人気ブログランキング |

d0170396_1913985.png


8月20日講演まとめ Link

卵子提供・代理出産で家族をつくる(5月15日) Link


by technology0405 | 2016-06-23 11:06 | Meeting | Comments(0)

d0170396_15582870.png


d0170396_15584591.png
Children born via surrogacy to gay dads share their stories - Part 2

(司会)
さて、今までのところ質問にきちんと答えていただきました。先に進みたいと思いますが、ところで、あなたたちはおいくつですか?

(Malina)
18歳で、カレッジの新入生です。

(Tomer)
13歳です。

(Elinor)
同じく。

(Cece)
14歳、ハイスクールの新入生です。


(Travis)
16歳で、ハイスクールの生徒です。

(司会)
それで、皆さん二人のお父さんと暮らしていますね。あなた方にとって、その、お父さんが二人だというとは、問題ですか? 大きくなるときに、女性の場合、問題ですか? 女親が家にいないことについて何か考えたことはありますか?

(Elinor)
私はお母さんがいないことについてもちろん考えた。でも、女友達とか、友達の母親とか、親戚の女性とかがいて、助けてくれた。でも、母親が絶対必要だとは思っていない、でも、同じ性別の誰かが人生にいてくれたなら、とても助かると思う。

(Cece)
私もそう思う。私は、女性からの影響を多く受けたわ。私のおばで、今日もここに来てくれている。ブラとかそういうものを買うのも手伝ってくれたし、メイクやドレスの買い物なんかも連れて行ってくれた。

(Malina)
人生において絶対に女性が必要だということはない。私は文字通り四人の男たちの中で育ったし、自分の人生で、女性というものに接していない。でも両親はきちんと必要な義務を果たしてくれている。だからブラが必要なら一緒に買ってくれると思うし。それに私の父の一人は医師だから、思春期の問題についてもきちんと答えられるしなければインターネットで調べてもいいし・・・

(Mallina)
私はちょっと違う。私は誰かに何かの役割を求めたりしない。それは何というか、今の私たちの社会にあるヘゲモニックなジェンダー二元論の一部だと思う。で、私が思うに私たちはそれらを超え始めているし、そういう境界を打ち破りつつあると。

(Travis)
重要なのは両親が私たちを愛しているということ、そしてきちんと育てることができるということ、社会の中で責任感があり、悪いことから正しいことに教えみちびいてくれるということ。同じような問題はシングルの親でも起こりうる。そのときも一つの性別の親しかいないのだから。
だから、両親が子供を育てられるかどうかの問題。両親は私のためにたくさんの困難を通り抜けてきたし、感謝している。

(司会)
あなた方にとって、同じような境遇の友達を持つこと、つまり、二人のお父さん、二人の母親を持つような友達と知り合うことは、重要でしょうか?

(Tromer)
絶対に必要なことではないけど、ものすごく助けになると思う。なぜならいろいろな問題や困難、つまりほかの人にどう言う、とかそんなことをいろいろ議論できるから。Elと私はキャンプに行った。それはLGBTの親がいる子供のためのキャンプだった。そこで自分たちと同じような家族を持つたくさんの友達をつくった。それはものすごく役に立つと思う。

(Cece)
実際のところそれは重要だとは思わないわ。友達とか家族が自分や自分の家族を受け入れてくれているのなら、そのことがいちばん大事。友達や他の家族に、全部を話せていれば、それで必要十分だから。

(Malina)
コミュニティが大事。LAのProvincetownというLGBTのコミュニティが自分にとってはめちゃくちゃ大事。LGBTのコミュニティが一番啓発される。同じように奮闘している人たちもいるので孤独にならなくて済む。同じような経験をしている人とシェアできれば、とても貴重だ。でも、同じことを言うけれどそれは絶対的に必要なことではない。家族の中にもやすらぎを得ることはできるし。両親は頼りになるし、両親が差別と戦っているのをみて自分も啓発されるし。だからそれは有益だしすばらしいことだと思うけど、絶対に必要なことではない。

(Elinor)
Tomerが言い忘れたんですけど、私たちはユダヤ人なんです。それでLGBTQシナゴーグに行きます。そこは世界で一番大きな組織です。

(司会)
実を言うと、私はそこのシニアスタップだったんです。

(Elinor)
はい。世界にはLGBTQの子どもとか、ゲイやレズビアンの子どもたちはたくさんいますし、異性愛の人もいます。世界は広いし、だから自分たちと境遇がよく似ている人たちを知ることはよいことだと思います。

(司会)
ゲイの父親だということで、あなたや両親に対するステレオタイプを感じますか? どうですか、Travisさん?

