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生後すぐに売られ、その後捨てられた7歳の女の子が、NGOによる働きかけによって、神経系の病気の治療をBeijing Children's Hospitalで受けられることになった。治療費は北京の会社iKang Guobin Health Management Companyが寄付する。

Zhong Tingtingがどこで生まれたのかは不明である。彼女は生後1週間で浙江省瑞安市(ずいあん)に住むXie Suitianとその妻Chen Ailingに売られたとされている。しかし夫婦はその2か月後に同じ浙江省の平陽県(へいようけん)に住む別の夫婦に彼女を引き渡した。

それ以降、彼女を育てたのは農家のZhong Zhengchi(55)とその妻である。「2006年4月末の夜、子供連れの夫婦が家の戸を何度も叩き、目が覚めた。私の妻は親戚の子供を育てたことがあったので、私たちが子供を育てるのに向いていると夫婦は思ったようだ。」とZhongは言う。XieとChenがなぜ子供を手放したいのかは、聞かされなかった。

夫婦は最初Zhongに10,000元($1,605)払ったが、Tingtingが神経系の病気と栄養障害にかかったことが分かると、彼女を捨てるようZhongに言った。「彼らは私に、ゴミ捨て場でも道端でもどこでもいいから彼女を捨てろと言ってきた。でも、そんなことはできなかった。」とZhongは言う。

ZhongはXieから「養子縁組契約書」を渡されたが、字が読めないため、夫婦がこれ以上彼女の養育に責任を持つことも養育費を払うこともしない、と書いてあることを知らなかった。

Tingtingは地元で生まれていないので戸籍登録されておらず、従って教育サービスや医療サービスを受ける権利を持っていない。
地元の小学校は彼女の入学を拒否し、周囲の子供からは孤児としていじめられた。彼女の病気もZhong夫妻の心配の種であった。すでに成人しているZhong夫妻の子供たちは皆、Tingtingを引き取りたがらなかった。「我々は貧しく、老齢だ。二人とも死んだらTingtingはどうやって生きていけばいいのか。」 とZhongは言う。

Tingtingの話に同情した地域住民がWeibo上のAnti-Kidnapping Foundationにコンタクトを取り、そのNGOから派遣されたボランティアが彼女のケースを調査し、警察に報告した。警察は、Tingtingが実親に売られたのか、それとも誘拐されたのか、現在捜査している。

2012年4月に立ち上げられたWeibo Anti-Kidnapping Foundation のLi Qin氏によると、機関と警察が連携し、これまでに6人の子供を救出、12人を逮捕したという。しかし、大きな難題は、国民、特に農村部の人々に、子供を売ることは誘拐と同様の犯罪行為であるという意識が浸透していないことである。
「こうした人々は、子供売買も重罪になることを知らない。」とLi氏は言う。

誘拐された子供の正確な数を突き止めることは難しいが、アメリカ人の独立映画監督でLiving With Dead Hearts を作ったCharles Custer氏は、中国で誘拐される子供の数を年間約7万人と推測する。(中国政府は1万人と発表)

公安当局も児童売買の捜査に力を入れ始めており、人民網の2012年12月の記事によると、2012年9月から12月の3か月間で、9つの児童売買組織に捜査が入り、355人の容疑者が逮捕、89人の子供が救出されたという。

Weibo NGO aids trafficked girl, 7
By Zhang Zihan
[Global Times | 2013-1-5 ]

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by technology0405 | 2013-11-29 16:55 | Countries | Comments(0)

中国東部の児童養護施設にいる2人の知的障害児が金属鎖で家具につながれている様子を写した写真がインターネット上に掲示され、当局は、ここの施設長を停職処分にした。中国では、インターネットやソーシャルメディアが人権侵害に対する強力な武器になるケースが多い。2012年6月には、地元の家族計画局によって強制中絶させられた女性が、7ヶ月の胎児と共に横たわっている陰惨な写真がWeiboなどのソーシャルメディアで炎上し、地元政府の高官二人が首になった。児童養護施設のスキャンダルも、浙江省蒼南県(そうなんけん)の施設で撮られた複数の写真がインターネット上に出回った2012年6月末に発覚した。

