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香港の医療関係者が、これまでに2人の子供の代理出産を扱い、現在1件が進行中であることを南華早報に明かした。香港には代理出産に関する公式数字や記録がない。南華早報の記者が市内の有名不妊クリニックをいくつか調査したところ、代理出産の希望は増加していることが分かった。

香港人カップルの中には、「フィリピン人の友達」を代理母として連れてくる者もいる。こうした取引が違法な商業的代理出産なのかどうかをチェックすることは難しい。商業的な取引であれば2年の刑務所行きである。代理出産を希望する女性の中には、ガンで子宮をなくした者、生まれつき子宮のない者、妊娠出産に体が耐えられない者などがいる。

香港養和醫院のIVFセンター長Milton Leong Ka-hong医師は、「数年前に」代理出産を手がけ、健康な子供を取り上げた。使われた胚は、子宮機能不全の依頼母のものだったという。女性とそのパートナーは子供を切望しており、医師、ソーシャルワーカー、心理士、顧問弁護士らが前もってカウンセリングにあたったとLeong医師は語った。
「医師の役目は、困っている患者を助けるために最大の努力をすることです。カップルの親戚の女性が代理母になりました。今カップルは幸せで、赤ちゃんも健康です。」

CUHK-PWH Medical Centreも、数ヶ月前に別の代理出産契約で子供が生まれたことを明かしている。

1985年に香港初の体外受精児の誕生を手がけたLeong医師のもとには、週に1-2件の代理出産の問い合わせがあり、希望者は増えつつある。仕事や容姿など医学的でない理由での代理出産希望は断っている。

香港中文大學の産婦人科医Christopher Haines医師は、妊娠継続が困難な女性からの依頼を2件受け入れた。「最初のカップルは成功した。2件目は今継続中だ。」

ある私立クリニックの医師のもとには、「フィリピン人の友達」に代理母になってもらうという香港人カップルが2組来たことがある。「いかなる商業的代理出産も違法であることを、医師は忘れてはいけない。」と彼は言った。

しかし、利他的代理出産が認められている香港で、代理母を「友達」だと言い張った場合、金銭的やり取りが当事者間で行われているのかどうかを医師が見極めるのは非常に難しい。

HK has two surrogate mothers
Ella Lee
[South China Morning Post , 19 July, 2012]

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by technology0405 | 2013-06-28 16:56 | Countries | Comments(0)

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基礎データについてはこちらも参照可→Health Statistics by the End of 2009