(Travis)
ステレオタイプは、出会って最初の頃だけの話。よく知っていけば、ステレオタイプなんてほんの少しのケースにしかあてはまらないし、どの家族もそれぞれ違う。あるときは、全然あてはまらないこともあれば、少しはあてはまることもある、それぞれ。


(Malina)
私は誤解を受けたことがあるわ。ステレオタイプといえるかどうかわからないけど、なんか変。代理出産や体外受精を理解できない人に会ったことがあって、私が遺伝的に工作されたと思ってるみたいな。愚かしいというかなんというか。でもステレオタイプという点では、二人の男親が娘を育てていることに困惑する人がいるみたい。共和党の候補者がイエールに来て話をしたことがあって、左翼は家族を破壊するですって。
それでゲイカップルが娘を育てるケースをいってた。それで私はレポートを提出しにいくついでに彼と話をした。私を見て、彼はとても驚いていた。イエールにそんな子がいるということや実際、直接話しにきたことなど。男親は娘を育てられないという誤解があるけど、それは間違い。

(司会)
ほとんどの人は自分がそうだった家族と同じような家族をつくろうとするんですよね。そんな彼らに何かアドバイスはありますか?

(Travis)
もし子どもがなぜ母親がいないのかと聞いたきたなら、それは、学校のクラスメートとそんな話しをしたからだと思ったらいい。子どもの年齢に応じてできるだけ説明したらいいと思う。
子どもに正しい選択をしてあげられるのは親しかいない。子どもを信用してほしい。子どもは親のことが一番好きなのだから。

(Elinor)
子どもたちから聞かれたら、正直に答えてほしい。子どもはたぶん学校でそんなことが話題になったのだと思うから。嘘を言わないでほしい。もしそんなことしたら子どもは他の人に嘘の話をしてしまうだろうし、真実がわかったあと、嘘をついたことになってしまう。

(Malina)
付け加えます。ここにきている人たちはみな素晴らしい親で、すばらしい子どもを育てていると思う。それ以外のことは信じないでほしいんです。あんたたちは常に子どもにとってロールモデルでもあるんです。私にとって両親は私が困難な時でもインスピレーション源だった。

だから、親として自信をってほしい。並外れた仕方で子どもを育てるんだと。普通の親よりももったと子育てに献身するはずだからもっといいはずなんです。だから子どもにとってロールモデルになるだけでなく、これから同じ方法で親になろうとする人たちにとってもそうなんです。

(質問者)
いろんなことを話してくれてありがとう。感謝します。私には8歳の娘がいます。それで代理出産について説明したいんですが、娘は理解していますが、友達が理解できません。それで、娘を養子だと思っているみたいです。娘は精子や卵子についてまだわかりませんから、それを説明できないんです。産んでくれた女性がいて、その女性から娘を譲り受けたと説明したら、まるで養子と同じに思えてしまいます。どんな風に説明したらいいでしょうか?

(Travis)
少しだけしかご説明できないと思います。自分の場合、幼稚園でもっとありえない話をしていました。というのは一人の子どもが、理論的に説明してもどうしても理解できなかったので、お母さんはいるんだけれど、屋根裏に住んでいて、私が起きる前に出かけて、私が寝た後に帰ってくると説明した。一番いいのは真実を説明することだと思う。自信をもってきちんと説明したら、最後は理解できると思う。

(質問者)
娘は、友達に私は養子ではないと言っています。そして、友達は、いや、あんたは養子だと。そんな話です。

(司会)
それに関連する質問として、あなた方は、自分がそのような生まれてきたことをどんな風に親に質問しましたか、あるいはそのことについて親からどんな風に告げられましたか ?

