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2005年と2006年に大陸部住民による香港への「個人旅行」が解禁された際、経済的にも社会的にも福祉が充実しており、高い医療技術を持ち、アクセスも治安も良い香港は、メディカル・ツーリズムの格好の渡航先になるだろうと考えられた。しかしながら、そうした有利な条件にあるにもかかわらず、メディカル・ツーリズムを強力に推進する周辺国に比べ、香港の政府や民間セクターは特に積極的な施策をとってこなかった。民間セクターがツーリズムに消極的な理由としては、政府による支援が少ないこと、国内の医療費が周辺国に比べ安くないこと、国内の医療ニーズに対応するので精一杯であることなどが挙げられる。最近は香港政府もメディカル・ツーリズムに乗り出し、医療特区を定めて外国人投資家をつのるなど、前向きな姿勢を見せている。

 ただ、中国人の妊婦が香港で出産する出産ツーリズムは、以前から増加の一途をたどっており、毎年数万人の中国人妊婦が香港を訪れ、現地の産婦人科医療の飽和状態をもたらしている。政府は、中国本土で妊婦健診したのち予約登録を行って初めて香港で出産できる「予約登録制度」を2007年に定めるなどの規制をかけたが、2012年のベビーブームには抗議デモが行われるほどの問題となった。

Medical tourism development in Hong Kong: An assessment of the barriers
Vincent C.S. Heung, Deniz Kucukusta, Haiyan Song
Tourism Management、Volume 32, Issue 5, October 2011, Pages 995–1005

大陸部妊婦の香港での出産を制限へ 特区政府
[人民日報社 Mar 31 2011]

中国で人気の辰年出産、香港のママたちには悪夢に
[AFP BB News, 2012年01月24日]
by technology0405 | 2013-05-22 12:07 | Countries | Comments(0)

これまで、南アフリカは長らく不妊ツーリズムの目的地であり続けてきた。今、仲介業者たちは、インドの代理出産ビジネスの助っ人として、南アの女性たちを代理母として勧誘し、インドに連れて来はじめている。

2008年に南アフリカでオープンしたTammuz International Surrogacy agencyは、31歳以下の女性を募集している。その内容は一見魅力的だ。飛行機代、ビザ代、朝食夕食、飛行場への送迎と観光少々、こうしたものを含むムンバイでの休暇を無料で過ごすことができる。もちろんホルモン注射付きであるが。まず経口避妊薬を服用し、次に1日2回の自己注射を2週間続ける。その後は、経膣検査と血液検査を何度も受ける。

ホルモン注射をすると、最初は顔面の紅潮と更年期のような症状が出て、そのあと、むくみや気分の変動、イライラに襲われる。そうした月経前症候群があるため、エージェンシーのサイトには、休暇中は部屋でじっとしていなければならない場合があるのでボーイフレンドは連れてこないように、と書いてある。いずれにせよ、タバコも酒も、セックスも禁止されている。

指定日に迎えが来ると、女性は、全身麻酔下で多くの卵子を採取される。その日はそのまま病院に泊まる。これは「ゆったりできる体験」で「多くの女性が一緒に卵子提供している」ので「友達ができ、おしゃべりを楽しむ」ことができると、エージェンシーのサイトにはある。

エージェンシーは、卵子提供の危険が稀であることを強調する。卵巣過剰刺激症候群(OHSS)が起こるのは100人に1人で、症状は2週間で完全に消えるとある。「もし入院が必要な合併症が起きたら」と、いくらか不気味なトーンでエージェンシーは続ける。「ムンバイの病院にとどまってもらいます。」

卵巣過剰刺激症候群(OHSS)は採卵後に液体が腹腔に溜まって起きるもので、肺と心臓の辺りだと重症化して呼吸困難を引き起こす。この事実をエージェンシーは教えてくれない。普段アーモンド大の卵巣は12倍以上に膨れるため、卵管が捻れて血が通わなくなった場合、緊急手術が必要となる上に器官を失うかも知れない。OHSSには特別な治療法がないので、腎不全や脳卒中を併発した女性には命取りになる。

Paul le Roux医師は、ケープタウン(南ア西ケープ州の州都)の不妊治療専門医で、South African Society of Reproductive and Endoscopic Gynaecologistsの会長を務める。2012年、SASREGは保健省にTammuzをはじめとするエージェンシーの調査を求めた。南アフリカには国際的な卵子提供エージェンシーが4機関ある。Tammuz、Global Egg Donors、FertilityCareSA、New Lifeである。これらのエージェンシーは全て、インドやタイといった外国で卵子提供する南ア女性を募集している。