写真には、6歳と9歳の男児が、金属鎖、ロープ、自転車用の鍵で木製のベンチにつながれたままお椀から食事を摂っている様子が写されている。この写真はまたたく間にWeibo(中国版ミニブログ―中国ではFacebookとTwitterが禁止されている―)で拡散した。

オンライン上の反響を知った当局が捜査を開始したところ、この施設には21人の子供がおり、そのうち19人が身体障害児あるいは知的障害児で、「全く訓練を受けていない年輩の女性4人」が世話をしていたという。
国営通信社である新華社は、地元の役人も「施設の看護師が精神疾患をもつ2人の男児の行動を制限するために鎖を使用していた」ことを認めたが、「男児2人は、排便をコントロールすることができず、また他の子供を傷つける可能性があるため」看護師は鎖を使用するしかなかった、と報道した。

蒼南県の共産党委員会は、この施設長から聞き取りを行い、スタッフの「不正行為の可能性」について調査中であるとの声明を出した。委員会は「当児童養護施設の環境改善に着手」し、施設の子供全員に検診を実施すると約束した。

Orphans pictured chained up in China
By Tom Phillips, Shanghai
[THE TELEGRAPH, 06 Jul 2012]

■その他関連
1996年に上海の児童養護施設で発覚した虐待についての記事
The dying rooms: Chinese orphanages adopt a 'zero population growth policy'
By Steven W. Mosher
PRI Review: 1996 (v6, n1-2) January/April

The Truth That Tried to Get Out : Shanghai leaders with power to halt orphan abuse disregarded critical reports
[The Christian Science Monitor, 1996/02/14]

捨て子に関する記事
中国で捨て子年間10万人、一人っ子政策の背景に障害・経済的理由から
[Hot Mama News, 2013年4月4日]

Abandoned baby found in park
上海市徐匯区(じょかいく)の公園に1歳の女の子が捨てられていたというニュース
[Global Times | 2013-5-5]

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by technology0405 | 2013-11-28 16:25 | Countries | Comments(0)

中国「一人っ子政策」めぐり違法な罰金徴収、監視強化へ=新華社
ロイター2013年9月19日の記事より抜粋 
[北京 19日 ロイター] - 中国の「一人っ子政策」に違反していたとして、2億6000万ドルの罰金が違法に徴収されていたことが審計署の調査で発覚したため、国家衛生・計画生育委員会は監視体制を強化する。中国国営新華社が報じた。
1970年代後半に人口抑制策として導入されたこの政策には、国民が怒りを募らせていた。
一部の夫婦に第2子をもうけることを認めるなど、家族計画に関する規制は年々緩和されているものの、一人っ子政策は中国の人口の63%をカバーしている。
19日付の中国紙によると、国内9つの省・直轄市にある45県を対象に2009─2012年に実施された審計署の調査の結果、徴収された罰金16億元(2億6000万ドル)が違法に徴収されていたことが判明した。
「社会扶養費」として徴収されるこの罰金は、第2子以降に生まれた子どもが利用する資源や公的サービスへの対価として政府予算に充てられることになっている。
新華社によると、国家衛生・計画生育委員会の毛群安報道官は、こうした罰金は「一人っ子政策の実施を確実にするための手段」と語った。同委員会は「地方の家族計画関連部署に、罰金の徴収および管理をめぐる不正行為を是正するよう」求めている、という。
新華社によると、同委員会は、監査手続きで発覚した問題への効果的な対応策を講じ、罰金の徴収と管理に関するシステムを改善していく方針で、監視を強化し、地方の家族計画関連部署に情報を市民に公開するよう指導していく、という。
審計署の調査では、夫婦が規定に違反してもうけた子どもの数の報告が不正確、罰金徴収が不十分、規定よりも高い罰金を科すといった問題が発覚した。
ただ、地方政府が一人っ子政策違反に関連して徴収した罰金のうち、使途不明金は165億元を超えるとの弁護士の指摘もある。