  代理出産は中国衛生部の条例により禁止されている。しかし、代理出産の語で検索すると、国内には数多くの仲介業者のサイトが存在し、実際に営業が行われている。こうしたサイトは、代理母や卵子ドナーの募集・登録にも使われている。チャット機能を使って随時担当者に質問できるよう設計されたサイトもある。中国の都市部(北京、上海、武漢、広州など)に支部を持つことを喧伝し、広範囲に活動の拠点があるかのような印象を与えるものもあるが、実際には協力クリニックがある特定の都市に拠点を持ち、活動を行っているケースがほとんどである。中国語で代理出産の語は政府公安による検閲の対象になっていると考えられる。摘発を逃れるため、一人の仲介人が複数のサイトを運営しているケースも見られる。代理出産は違法行為であるので摘発されれば病院と医師は処罰される。また刑法により違法な医療広告が禁止されており、仲介者は処罰を受ける可能性がある。このため、中国国内で代理出産を行うことは医師や仲介業者にとって非常にリスクが高く価格が高騰する要因となっている。代理出産に絡んだ胚移植などは、国内の非公認の私立クリニックで密かに行われている可能性がある。一方、海外のクリニックで胚移植を行っている業者もある。例えば、米国で代理母への胚移植を実施している業者では、出産も米国で行うことで、子どもが米国国籍を取得できるとするプランがある。
 代理母には地方出身者も多く、離婚している女性も多い。妊娠に成功した代理母は、業者が用意する高級マンションに部屋を与えられて2-3人づつ生活をしており、家政婦などの世話人も付いている。大規模な集合住宅であれば、周囲にも気づかれにくい。業者は、徒歩あるいは車で数分以内で移動できる距離に、いくつかの棟に分散してそうした部屋を所有し、周囲の目を憚りながら代理母たちを管理している。業者側から見た代理母ビジネスのリスクは、依頼者による子どもの引き取り拒否・遺棄である。ある業者によれば、代理母(男児を出産)の妊娠直後に同依頼者妻も妊娠(女児を出産)してしまったケースや、双子の一方が女児であった場合など、遺棄が危ぶまれるケースがあったという。中国の代理出産においては、依頼者の気に入らない子どもは、非常に容易に中絶・遺棄の危険にさらされうることから、子どもの生命・地位は非常に不安定となる。また、代理出産の過程では、多くの場合、同時に、精子の分画や超音波検査によって、子どもの性別選択が行われていると考えられる。
 多くの業者では、依頼者に対し「成功を保証する」と称するパッケージを提供している。(注: 失敗したとしても、追加費用は一部医療費等を除いて請求されず、依頼者は必ず子どもを得ることができるプラン)、これらのプランも含め、代理出産には1,000万円以上の費用を請求されるケースが多い。インドやタイではそれより安価で代理出産サービスが提供されていると考えられるが、それでも、中国人代理母に対する需要は高い。海外の情報が限られていることもあるが、国内の技術に対する信頼の高さに加え、食事や生活習慣、人種的背景が似通った同胞が代理母として好まれるためであると考えられる。一般に、「優れた」遺伝子に対する中国人の選好は強いが、代理出産を単なる「遺伝子の入れ物」や「子宮のレンタル」と理解しているわけではない様子も伺われる。今後、中国政府の代理出産禁止のスタンスはしばらく変わることがないと予想されるものの、「今後は徐々に規制を緩めて、政府による管理を強める方向性で合法化した方が良いのではないか」(生命倫理学者)とする意見もある。
 卵子提供については、他の不妊患者からの余剰卵子の無償提供(栄養費程度の支払いを含)に限り許可されている。排卵誘発などの技術の向上で、20個以上の卵子が採取できるようなケースはまれになってきていることや、不妊治療中の患者が自己卵子を他人のために手放すようなことは起こりにくいと考えられ、実際に行われることはめったにない。このため、実需は、一般女性をドナーとする卵子の売買によって賄われている。卵子ドナーの遺伝的背景が重要視されるため、学歴(IQ)、身長、瞼の形、肌の色などの属性を選好する傾向が顕著に見られ、有名大学の学生と称するドナーが使われている。代理母と卵子ドナーは、完全に役割・層が異なる女性が担うものとして認識されている。つまり、遺伝的に優秀な素質を持たない女性であっても、「健康な子宮」を持ってさえいれば代理母になれるが、卵子ドナーにはなれないであろう。卵子提供では、父系社会の要である夫側の血縁は保たれるため、卵子提供の需要も一定程度あると考えられるものの、「他人の遺伝子の入った子どもを自分で妊娠出産したいと考える中国人女性は少ない」(生命倫理学者)とする見解もあり、また(女性因子の)不妊問題に対する問題意識が政府関係者には薄く、卵子提供に関する実施や規制の見直しが行われる見通しは少ない。
 精子提供は国内のいくつかの精子バンクで行われている。利用するのは実務上煩瑣であること(書類申請や長期にわたる追跡やデータ管理などの非常に厳格な条件が課されている)などから、積極的に実施したいと考える医療関係者は少ない。配偶子提供は匿名で行われ、関係者や子どもにドナーの身元に関わる情報が明かされることは決してない。子どもの出自を知る権利についてはごく一部の論者がその存在を指摘するにとどまる。中国社会では、儒教的な価値観や、父系血統原理が重視されるため、配偶子提供について「真実を知らせないことが子どもの利益・福祉にかなう」という考え方が、政策決定者においても不妊治療の利用者においても、支配的である。


※ 写真と文章とは何ら関係がありません。

Link

日本が利用される側になる日

中国

代理母は使用人 (中国調査結果)

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by technology0405 | 2013-06-07 09:30 | field work | Comments(0)

台湾新聞記事

藍委開公聽會討論代孕合法化 反對意見佔多數
台湾で11月8日に代理出産の公聴会があったという記事

台灣6夫妻遭代孕集團訛千萬元
[2013年04月29日 稿件来源:香港中國通訊社]

高雄女子装避孕器仍怀孕 原是因有双子宫
[2011年07月13日 中国新闻网]

试管婴儿打促排卵针乳房胀痛
[弘康堂清狐露官网 2013-06-06]

台妇产诊所出怪招:三人组团捐精将送游戏机
[2010年06月21日 中国新闻网]

偽造病歷 婦友醫院蔣榮祥求刑15年
[中國時報 2012-07-05]

台灣產婦最受罪 9成3會陰被剪
[udn健康醫藥 2007/05/12]

代理孕母 Surrogate Mother
洪芳婷
[文化部 台湾大百科全書, 2012年1月4日]

拿孕母要脅 坑騙求子父母
蕭承訓
[中時電子報 2013-04-29]

台湾:台湾可望开放代理孕母 不孕女艺人喊赞
[2012-11-19,来源于 福建电视台]

代孕合法化 婦運團體批官版草案
[公視新聞網 2012-09-28]
by technology0405 | 2013-06-06 13:25 | Countries | Comments(0)