(Cece)
私は家族と血が繋がっていません。私が5年生のとき、私たちは遺伝について話していました。私の父は目が青くて、私も青い。それで家に帰って父親に聞いた。パパ、私の目が青くてパパの目が青いのは、娘だということ? と。それで家族会議を持った。


(司会)
そのとき何歳だったのですか?

(質問者)
5年生でした。

(司会)
ということは、11歳?

(質問者)
10歳です。

(司会)
それ以外の人は?

(Tremor)
私は知っていたように思う。記憶にある限り私にはママがいないことや、代理母から生まれたことなど、かなり早い時期から言葉や文章の意味もきちんと理解できていたと思うんです。気がついたら告げられていたかせ、尋ねる必要がなかったしそれはよかったと思う。

(Elinor)
私はちょっと違うかな。たしかに、記憶にある限り自分にはママがいて、代理母から生まれて、ということは知っていたとは思う。でも、何歳の時だったか正確には覚えていないけど、「私は誰のお腹から出てきたの?」と両親に尋ねたのを覚えていて、そのとき、両親は何度も座って教えてくれた。。それでだんだんと理解するようになって、全部理解した。幼稚園の頃までには全てを理解していたと思う。

(司会)
その時いくつでしたか? 8歳?

(Elinor)
8歳? いえ、幼稚園の時だから、6歳でした。

(司会)
あ、そう、幼稚園でしたか。Malinaさんは?

(Malina)
うん、私も思い出せないなぁ。すこしずつのプロセスだったし。とても小さい時だった、私にはお父さんが二人いる、そして、ママがいない、そして、パパたちは代理母のことも教えてくれた。そのあと、生物学についてインターネットで調べ始めた。卵子提供を使った体外受精についても。家族会議は一度ではなかった。でもいえるのはパパたちはとてもオープンで知りたいことは細かいことまで答えてくれた。

(Travia)
私もよく似ていて、何歳だったかは覚えていない。少しずつ教えてもらって、それで大きくなってから完全に理解した感じかな。

(司会)
すこし質問をフォローしますと、両親はあなたがどんな風に生まれてきたか、どんな風に教えて欲しかったんですか?  まず、Malinaさん、どうですか、あとの人はその間に考えといてください。

(Malina)
私の父はGrowing Generationsという代理母の組織に関わってた。それで科学的なことは全部知っていたので父が私に説明したとき、全部詳しく解説してくれた。だから私は科学のことまで理解してそれは役に立った。どんな風に教えればいいかは、自分の好みは特にない。でも、子どもが知りたいと思うときに、教えることが大事だと思う。

(Cece)
言ったように、私たちは家族会議を持ちまして、私の両親は、私のママは両親に私と私の姉妹というギフトをあげたんだよと、そしてそのことにしても感謝していると、それでどうやってそうなったか説明してくれた。どうやって自分たちの精子をあげたのか、そしてママの卵を使ったこと、うん。

(Travis)
その家族によって少しずつ違うと思う。説明は一回だけではない。座って全部説明することもあれば、さらっと説明するだけのこともある。どれが良くてどれが悪いのか、コメントできない。私にとっては、それを知ったことは良かったことだし、それぞれ自分の方法があると思うし、家族の中で一番いい方法を見つけたらいいと思う。


(司会)
ElinorかTomerは?

(Elinor)
そうですね、さっきも言ったんですが、いつ教えてもらったのか、正確なことは全く覚えていないの。思い出せるのはただ、卵子と精子がどうやって受精卵になって、それが女性の中で赤ちゃんに成長するのか、ごく簡単に教えてらった。もっと科学的な詳しいことは後になってから。でもそれはシンプルで事実に即して正確だったから、よかったと思う。それが両親にとって一番良い説明の仕方だったんだと思う。

(司会)
何か付け加えることはありますか? 賛成、反対とか?