その他関連記事
China to crack down on family planning fines after abuses found
Zhuang Pinghui
[South China Morning Post, 19 September, 2013]

「一人っ子政策違反」で拘束=罰金・堕胎継続か-中国
[時事ドットコム 2013/11/21]

「一人っ子政策」違反の罰金、22省で2700億円 広東省と江蘇省は公表拒否―中国
[XINHUA.JP 2013年10月2日]

一人っ子政策の罰金を不正流用 中国
[産経ニュース 2013.9.20]

一人っ子政策の罰金は年3200億円に、地方政府を支える財源に(水彩画)
[Kinbricks Now 2013年08月18日]

年收200亿社会抚养费成放开“单独二胎”最大阻力
[经济观察网 2013-08-17]

社会抚养费“抚养”了谁?
[2013-08-04 来源:光明网]

Too little, too late? China takes small step in relaxing one-child policy
Keira Lu Huang
[South China Morning Post, 12 November, 2013]
一人っ子政策緩和のニュース。夫婦どちらかが一人っ子の場合、二人目の子供を持つことを認める。

河南邓州计生委被曝订超生罚款指标
[2011-07-29 来源: 大河网(郑州)]

超七成县乡计生干部认为应放宽生育
[2012年06月18日 来源于: 财新网]
中国人民大学の顧宝昌教授、杭州師範大学人口研究所の王涤所長が2009年に江蘇省、浙江省、上海市、広東省で基層自治体の一人っ子政策担当者に対して実施したアンケート調査によると、74%が緩和するべき、18%が不必要だと回答した。(歴史的役割を終えた一人っ子政策が廃止されない理由=罰金財政と一票否決制―中国 参照)
by technology0405 | 2013-11-28 13:54 | Countries | Comments(0)

中国南部の一人っ子政策担当職員が、子供の人身売買に関与していたことがわかった。China Youth Daily紙の報道によると、福建省安渓県の家族計画局長で、自身も子供4人を持つ母親であるWang Yiping氏に、4人の子供の密売を幇助した疑いがもたれている。52,000元で雲南省の男児が売られた最近の事件も容疑に含まれる。この男児を買った女性は、19歳の息子が病気のため2人目の子供が欲しかったと警察に話している。

2人目の子供を産んだ家庭に対し、一人っ子政策への違反だとして家族計画局の職員が事実上の罰金を要求し、払えない家庭から乳児を強引に連れ去って人身売買するというケースは、中国国内で以前より起きていた。

児童売買は未だに中国の抱える大きな問題である。中国から英国への児童売買は近年増加している。2012年7月に中国警察は1000人を動員して2つの児童売買組織を強制捜査した。救出された子供は全15省で181人、逮捕者は802人に及んだ。
2012年12月には、湖南省の家族計画局12機関が、孤児を海外に売り「重大な法律違反」を犯していたという疑いがもたれたが、結局罪には問われなかった。

中国の児童売買と養子縁組の関連性は、非常に深刻かつ表面化しにくい問題である。中国政府は、そうした問題が存在することを知りながら、誘拐された子供の数や養子縁組に出された子供の数を調査せず、タブーの話題としてきた。アメリカや他の西洋諸国でも、中国の子供を養子に迎えた家族が何万といる関係で――2012年に養子に出された中国人の子供は、アメリカだけでも3000人近くになる――、この話題はタブーとなっていることが多い。(中国から迎えた養子が、実は捨て子でなく誘拐された子供だったかもしれないと、養親や養子が悩むケースも存在する。)