香港で胚の取り違え

香港の有名クリニックVictory A.R.T. Laboratoryが、違う胚を女性に移植していたことが分かった。クリニックはすぐに胚の取り違えに気づき、直ちに2個の胚を「摘出・破棄」したという。

管理局の報告によると、新米のエンブリオロジストがラベルをチェックしなかったのだという。香港の人類生殖科技管理局は、この出来事は人的過失であって制度的過失はないと判断し、措置はとらないと発表した。Victory A.R.T. Laboratoryは、取り違え事件を起こした後も、生殖補助医療の実施機関としてのライセンスを取り下げられることはなかった。
この管理局の対応に対し、規則違反したクリニックや病院への罰則を強化するべきだという声が噴出した。ネットにも、Victory A.R.T. Laboratoryの患者を含む、多くの声が寄せられた。

管理局のGregory Leung Wing-lup委員長によると、管理局はライセンスを永久に取り上げてしまう権利を持っているだけで、罰金やライセンスの一時停止などといった軽めの罰則を課す権限はない。管理局がそうした権限を行使できるよう法律を改正できるのかどうか、模索していくという。

しかし泛民主派の議員で立法審議会の長を務めるCyd Ho Sau-lan氏は、管理局にはもっとできることがあったはずだと考えている。「管理局はクリニックを公的に批判することもできた。公に非難することは罰の一つの形であるし、法による権限付与もいらない。」と彼女は言う。「管理局が正式に非難を表明しなかったのは残念だ。」

生殖医療センターの規制は、不妊患者が香港で増加していることを考えると、より重要になってきている。管理局の2010年報告書によると、生殖補助医療を受けた人の数は2009年の4,968人から倍増し、8,668人だった。

Victory A.R.T.のAnthony Wong Shun-yunから話を聞くことができた。取り違えは「3分以内に判明した」という。2011年7月8日、若手のエンブリオロジストが胚のラベルをチェックせずに胚を持ち出し、違う女性に移植が行われた。「エンブリオロジストは急いでいて二重のチェックを怠った。別のスタッフが再度ラベルを確認するべきだったが、その時は不在だった。」
移植後すぐに、別のエンブリオロジストが、自分の任されている胚が2個なくなっていることに気づき、報告を受けた医師がすぐに胚を取り出した。取り違えを起こしたエンブリオロジストは別の部署に異動になったという。スタッフたちは適切な指導を受けているとWong氏は繰り返した。

IVF clinic aborts babies after implanting them in wrong woman
by Patrick B. Craine
[Life Site News, Jul 19, 2011]

Top IVF clinic gives woman wrong embryos
Kiran Randhawa
[London Evening Standard, 18 July 2011]

Calls for more penalties after embryo mix-up
Ng Yuk-hang
[South China Morning Post, 14 August, 2012]

Hong Kong fertility clinic admits embryo error
By Annemarie Evans
[BBC News, 18 July 2011]

IVF clinic implants embryos in the wrong woman
[TRONTO SUN, July 18, 2011]

Outrage online at mix-up of embryos
Ng Yuk-hang
[South China Morning Post, 14 August, 2012]

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by technology0405 | 2013-06-04 16:32 | Countries | Comments(0)

インドで代理出産を依頼し、ムンバイで3ヶ月間子供と立ち往生していたエルサレムのイスラエル人ゲイカップルDan Goldberg(42)とArnon Angleは、2010年5月28日イスラエルに帰国した。帰国の前に双子の男の子ItaiとLironにはイスラエル国籍のパスポートが交付された。

この出来事は世界的な注目を集めた。なぜならエルサレム家庭裁判所のPhillip Marcus判事が、双子にイスラエル国籍を与えるための実父確定検査を認めることを拒否していたからだ。イスラエルの左翼団体とゲイ団体がこれに激しく抗議し、Benjamin Netanyahu首相による仲介行動にまで発展した。

内務省は、DNA検査で父親がGoldberg氏だと確定すれば双子の帰国を認めると発表した。検査の結果が出るまで、双子は無国籍状態に置かれた。Marcus判事はエルサレム地裁にDNA検査を受理するよう命令を受け、手続きを開始した。

イスラエル人ゲイカップルによるインドでの代理出産は、2007年のYonatanとOmar Gherのケースが最初の事例として知られている。このケースではDNA検査の結果子供のパスポートが交付され、カップルと子供は1ヶ月で帰国している。

Surrogacy: Israeli father, twins stranded in Mumbai
[The Indian EXPRESS, May 11 2010]

Israeli gay couple to take surrogate twins home
[The Indian EXPRESS, May 28 2010]