(Tomer)
賛成です。

(司会)
すばらしいパネルをありがとうございました。



Link
代理出産で生まれた子どもたちの声〜父親はゲイカップル〜(その1)

2014 USA Surrogacy Conference in San Francisco」2014
by technology0405 | 2016-06-22 17:04 | Materials | Comments(0)

d0170396_1028070.png
Children born via surrogacy to gay dads share their stories - Part 1


(司会)
ご来場ありがとうございます。LGBTを始め、世の中にはさまざまな家族がいます。コミュニティの中に家族を位置づけ、サポートしていくためには法律を変えたり、法律のもとになる人々の認識を変えることなどが必要になってきます。人々が家族を作る方法には里子や養子、代理出産などさまざまあります。
どんな子どもにもアメリカ市民としての権利があります。我々の団体では同性愛カップルの権利を支持します。そこで、本日は、代理出産で生まれた子供たちの声を聞きたいと思います。

(Malina)
今日はここに来させていただき感謝します。とてもわくわくしています。私はニューメキシコのサンタフェに二人の弟と、ゲイの父親と一緒に住んでいます。で、私は代理出産と卵子提供、体外受精を使って生まれました。

まず言いたいのは、私はあらゆる質問に答える用意があります。というのは私はとてもわくわくしているので、何でも聞いてください。ためらわないでください。パネルの中で私の家族についてもっと明らかになるでしょう。とりあえず以上です。

(Tomer)
私はTomerという名前で、父親二人とともにブロンクスに住んでいます。

(Elinor)
私はElinorで、Tomerの双子の姉妹で父親は一緒です。だから私もブロンクスに住んでいて、私たち家族はとてもうまくいってます。私たちはとても愛し合っているし、それが家族というものだと思う。

(Cece)
私はCece! 私はニューヨークのアルバニーに、妹と父親二人と一緒に住んでいいます。はい、以上です。

(Travis)
Travisといいます。ニューヨークのウェストチェスターに父親二人と一緒に住んでいます。前はコネティカットに住んでいましたが、今はニューヨークです。それが一番変わったことかな。あとでもっと教えます。

(司会)
さてカードが配られていると思いますが、それについてあとで尋ねます。まず最初に、ここに来ていただいて、あなた方のストーリーをシャアしていただくことに、再度お礼を言いたたいと思います。世の中を変えるのにこれほと強力な方法はないでしょう。

これからいくつかの質問をしたいと思います。それらに答えていただき、さらに会場からの質問も受けつけて会話を進めていきましょう。

一つ目の質問です。ゲイの両親がいることをカミングアウトしようと決めたとき、どんな気持ちでしたか? どんなストーリーを作りましたか?
二つ目は、両親がニューヨークで結婚できるようになったことをどう思いましたか?
三つ目は、学校の先生や友達が聞いてきたときどんな風に答え、彼らの質問に対してどんな風に感じましたか?
さて、誰から答えてくれますか? Ceceさん、どうぞ。

(Cece)
2年生になったとき、クラスメートの一人がやってきて、彼女は私にパパが二人いるのかと聞いてきた。それで私はそうよ、と答えた。それなら、一人は継父なの? と彼女はいってきた。それで私は、いいや、両方ともパパなの、という風に答えた。それでさらに説明した。父親は結婚していること、それで彼女は理解したようで、終わった。私は彼女と今も知りあいで、そのあと彼女は学校を変わったけど。まあそんな感じ。

(Malina)
そうですね、全部重要な質問だと思いますから、全部に答えようと思います。
まず私の家族のことについて遡って紐解こうと思います。私は最初に代理出産で親になったLGBTの子どもなんです。パパらは10年もの間、子どもを持とうとして1996年に私が生まれた。つまり両親が子作りを始めたのか86年で、当時はゲイが子どもを持つことにものすごく偏見があった。だから私が生まれたとき、世間からとても注目され、私と家族はそんななかで成長したんです。

大きくなる中で難しいことも度々ありました。他の人に自分の家族について言うのがとても怖かった。18年前といえば今よりももっと難しい環境だったから。若いときは、カミングアウトは試練で、両親のことはクローゼットにしまいこんでおきたかった。だからときどき家族について嘘をついていた。

一番困難だったのは、生まれ育ったロサンゼルスからニューメキシコに引越ししたときだった。4年生のときで、だからまたカミングアウトが必要になったんです。20人という小さなクラスで、自己紹介をしなければならなかった。それで両親のことを聞かれたとき、のけ者にされたくなくて、恐怖で固まってしまった。そのとき他の人と同じでいたかった。そんな経験を経て、自分のアイデンティティを主張できるようになっていったんです。