中国の国際養子縁組における乳児・児童売買の実態が、広範囲で調査されたことはない。毎年何人の子供が誘拐されているのか、そのうち何パーセントの子供が国内および国際養子に出されているのか、誰も確かなことが言えない。しかし、この問題は、多くの人々が考えるよりずっと深刻であると、映画“Living with Dead Hearts-The Search for China’s Kidnapped Children”の監督Charlie Custerは訴える。また、Research ChinaのBrian Stuy氏は「中国からの養子縁組の4分の3以上に、何らかの詐欺や不正が絡んでいる」と考えている。

Chinese family planning official caught trafficking in children
By Malcolm Moore
[Telegraph, 04 Jan 2013]

Kidnapped and Sold: Inside the Dark World of Child Trafficking in China
by Charlie Custer
[Atlantic, Jul 25 2013]

Painful mysteries of adopting a Chinese 'orphan'
By Barry Cunningham
[Global Times | 2011-5-19]
上海市第二人民医院の前の道路に捨てられていたという中国人孤児をアメリカに養子に迎えて育てたアメリカ人養親の記事。娘が捨て子でなく誘拐された可能性もあると考えるようになった。

The Dark Side of China's "Aging Out Orphan" Program
[Research-China.Org, April 02, 2012]

Adoption scandal exposed by muckraking Chinese journalists
By Adrienne Mong
[NBCNews.com, 17 May 2011]
2005年に家族計画局に11か月の娘を連れて行かれた男性の記事。

"Living with Dead Hearts-The Search for China’s Kidnapped Children”
Charlie Custer と Leia Li 夫妻が監督したドキュメンタリーフィルム

人身売買組織摘発 子供92人を保護
[大紀元日本 2013年10月2日]

Chinese police smash child trafficking ring and free 180 desperate children
By Sara Malm
[Mail Online , 6 July 2012]

大規模な人身売買組織を摘発、誘拐されていた児童178人を救出―中国
[レコードチャイナ 2011年12月8日]

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by technology0405 | 2013-11-28 11:46 | Countries | Comments(0)

養子のリホーミング

中国の養子縁組エージェンシーは、アメリカ人の養親が海外から得た養子を手放すためのサイトについて暴いたロイター通信の報道を受け、「驚きと怒りを感じる」と語った。ロイター通信は自社の調査を2013年9月5回に分けて報道し、養親がヤフーやフェイスブックの掲示板などを使って、要らなくなった養子を、行政の監視もなく、時には違法に、見知らぬ他人に渡していることを明らかにした。

「養子をこれ以上育てたくないと考え、インターネットで別の養親探しをするアメリカ人家族についての報道に、我々は非常にショックを受け、腹立たしい気持ちでいっぱいだ。」「無責任な行為である。」と、国から支援を受けている養子縁組機関China Centre for Children's Welfare and Adoptionは、ロイターに対しファックスで答えた。

国の委託で海外養子縁組を扱うChinese adoption centreは、 ロイターの報道を「重大視している」といい、一連の報道で明らかになったアメリカの法律の欠如について懸念を表明すると同時に、アメリカの「関連機関」と話し合いの場を設けるつもりだと語った。
このエージェンシーは、中国の子供を養子にした家族に、最初の5年間、年に6回の報告を義務付けている。現在、この報告を子供が18歳になるまで継続することを検討中である。

"The Child Exchange"と題したこのロイターのシリーズ記事によると、「リホーミング(里親探し:通常はペットの新しい飼い主を探すときに使用される言葉)」と呼ばれるヤフーの掲示板の一つ“Adopting-from-Disruption”には、5年で5,029件の投稿があったという。子供の写真や情報が掲載され、週に一度更新される。ほとんどが、6-14歳の、ロシアや中国、エチオピア、ウクライナなど海外から養子縁組された子供である。ロイターは、要らなくなった養子をリホーミングする8つの掲示板をネット上で突き止めた。