SASREGは、排卵に使われるHCG(性腺刺激ホルモン)の使用によって若い女性が負う健康上のリスクに対し、特に懸念を示す。南アフリカを含め世界の多くの場所では、より安全なLucrinが使用されている。

しかし、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)に陥ってインドから戻ってきた女性たちを治療したり、他から報告を受けたりするうちに、Le Roux医師は、インドのクリニックではまだHCGを使用しているクリニックが多いと確信するようになった。HCGは、OHSSのリスクが大きい代わりに卵子がたくさん採れる。また、軽いOHSS患者でも、飛行機に乗ることによって深部静脈血栓症を引き起こすリスクが高まると、医師は指摘する。他にも腸や膀胱の穿刺による副損傷の可能性が卵子提供にはある。

国内でのケアの質を高水準に保つため、南アフリカ産科婦人科学会は、ガイドラインを設置し、卵子提供エージェンシーに行為規範を守らせるための認定制度を取り入れている。現在女性を海外に送っているエージェンシーは、健康上のリスクを引き起こす可能性があるため、承認されない。南アフリカの不妊治療専門医たちは、承認を受けていないエージェンシーと提携しないよう求められる。

しかし学会の懸念とは裏腹に、西ケープ州保健部のスポークスマンZolani Zenzile氏は、海外の卵子提供に関わっているエージェンシーは国内に1機関だけだったという調査結果を報告した。また、海外での卵子提供を禁止するような条項は国内法にないとも付け加えた。

TammuzやNew Life、FertiltyCareSAは皆、明らかに海外で卵子提供するドナーを募集している。これらのエージェンシーにインタビューを申し込んだところ、返答はなかった。Global Egg Donorsの創始者Robyn Newman氏は、カリフォリニアで電話インタビューに応じてくれた。彼女は南アフリカにオフィスを持っていないが、リストには「12人以下」の南ア人ドナーがいることを明かした。インドのクリニックの基準は様々なので、ドナーはエージェンシー選びに気をつけるべきだと語った。

Kimと名乗る20代のドナーは「危険度合いはエージェンシーによると思う。」と答えた。20代の大人しい女性で、なめらかな肌と青い目をしている。Tammuzはドナーがメディアと接触することを禁じているので、名前は明かさないで欲しいという。「OHSSになった子も何人かいるけど、エージェンシーはきちんとケアしてくれた。エージェンシーはよく気をつけて私たちを見ている。」
Kimは南アフリカで4回、その後インドで3回卵子提供した。南アの法律では提供は6回までしか認められない。インド旅行については「素晴らしかった」「すごかった」と語った。

TammuzはDoron Mamet氏がイスラエルで立ち上げたエージェンシーである。彼はイスラエル人の男性パートナーとの間に代理出産でもうけた娘がいる。Kimによると、Tammuzの南アフリカ支店というのは、地元のレストランで定期的にドナー勧誘のためのディナーを開いている「コーディネーター」が二人いるだけだという。Tammuzのオフィスはない。

リストには18歳の少女を含め400人以上のドナーがいて、2ヶ月ごとに20人程度の女性がグループでアジアに行くのだと、Kimは語った。
「皆ホルモン注射のせいでイライラするから、口喧嘩が起こることもある。けれど、最後には楽しい休暇で終われる。人助けをして、お金ももらえる。」

エージェンシーは、利他的な気持ちのドナーを採用していると強調するが、ビジネスを支えているのはお金である。ドナーは、卵子を売ることは禁じられていても、「時間や労力に対する補償」をもらうことはできる。さらに飛行機代やホテル代を払わずにインドに行け、20000ランドもらうことができる。南アフリカ国内で卵子提供しても6000ランドしかもらえない。

しかし、Tammuzのようなエージェンシーにとって、卵子ドナーの募集は副業である。本業は、世界中の顧客への代理出産サービスの提供である。そのために、Kimのような女性から卵子の一定供給を受ける必要があるのだ。

Tammuzは様々なプランを提供する。最も高額なプランが全てのプロセスをアメリカで行う「ウエストプラン」で、値段は約$100 000である。これには$18 000- $22 000の代理母報酬、双子の場合の$3500- $5000の追加費用、帝王切開の$3 000の補償費が含まれている。追加料金として、代理母の心理カウンセリングや法律相談、生命保険、妊婦服、ベビーシッター代、家事代行費用、旅費などがある。