クラスメートに嘘をついてから3ヶ月して、私は変人ではないということがクラスメートにもわかってもらえたと感じ、力が湧いてきた。そのあと、Outspoken Generationに参加するようになった。そこでいろいろなことを語り、とても勇気づけられた。

それで次の質問ですけれど、法律が変わったことは私にとっても大きな変化だった。私たちのような家族が認められたんだから。そこにいたるまでの家族の道のりは容易ではなかった。私たちは、LGBT家族がすばらしい子どもを育て、優れた家族だということの証明になっていると思う。
長くなりましたが回答になります。

(Travis)
私の答えはもうちょっと少ないです。小さいときのことですが、父親が二人いることを言ったのは、学校に行く前のことでした。そんな小さいときに言った場合に、それは容易な面と難しい面の両方がありました。私が言ったことを次の週、また同じようなことを聞いてくるんです。

友達は、あなたが友達であればよいのであって、あなたの家族がどうであるかは気にしていないと思います。もし、父親が二人いることを聞いて離れていくようなら、それは最初から友達ではなかったんです。みんながいい人ではないから。ほとんどの人たちはあなたのことを知って、認めてくれるでしょう。

両親がついに結婚することができるようになったことは、良かったと思います。しかし私たちはその前からずっと家族だったんです。そのあとも同じです。前と同じのこともあるし、よくなったこともある。

(Elinor)
小さい頃、学校とか幼稚園に通っていたときの友達と家族についてよく話をしていたわ。友達は、私のママはこれこれの仕事をしていて、パパはこれこれ、と話してくれる。そのあと、私にこう聞いてくる。なんでママがいないの? パパ二人はあなたとどういう関係? あなたはどうやって生まれたの? と。これは幼稚園の友達。私の頭はいまよりもっと単純だったけど、こう言ったわ。実験室の中で作られたの。私は親切な女性のお腹の中に入れられ、そこで成長した。彼女が私を両親にあげた。両親は私と私の兄弟をとても欲しがっていて喜んだ。それが二人のパパとの関係。そしたら他の子どもたちは、そうなんだ、なんかすごいね(cool)、といってくれた。

それからまた別の質問をしてきたけど、はっきりと覚えていない。でも彼らとは今も友達で、他の人と同じように扱ってくれる。だって、私は他の人と同じなんだから。

(Tomer)
新しい人と会ったらいつも、私にはパパが二人いると伝える。そうすると、なんでそんなことができるの? ママが必要なんじゃない? と聞いてくる。だから私はいつも自分がどうやって生まれてきたか、Elinorと同じ話を全部する。それでも同じことを何度も聞いてくるから、何度も同じ話をする。でも理解できない場合もあるみたい。それでも友達は友達。それでも受け入れられないというときには、そんなまずい状況は今までなかったけど、友達をやめるつもり。

(司会)
ありがとうございます。代理母や卵子ドナーをどう思っていますか? 会ったことありますか? どんな関係ですか?

(Cece)
はい、私は実のところ、母親とはとってもかたい絆で結ばれているの。私と私の姉妹は、彼女のことをママと呼んでいるわ。私たちには年上の兄弟がいて、彼らはカリフォルニアに住んでいて、私のママはハワイに住んでいる。誕生日にはママとスカイプでやりとりする。だから母親のことは良く知っているの。

(Travis)
私の場合は全然違っていて、私は代理母も卵子ドナーのことも全く知らない。たしか一回は会ったことがあったけど。必要ない。人によると思う。ある人は遺伝的に繋がっているからということで、彼女たちとの関係を望むだろうし、別の人はただ自分の家族だけが大事だという人もいる。今あるように育ててくれた人、愛してくれた両親が大事だと思う。

(Tromer)
Elinorと私は、代理母と全くコネクションがないし、彼女が自分と関係があるとは思っていない。ただ私たちが生まれてくるのを助けてくれただけ。そのあとずっと会ってない。

(Elinor)
同意!