ロイターの事件記者Megan Twoheyは、養子の「リホーミング」サイトの実態を18か月間にわたって調査した。シリーズ記事では、子供を手放した親、手に入れた親、その仲介人、リホーミングに関与する組織にインタビューし、児童福祉機関の機密書類を分析している。
子ども自身へのインタビューもある。多くの子供が全くの他人に引き渡され、身体的、精神的、性的虐待を受けていた。

掲示板の内容は、まるでテレビの中古セットを売っているかのような印象である。
「8歳の女の子を中国から養子に迎えました。残念ながら、別の養親を探し始めて、もう5日経ちます。・・・興味を持ちそうなお知り合いがいれば、この投稿をシェアしてください。」

ヤフーはロイターの報道を受け、Adopting-from-Disruptionの掲示板をシャットダウンした。他にもこうした目的のグループを5つ停止したという。フェイスブック内にも同様の掲示板があり、その一つ“Way Stations of Love”は、まだ使われている。フェイスブックのスポークスパーソンは、この掲示板について、「インターネットは社会を反映している。人々はインターネットをあらゆる種類のコミュニケーションに利用し、こうした複雑な問題を含め、あらゆる問題に取り組んでいる。」と述べ、停止処分については言及しなかった。

China adoption agency furious over child exchange report
[Reuters, Sep 25, 2013]

"The Child Exchange"
By Megan Twohey
[Reuters, September 9, 2013]

There's A Virtual Undergound Market For Parents Pawning Off Adopted Children They Don't Want Anymore
Caroline Moss
[Business Insider, Sep. 9, 2013]

Reuters investigation spotlights online exchange of adopted kids
by Phil Picardi
[ Minnesota Public Radio September 13, 2013]

Series Reveals Underground Market For 'Re-Homing' Adoptees
by Scott Neuman
[NPR, September 11, 2013]

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by technology0405 | 2013-11-22 15:50 | Countries | Comments(0)

OUTSOURCING A LIFE

"OUTSOURCING A LIFE"
[San Francisco Chronicle, 2013/09/27]

2013年5月-6月に、Chronicle紙がインドのアナンドとカンバットで13日間にわたり取材した記事。アナンドのAkanksha Infertility Clinicは、Chronicleの記者とカメラマンに、分娩室以外のすべての施設へのアクセスを許可した。代理母や依頼親へのインタビュー、Akanksha Infertility Clinicの代理出産数データなど。
by technology0405 | 2013-11-21 15:32 | Countries | Comments(0)

IFFS Surveillance 2013

2013年10月12 -17日IFFS/ASRM 2013が開催され、IVFの質的改善をテーマにした発表が多くなされた。また、IFFS(International Federation of Fertility Societies)による2013年度版の調査結果も公開された。

IFFS Surveillance 2013

IFFS 21st World Congress

IFFS/ASRM Welcome
[ASRM, American Society for Reproductive Medicine]

Improving IVF Is Focus at ASRM, IFFS Meeting
By Kristina Fiore
[ MedPage Today Oct 16, 2013]

Dr. Robert W. Rebar honored at the IFFS/ASRM 2013 Opening Ceremony
[SREI, Society for Reproductive Endocrinology and Infertility October 28 , 2013]
by technology0405 | 2013-11-19 13:45 | Materials | Comments(0)

d0170396_15372317.jpg

(source: http://infochat.com.ph/2013/04/1-out-of-10-filipinos-suffer-from-infertility-hope-for-starting-families-launched-to-aid-couples-in-seeking-treatment/)


製薬会社Merck Seronoによる委託研究によると、フィリピン人不妊カップルの多くは最初の診察には行くが、高額な治療費や治療に対する無理解がその先の治療を妨げているという。Merck Seronoは、ドイツ・ダルムシュタットに本社を置くMerckの生物医薬品部門である。