しかし、Tammuzはスポーツシューズ・メーカーと同様、すべての工程をインドへ外注する方がはるかに安くつくことに目をつけた。例えば、凍結卵子を船で運んでインドの代理母に移植すれば、代理母報酬$5000-$8 000を入れても$32000しかかからない。
更に数千ドル浮かすために、南ア女性をインドに連れて行けば、新鮮胚を移植することができる。南ア女性は$6 000-$10 000が相場のアメリカ人ドナーに比べて安い。さらにコストを減らすためにTammuzはエッグシェアリング制度を取り入れている。一度に18-24個の卵子が採れる多産ドナーの謳い文句も、顧客を惹きつける。
Le Roux医師によると、HCG(性腺刺激ホルモン)を使って多くの卵子を採取すれば、33人に1人はOHSSで入院が必要になるという。

しかし、Tammuzは、貧しい代理母候補がいくらでもいるインドでビジネスをしている数百のエージェンシーの中の一つでしかない。利他的代理出産は南アでは認められており、代理母には妊娠出産の労力に対して通常約150 000ランドが補償される。しかしそれは依頼親も代理母も南アに居住していること、依頼母が不妊であると医学的に証明されていることが条件である。胚の移植前に、裁判所が全ての契約について調べることになっている。

インドで活動するエージェンシーは、競争に勝つために数々の「保証付きプログラム」を提供している。例えばNew Life Indiaのサイトには「子供ができなければ返金!」とある。このプログラムを選ぶと、客は卵子ドナーをシェアし、作成した胚は代理母2人に移植しなければならない。Tammuzには3人の代理母を使うプログラムもある。

インドでは現在一度に3個まで胚を移植することが認められているが、4個の移植を公言しているクリニックのサイトもある。CSR (Centre for Social Research)の調査では、5個の胚移植が日常的に行われており、その結果多くの代理母が3つ子を妊娠することが分かっている。減数手術の際に、性選択がなされるケースも多い。双子の率が75%のクリニックもある。

New Life Indiaのサイトには「保証付きプログラム」を利用する客に対し、2人の代理母の妊娠に責任を持ち、3つ子以上の場合しか「減数手術」はしないと警告している。もし客が子供を一人しか希望しないのなら、依頼親は、その他の子供を養子に出す権利をエージェンシーに譲渡しなくてはならない。

New Lifeは一番最近オープンした南アフリカ支店の他に、ウクライナ、ポーランド、タイ、グルジア、インド、アルメニアに支店を持つ。New Lifeの顧客の証言をオンラインで見ると、中には、現在グルジアで4人の代理母が妊娠しているというアゼルバイジャン人カップルなどもいる。
はたしてこれは「素晴らしい新世界」と言えるのだろうか。

The brave new world of the international egg trade
Martinique Stilwell
[Mail & Guardian 17 May 2013]

※ これは、記事の内容を紹介したものであり、書かれている情報の信ぴょう性は各自でご判断ください。

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by technology0405 | 2013-05-20 14:09 | Countries | Comments(0)

ICMART2004データ

International Committee for Monitoring Assisted Reproductive Technologies (ICMART) world report: assisted reproductive technology 2004
E.A. Sullivan、F. Zegers-Hochschild、R. Mansour、O. Ishihara、J. de Mouzon、K.G. Nygren、G.D. Adamson
Hum. Reprod. (2013)

2013年に出された、ICMARTによる2004年度の世界のARTデータ報告。2006年に最初の報告が出されてから5番目のレポートにあたる。

・2003年度のデータと比較して、従来のIVFよりICSIの利用が世界的に普及してきた。全サイクルの60%がICSI (2002年56.6%、2000年47.6%)。特に、サウジアラビア、ヨルダン、トルコ、エジプトの4カ国は、新鮮胚を用いた夫婦間体外受精の98%をICSIが占めている。それとは対照的に、ロシア、ウクライナ、グアテマラの3カ国のみが、新鮮胚を用いた夫婦間体外受精のうちICSIの割合が30%以下であった。

・移植胚の個数を1個にする国が、少数ながら増えてきている
・3個以上の胚を移植し、その結果多胎妊娠や異常分娩の率が高くなっている国がまだあり、注意を要する
by technology0405 | 2013-05-16 16:53 | Materials | Comments(0)

