェートで胚移植し、妊娠が確認されたらカナダに戻り、出産はカリフォルニアで行なうことになっていた。そこでクウェート人夫婦は子供を受け取り、彼女は$10,000を受け取る契約だった。しかし、家族に不幸があったため、妊娠が確定する前に帰国したいとRussellが希望したところ、クウェート人夫婦に脅され、無理に引き止められたという。クウェート人夫婦は、Russellの主張を否定している。

多くの国で代理出産が禁じられているにもかかわらず、インターネット上での取引によって、多くのカップルが母国の法律を回避している。インターネットでの契約で代理母になるのは主にアメリカ人で、値段は$35,000 から $100,000程度、そのうち代理母自身の受け取りは$14,000 -$50,000である。Russellのようなアメリカ人以外の代理母は値段が安いが、通常のカリフォルニアの代理出産法を適用する際にトラブルが起きる可能性をはらんでいると、代理出産契約を専門とするコネチカット州ニューヘイブンの弁護士Andrew Vorzimerは言う。

Surrogacy Prevails Where Banned Via Internet
By David Ruppe
[abc NEWS, Aug. 21]

Surrogacy? Not in Kuwait!
[Albawaba.com]

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by technology0405 | 2013-01-11 16:59 | Countries | Comments(0)
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