Dan Goldberg’s rights
[The JERUSALEM POST, 05/13/2010]

5 yrs in making, holes in draft law
[The Times Of India, May 11, 2010]

Watchdog lambastes judge for denigrating gay father of twins
Tomer Zarchin
[HAARETZ | Oct. 19, 2010]

Israeli Judge Denies Babies Citizenship Because All Gay Dads Are Pedophiliac Serial Murderers
Daniel Villarreal
[QUEERTY, May 10, 2010]


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by technology0405 | 2013-06-03 15:48 | Countries | Comments(0)

ブラジル連邦医学評議会は、2010年12月15日、ARTに関する決議『RESOLUÇÃO CFM nº 1.957/2010』を出した。

『RESOLUÇÃO CFM nº 1.957/2010』

Resolution CFM 1957/2010: significant changes in the practice of assisted human reproduction
by Tatiana Henriques Leite, Rodrigo Arruda de Holanda Henriques
旧『No. 1358/1992』との違いについて
by technology0405 | 2013-06-03 15:02 | Countries | Comments(0)

ラテンアメリカで初めて代理出産を合法化する国はアルゼンチンになりそうである。遺伝的つながりのある子供を望む不妊カップル、同性カップル、シングルの人間に、代理出産という選択肢が開かれる。

「代理出産は家族法の中で最も難しいテーマの1つだった。」と1869年民法の改正にあたったMarisa Herrera弁護士は言う。Cristina Fernández大統領が提案し、最高裁の指示のもと専門家グループが改正に取り組んだ。この改正案は、同性婚や無過失離婚を認めるなど、家族法の面において非常にオープンである。また、親の権利(親権)は親の責任という概念に切り替えられる。

代理出産合法化は2013年3月初旬に議会で提案された。予定通り承認されれば、アルゼンチンはラテンアメリカで初めて国の法律によって代理出産を認めた国となる。

ラテンアメリカにおいては、ブラジルとメキシコのタバスコ州が代理出産を規制の下で実施している。しかし適用範囲が狭く、アルゼンチン法案のようなリベラル性は持たない。
代理出産合法化は専門家たちにとって最も複雑な問題だったとHerrera氏は言う。フェミニストその他の団体は、女性が「出産する道具」扱いされたり、貧しい女性が金目当てで代理母になったりすることをおそれ、反対した。こうした批判の中には「極めて重要な」意見も含まれていることをHerrera氏は認める。

インターネット上では、ラテンアメリカの女性による代理母志願の広告、依頼カップルの代理母募集の広告が数多く掲載されている。アルゼンチンでは法律のないまま代理出産が実施されている状況にある。代理出産が合法の国に渡航して子供を連れて帰ってくるカップルもいるが、高額で誰もができるわけではないので、格差につながっているとHerrera氏は言う。ブラジルなど厳しい規制の下で実施されている国では、規制の緩和が話し合われている。
「代理出産が望ましいものかどうかは分からないが、とにかく存在している。海外で多く実施されており、無視できない。法律で規制・管理し、まずは子供を守りながら、代理母と依頼親も保護すべきだ。」

法案では、胚移植の前に裁判所による承認が必要となる。依頼者は、代理出産でなくては子供を得られないということを医学的に証明する必要がある。裁判所が派遣するチームが、代理母に対して集学的なサポートを行う。代理母は子供のいる健康な女性。自分の卵子を使うことはできず、代理母になれるのは2回まで。依頼親の配偶子を少なくとも片方(精子or卵子)使用しなければならない。

ブラジルは、連邦医学評議会(Conselho Federal de Medicina)の2010年決議Resolução CFM nº 1957/2010で代理出産を規制している。利他的代理出産のみ認められ(医療費の補償は可)、代理母は1親等か2親等の親族の女性(母親、姉妹、叔母)に限られる。

メキシコは唯一南部のタバスコ州にのみ代理出産に関する法律がある。1998年Tabasco Civil Code 92条で代理出産を認めているが、代理母の報酬については触れられていない。メキシコシティでは2010年に、婚姻している異性カップルに限り代理出産の利用を認める法案が提出され、一度否決されている。しかし、この法案もあくまで国法ではなくメキシコシティだけの法案である。

Argentina to Legalise Surrogate Motherhood
By Marcela Valente
[IPS-Inter Press Service, Mar 8 2013]

Por qué sí a la regulación de la gestación por sustitución, apesar de todo
Aída Kemelmajer de Carlucci, Eleonora Lamm, Marisa Herrera
3人の著者は、この法改正に参加している

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by technology0405 | 2013-06-03 14:22 | Countries | Comments(0)
各国のARTに関する資料や記事を集めています (※ このブログに書かれている情報の信ぴょう性は各自でご判断ください)