Merck Seronoは、フィリピンで不妊治療啓蒙キャンペーンを始めるあたり、この研究結果をリリースした。このキャンペーンは"Hope for Starting Families"と呼ばれ、主要都市でのフォーラム開催や、www.fertilityphilippines.comといった不妊専用のウェブサイトを通じ、フィリピン人カップルに不妊治療に関する情報を提供することを目的としている。ウェブサイトには、国内の医師や不妊センターのリストをはじめ、不妊の原因や治療についてなど、不妊カップルが必要とする情報が詰まっている。

国内では治療が受けられないとか、海外の方がより成功率が高いなどといった誤解がフィリピン人の間にあり、それが治療の妨げの一つになっているとMerckはいう。Merckはキャンペーンを通して、フィリピン国内でも5つのARTセンターで治療が受けられ、その成功率は国際的にみて遜色ない数字であることを強調し、不妊カップルは躊躇せず不妊治療専門家の助けを求めてほしいと伝えている。不妊治療の成功は国内でもすでに確立されており、「我々が多くのカップルの妊娠を30-50%の成功率で手助けしてきたことを、ここに喜んで報告したい。」とMerck Seronoのアジア太平洋地域社長Tim Kneenは語った。

Asia Pacific Initiative on Reproduction (ASPIRE)に承認された“Starting Families Asia”と名付けられたMerck Serono の委託調査は、この種の研究では最も大規模なものである。アジア諸国10か国の女性1000人が調査対象となった。この研究によって、不妊について重大な知識格差があること、またこの知識格差が、不妊および不妊治療の選択に大きな影響を与えていることがわかった。

Hope for Starting Families

1 of 10 Filipino couples have infertility problems—survey
By Frances Mangosing
[INQUIRE.net August 24th, 2013]

Every couple deserves a family
by Pola del Monte
[HerWord.com, April 2, 2013]

1 out of 10 Filipinos suffer from Infertility: Hope for starting families launched to aid couples in seeking treatment
[INFOCHAT.com April 3, 2013]

Starting Families Asia

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by technology0405 | 2013-11-18 15:51 | Countries | Comments(0)

ゲイカップルの生殖補助医療技術(ART)へのアクセス権をブラジルが法的に認めた。現行法ではARTへのアクセス権を持つ者の定義が曖昧で、体外受精やその他の生殖技術をゲイカップルが利用することを阻止する判決が出されることもあった。

改正後の法律では、現行法の曖昧な表現を改め、ゲイカップルとシングルの人間にもそうした技術の利用を認めることが明文化されている。ブラジルの連邦医療協議会(Federal Council of Medicine)は、現在の社会的モーレス(集団の基本的価値観を具体化した習慣)に合わせ、今回の改正を実施したという。

ブラジルは2011年に同性のシビルユニオンを認め、異性カップルの権利を同性カップルと同等にしようという動きが優勢である。ゲイカップルのIVFを認める改正もそうした流れで実施されたが、医療者による良心的拒否権も尊重される、という条項も設けられている。

レズビアンカップルは、片方の女性の卵子と提供精子を受精させ、もう一方の女性の子宮に移植する。ゲイカップルの場合は、できれば4親等までの親族の女性に代理母になってもらう必要がある。最終版では、凍結受精卵の保管期限を5年とすることや、ARTを利用する女性の年齢を50歳までとすることも明記されている。

ブラジルでゲイカップルが初めてIVFによって正式に子供を得たのは2012年である。カップルの子どもMaria Teresaは、2012年1月29日に、ブラジル北東部のベルナンブゴ州で生まれ、彼女の出生証明書の両親の欄には、男性二人の名前が記載された。

15年来のパートナーであるMailton Alves(35)とWilson Albuquerque(40)は、子供を持ちたいと思い、2011年にブラジル法の下で認められたパートナーシップ関係を結んだ。ブラジルの連邦医療協議会(Federal Council of Medicine)は、このカップルに対し、どちらか一方のパートナーの精子を使って体外受精し、子供を持つ権利を認める決定を下した。