(Malia)
私も同じ意見です。代理母には感謝しきれません。最大限の敬意を持っています。彼女がいなければ私は生まれてこられなかったことは明白だし、両親も彼女には感謝してる。でも彼女との間に絆(bond)はない。実際に彼女と会ったことはない。彼女が誰だか知らないけど、とても尊敬しているし、感謝はしている。

(司会)
さらに質問します。誰か質問がある人はいませんか? 質問の紙は最前列の人に渡してください。

皆がそういう経験があるわけではないと思いますが、同性の両親をもったことで、つらい経験をしたことがある人はいますか? 何か考えがある人はいますか?

(Travis)
つらいことは、どんな家族、どんな人の人生にもあると思う。人生はドラマのようだから。ほんの少しのトラブルで済んだMalinaは別として。周りの人たちは、そのひとを知って理解したあとは普通は気にかけない。いくつかの町なんかではなかなかカムアウトできないかもしれないけど、今ならきちんと言えば、理解はしてくれる。理解できないような人に、長い時間をかけるべきではない。

(Elinor)
一番困難なのは、世の中には男女のカップルで溢れているので、両親が同性だという疑問に対処することね。
だから、私は何度も何度も同じことを説明するのが大変だと感じる。でも、私たちはそれほど違わないということを啓発するのは気持ちが良いことだと感じている。いえ、確かに違っているけど、それは悪い仕方ではない。

(Malina)
今までの発言と同じ意見です。どんな家族もそれぞれ課題を抱えている。けど、子どもを持つLGBTの場合はこの国や海外にもあるスティグマを無くさなくてはならない。だから、ここに来ることは意味があるし、子どもたちが声を上げることは重要だと思う。同じような人たちのために道を切り開かなければ。

私たちのコミュニティが直面しているチャレンジの一つだと思う。けど、状況は私が生まれた20年前よりは良くなっていると思うし。だから、私たちが今ここでやっていることはとても重要なことだと思うし、他の場所に住むのカップルにとっても意味があることだと思う。

(続く)


Link

代理出産で生まれた子どもたちの声〜父親はゲイカップル〜(その2)

2014 USA Surrogacy Conference in San Francisco
by technology0405 | 2016-06-16 13:37 | Materials | Comments(0)

 2013年、医療ビザに関わる規制をきっかけにインドを去った依頼者が大挙して向かった先がタイであった。タイでは、体外受精を始め、代理出産に関する規制法がなく、あらゆる治療が自由に提供されていた。しかし、障がい児の置き去り事件が発生、タイでも2015年の初頭にピリオドが打たれた。その後、依頼者らはネパール、メキシコ・タバスコ州、ジョージア、カンボジアなどへと、流れていった。しかし、2015年末までに、ゲイカップルを受け入れていたネパールとメキシコ・タバスコ州は相次いで門戸を閉じた。

 ジョージアは東ヨーロッパにある旧ソ連の国であり、1991年に旧ソ連から分離独立後は、政治的に不安定で、財政的にも厳しい状態が続いている。国民所得は低く、失業率は10%を超えている。街では、仕事にありつけない中高年の男性の姿が見受けられる。ジョージア産ワインが知られているが、それ以外に国際競争力がある産業はこれといってない。

 ジョージアでは、1997年以来、代理出産は合法であり、外貨が稼げる有力産業になっている。近隣の西ヨーロッパを始め、トルコ、イスラエル、ロシア、オーストラリアやイギリスなど、さまざまな国から依頼者がやってくる。

 ジョージアのエージェントでは、子どもは依頼者のものであるということを徹底させるため、代理母は「孵卵器」であると女性たちに教え込んでいる。その言葉通り、依頼者と代理母は受精卵の移植から出産、子どもの引き渡し完了までの間、一度も顔を会わせることはない。

 ジョージアでは、離婚して子どもを抱えているなど、経済的に困窮した女性が代理母産業へと次々と足を踏み入れている。一方、正教会は、保守的な立場から代理出産に強硬に反対している。医師、大学教授でもある神父は、次のように言う。

「エージェントは、代理出産について良い事ばかり宣伝しているので、人々の考えもそれに影響されている。旧約聖書にも代理出産について書いてあると宣伝しているが、それは嘘だ。依頼者も世間も、代理出産を良いことだと教えられているので、実際の問題に気がついていない。子どもがいない夫婦に子どもを与えることなので良いことだと言っている。自分のところにも依頼者が相談に来たことがあるが、代理母と子どもの繋がりが深いことを教えると、代理出産を依頼することを諦めたことがあった。」

