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卵子の選択

白人は白人のドナーの卵子を選ぶ傾向にあるが、その一方で、混血の子供の方が健康で頭がよい、という理由でインド女性の卵子提供を選ぶ白人も増えるなど、卵子の選択がより自由に行われるようになっている。

「混血の子供の方が、体も丈夫で頭もよいと考えられている。私は今まで4組の白人カップルにインド人の卵子を提供した。イギリス人2組、アメリカ人1組、ドイツ人1組。アメリカ人カップルは、見た目もいかにもインド人らしい女の子を選んだし、今日もノルウェー人のカップルがインド人のドナーを探しに来ていた。」 Phoenix Hospitalで不妊治療にあたるShivani Sachdev医師

ムンバイのLilavati Hospital やデリーのFortis La Femmeで不妊治療をする Dr Hrishikesh Paiは、Sachdev医師と違い、患者にドナーの写真は見せない。その代り、目や髪や肌の色などを含むドナーについての詳細な情報を知らせる。
「半分は夫側の遺伝子が入るのですから、人々は見た目についてはそんなに気にしません。見た目より皆が気にするのは、染色体分析で判明するような遺伝的疾患を含む病歴、精神的な健康状態、学歴などです。」
「卵子提供は精子提供よりも複雑です。多くのテストに加え、一度に卵子をたくさん作るため卵巣刺激の注射をします。卵巣から卵子を取り出す手術は麻酔を使って行われます。ドナーに支払われるお金は、その時間と労力に対してなのです。」Pai医師

インドのガイドラインでは、匿名の卵子提供が認められている。ドナーは18-35歳で、性感染症やエイズのテストを受けた、身体的にも精神的にも健康な女性。卵子提供のプロセスは一か月かかり、報酬は約20,000ルピー(約400ドル)。

Time for the brown baby boom
[ Hindustan Times July 21, 2009]


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# by technology0405 | 2010-08-10 10:48 | Countries

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