それまで、体外受精の承認は、結婚あるいは事実婚の女性にしか許可されていなかった。カップルは匿名の提供卵子とAlvesの精子を受精させ、従姉妹の子宮に受精卵を移植。2012年1月29日に子供が生まれた。
「私たちのように、15年間を共に過ごし、子供や家族を持ちたいという夢を叶えようとしている者たちにとって、この判決は重要な前例となった。」とAlvesは言う。

ペルナンブコ州の州都レシフェの家庭裁判所Clicerio Bezerra判事が、カップル二人の親権を法的に認めた。「養子縁組では、男性二人が養父として法的に認められたケースがいくつかある。自分が知る限り、男性二人が子供を嫡出子として登録したのは、このケースが初めてだ。(同性カップルが)婚姻関係を結び、家族になることを認めるなら、子どもによって家族を完成させることも認めるべき」と判事は語っていた。

RESOLUÇÃO CFM Nº 2.013/13

RESOLUÇÃO CFM Nº 2013/2013
Conselho Federal de Medicina

Brazil allows gay couples to use in vitro, other assisted reproduction techniques
[FOX NEWS.com, May 09, 2013]

Brazil guarantees assisted reproduction for gay couples
By Jean Paul Zapata
[Gay Star News, 10 May 2013]

In Vitro Now Legal for Same-Sex Couples in Brazil
by Kathryn DeHoyos
[GoodMenProject.com May 11, 2013]

Brazilian gay couple has child by IVF
[AFP, Mar 2, 2012]

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by technology0405 | 2013-11-14 16:07 | Countries | Comments(0)

ロシア連邦議会の家族・女性・子ども委員会の委員長エレナ・ミズリナ議員が、ロマノフ王朝400周年を記念する会議の席で、中絶と代理出産がロシア人を、ひいては世界中の人間を滅ぼすことになると警告し、速やかに禁止すべきだと主張した。

「我々が母なる地球の死を防ぐために核兵器を禁止したように、生殖の自然の姿を破壊しているこうした技術を禁止すべきだということは、人間性をもってすればいつか理解されるだろう。」と、代理出産を核兵器になぞらえた。また、ロシア人は概ね代理出産に反対であり、「キリスト教正教徒的な価値観に賛同」しているとも付け加えた。

ロシア議会下院・国家会議のセルゲイ・ナルィシキン議長は、ミズリナ議員の主張を支持はしないとメディアに語ったが、それ以上の言及は避けた。ミズリナ議員は、この発言の数日後に、正式な法律制定に向けた動きをする予定はなく、ただこの問題に関して議論することを望んでいるとメディアに語った。

ミズリナ議員は、2013年上旬の特別講演でも、中絶法の厳格化を提案して話題になった。ロシアには中絶に関する規制がいくつかあるが、医師免許のない者が中絶を行なうケース以外では、違反者に対する罰則はないに等しく、抑止できていないというのが彼女の主張である。違反した医療関係者に罰金を科すことと、モーニングアフターピルを処方薬に指定することを、議員は提案した。このスピーチも広く国民の反響を呼んだが、法的な動きは今のところみられない。

Abortions, surrogacy lead to human extinction – senior MP
[RT, November 11, 2013]

Мизулина сравнила суррогатное материнство с ядерным оружием
[Лента.Ру, 10 ноября 2013]

Mizulina's Surrogacy Ban Idea Ridiculed
By Natalya Krainova
[The Moscow Times, 12 November 2013]

Russian Deputy E.Mizulina proposed to forbid surrogacy as " unnatural "
Petro Ivasjuk
[UNN, November 10. 2013]

Author Of Russian “Gay Propaganda” Bill Proposes Banning Surrogacy
Max Seddon
[BuzzFeed, November 10, 2013]

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by technology0405 | 2013-11-12 15:47 | Countries | Comments(0)
各国のARTに関する資料や記事を集めています (※ このブログに書かれている情報の信ぴょう性は各自でご判断ください)