「代理母と子どもは関係がないというのは、医学的に見ても完全な間違いだ。遺伝的に違う受精卵を受け入れると、母体と子どもに対し悪影響を及ぼす。細胞に影響に与えて、毒になる。別の言い方をすれば、受精卵を他の女性の体に入れることは、植物を植え替えるのと似ている。代理母の体は受精卵を排除しようとするが、受精卵は、着床しようと努力している。受精卵は、生き残ろうとして戦っている。そのことが子どもの心身に影響を及ぼすと思う。そのために出産後、何年後も、代理母と子どもの関係を証明することができる。代理母と子どもは、生物学的には深く繋がっている。そして、代理母の感情は子どもに伝わる。遺伝的関係より生物学的関係のほうが重要だ。授乳は母親だという証拠の一つ。」

「それなのに、エージェントは、代理母は孵卵器だ、あなたの子どもではないと教えている。だから、代理母は自分のことを孵卵器だと思っている。そのように考えている女性のお腹の中で胎児は成長していくことになる。そのことが子どもに影響しないといえるだろうか?」

「しかし、最終的にはいくらトレーニングしても、身体はそれを受け入れない。
妊娠中の女性は特別な精神状態にある。出産後は特に精神的に脆弱でそのような時期に依頼者に子どを奪われることによって、女性は大きなダメージを受ける。」

「女性にこのような仕事をさせるのは女性の尊厳に関わることだと思う。フェミニストは女性の権利をさかんに主張しているが、代理出産にもっと反対すべきだと思う。女性を孵卵器として扱ってはいけないと思う」

上記の神父は、医師でもあるため、医学的根拠を示して反対している。いずれにしても、正教会では、代理出産を罪悪視しており、代理出産で生まれた子どもには洗礼を与えない、という強硬な意見もある。一方、正教会では、教主が代理出産を批判するあまり、代理出産で生まれた子どもに対する偏見を煽るような発言を行い、関係者から猛反発を受けたことがあった。

 だが、「家にお腹を空かせた子どもがいるので、背に腹は代えられない」と元代理母の女性は言う。エージェントのスタッフ女性は、「この仕事をやる女性は、”何か”を乗り越える必要がある」と証言する。 “何か”とは、道徳心のことだろう。
 ある代理母は、顔全体が隠れる大きなマスクをして現れた。誰にも知られたくないという決意の表れであろう。彼女のクライアントは日本人だという。しかし、これまで一度も会ったことはない。「お金の問題があって、代理母をしているが、代理出産だからといって特別なことはない。自分の妊娠の時と全く同じように感じる」と証言する。産みの母親と子どもが特別な関係にあることは、代理母自身がよく知っていることだ。

 妊娠出産は女性にとって命がけの行為である。しかし、それだけではない。彼女たちは9ヶ月分の対価として1万ドルの報酬を貰うために、自分の身体を使って、道徳的に”正しくない”ことをさせられているのである。そのことを、外国人の依頼者は知るよしもない。

 ジョージアでも、外国人への代理出産を禁止する法案が提出されようとしたことがあった。しかし、水際で阻止された。国内で、賛成派と反対派の間で政治闘争が繰り広げられており、代理出産に関し、細かなルール変更がたびたび行なわれている。最近行われた法改正によって、何ヶ月も滞在延長を余儀なくされる依頼者が続出し、大きな混乱が生じた。現地のエージェントですら知らない間にこうしたルール変更が行なわれていることは、渡航者にとって大きなリスクである。

 ジョージアでも、代理出産が禁止される可能性があるが、ゲイカップルなどが押し寄せ、すでに黄色信号が灯っているカンボジアに比べればまだその可能性は少ない。グルジアではもともと異性愛カップルにしか代理出産を認めていない。また、カンボジアを始め、白人による植民地支配を経験した国々では、代理出産はセンシティブな問題をはらんでいる。

 国内最大の反対勢力である正教会は、代理出産を道徳的に非難する一方で、代理母にならざるをえない貧しい女性への経済的支援を唱えることはない。微細な規制を導入することで妥協点を見出し、商業的代理出産の是認という大枠は変わらないままだ。タイが門戸を閉じた後、グルジアは数少ない選択肢の一つであり、代理出産を禁止しないよう、諸外国の領事館から暗に圧力もある。まさに「背に腹は代えられない」グルジア政府のジレンマを示している。日本人エージェントを頼って日本人依頼者が渡航しており、その数は漸増していくだろう。グルジアは、世界中の依頼者からリーズナブルな渡航先と認識されている。

Link
「代理出産のユートピア ジョージアに向かう日本人」『週刊ダイヤモンド』(2016年6月11日)

d0170396_15274592.jpg
d0170396_15271595.jpg

by technology0405 | 2016-06-08 16:05 | field work | Comments(0)


Surrogacy Matters
Inquiry into the regulatory and legislative aspects of international and domestic surrogacy arrangements.

d0170396_14203940.png


オーストラリアでは利他的代理出産が認められている。しかし、無償で代理母になるのは依頼者の親族などに限られており、国内では年間十数例ほどしか行われていない。一方、代理出産を依頼したい人々のニーズは男性同性愛者らを含めて増大しており、多数のオーストラリア人が海外で代理出産を依頼してきた。旺盛なニーズがあるため、オーストラリア人依頼者は、インドやタイをはじめ、世界の代理出産市場の中でも際立った存在感を示してきた。

こうした事態を政府も黙認し、海外で生まれた代理出産子に市民権を付与し、子どもの入国を許してきた。しかし、分岐点が訪れる。2014年、オーストラリア人依頼者がタイで代理出産子を遺棄したことがメディアで大きく取り上げられ、国際的な非難を浴びた。

この事件をきっかけにタイは市場を閉じ、多くの依頼者が別の国へと渡航先を変更した。
オーストラリア国内でも、代理出産のあり方を見直すべきだとの声が強くなり、なかには、需要を満たすために国内で適正な形で商業的代理出産を容認すべきだとの声も挙がっていた。先進国で実施すれば、途上国のように代理母の搾取や人権問題が生じることはないという考えであった。
2016年4月に、調査を行っていた委員会による勧告が公表された。
その内容は以下の通りである。

1. オーストラリアでは商業的代理出産の禁止を維持する。

2. オーストラリアで利他的代理出産をより容易に実施できるよう、統一した法律を考慮すべきである。
その際、子どもの安全、福祉、出自を知る権利など、子どもの最善の利益を保障すべきである。
また、代理母の自由意思が尊重されるべきである。
代理母を搾取から保護するための十分な規制が必要である。
法的親子関係を明確にすべきである。

3. 法務長官は、オーストラリア全土で利他的代理出産についての統一した法の検討を関係機関に要請すべきである。

4.代理出産の場合の出生証明書の記載方法について検討されるべきである。
その子どもが代理出産で生まれたという記録に加え、代理母、卵子ドナーや精子ドナーの情報を載せるかどうか、検討する必要がある。

5.半年以内に利他的代理出産についての法を法務長官に示し、法務長官は全ての州に対し、適用できるよう行動すること。

6.利他的代理出産について情報提供を行うウェブサイトを設置すること。

7.オーストラリア政府は、海外で商業的代理出産を選ぶオーストラリア人についてのレポートを12ヶ月以内にまとめるために、部局を超えたタスクフォースを立ち上げること。

8. 部局を超えたタスクフォースを立ち上げ、諸外国の代理出産の状況を調べ、どの国がオーストラリアの基準を満たしていそうか、調査を行うこと。

9. オーストラリア政府は、Migration Act 1958を改訂し、海外で代理出産が行われた場合、依頼親がオーストラリア法や国際法を犯していないかどうか、もし違反があれば、子どもの最善の利益に即して判定がなされること。

10. オーストラリア政府は、ハーグ国際会議の代理出産や親子関係についての調査研究グループの見解を優先・尊重すること。


Link
The Parliament of the commonwealth of Australia

Dr.Sonia Allan インタビュー

オーストラリア調査結果
by technology0405 | 2016-06-01 14:31 | Countries | Comments(0)
各国のARTに関する資料や記事を集めています (※ このブログに書かれている情報の信ぴょう性は各自でご判断ください)