台湾の刑事警察局(CIB)が、不妊カップルに代理出産サービスを提供していた仲介人を逮捕したと発表した。主要な容疑者の名前はLo (羅)といい、2012年にも同じ違法行為でチャンホワ地方裁判所にて有罪判決を受けている。

代理出産の料金は150-200万台湾ドル。Loと、別のベトナム国籍の容疑者Wu (武)は、ベトナムとタイで代理母を募集していた。これらの代理母は、LoとWuから金を受け取ったことはないという。

この違法なサービスに加え、二人の容疑者は、子供の引渡しを条件に、超過料金を依頼親に払わせていたことも分かっている。数年間で10組以上の台湾人カップルがこの話にのっていたとCIBは言う。

Suspects arrested on charges of offering surrogacy services: CIB
[The China Post ,April 30, 2013]

訂做個金髮娃娃 台幣200萬 仲介代孕遭法辦 生意更好
蕭承訓
[中國時報  2013-04-29]

仲介代孕遭逮 員工涉恐嚇客戶
[中時電子報 2013年04月28日]

犯罪集團仲介赴海外代孕 一次收取150到200萬元
杜大澂
[中時電子報 2013年04月29日]

跨國仲介代孕 挾胎勒索百萬
姚岳宏、邱宜君
[自由時報 2013.4.29]

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by technology0405 | 2013-05-16 15:26 | Countries | Comments(0)

2009年にSam Everinghamがインド人代理母を雇った時には、2人の男の子を亡くしたり、女性に減数手術をさせたりすることになるとは、想像もしていなかった。しかし、彼とパートナーのPhil Copelandは、インドの代理出産に4年間関わる中で、こうした辛い経験をした。

今は二人の元気な娘RubyとZoeに囲まれて過ごす二人だが、この活況を呈するグローバルな代理出産市場に潜む道徳的、法的、経済的リスクについて、オーストラリア人は知っておくべきだと主張している。
商業的代理出産はオーストラリアでは違法である。このため、年間何百人もの人間が、代理母を雇うために海外――主にインド、アメリカ、タイ――に行く。

Everingham氏は、代理出産を希望するオーストラリア人のための支援団体を運営している。彼によると、95%の人々は代理出産の経験に満足しているが、商業的代理出産を合法とする国での中絶、疑わしい医療費、子供の取り違えに関する報告もますます寄せられるようになってきたという。

最も大きな問題の一つは、インド人医師が、妊娠の成功率を上げるため、一度にたくさんの胚を移植するよう患者に強く勧めることである。その結果、1-2人の子供を希望していたにもかかわらず4人の子供を連れて帰ることになったオーストラリア人もいる。また、Everingham氏のように、減数手術をするかどうかという難しい選択を迫られることになったカップルもいる。

代理母に生まれた子供が別の人の子供であったり、代理母自身の子供であったケースもあるという。
あるメルボルンの女性は、2011年に病院から連れて帰った女の子が夫婦の子供ではなかったため、ムンバイでその代理母を探さねばならないハメに陥った。

オーストラリア人国籍を取得するために生後5週で実施したDNA検査の結果、子供と夫婦の血が繋がっていないことが判明し、夫婦は代理出産クリニックに連絡した。病院スタッフは間違いを認めず、女の子だから欲しくないのだろうと夫婦を避難した。後になってようやく、代理母のDNA検査を行うことに同意した。

「クリニックはやり過ごして何もなかったことにしようとしていた。」と女性は言う。
検査が行われている間、夫はムンバイのホテルで6週間子供の世話をした。代理母の子供であることをクリニックが認めたので、夫は子供の世話に必要なものをカバンいっぱいに詰めて、代理母に子供を返した。

「代理母は、ごめんなさい、と謝るだけだった。」とメルボルンの女性は語る。自分の名前が書けず指紋で契約を交わしたこの代理母は、明らかに貧しい暮らしぶりだったが、子供を抱いて幸せそうだったという。

この過失のせいで、夫婦には医療費や弁護士費用、旅費として$90,000の負担がのしかかった。夫婦はインド人の事務弁護士を雇い、自分たちの経済上の損失を取り戻そうとしたが、代理権を委ねた後、事務弁護士から何の連絡もないという。
女性によると、クリニックから別の代理母を無料で紹介するという申し出があったので、現在検討中だという。

多くのインド人医師が、代理母は好待遇を受けていると主張しているが、批判者たちは、若くて貧しい女性が非道徳的な医療行為に晒されていると指摘する。代理母は、いわゆる「赤ちゃん工場」と称されるドミトリーの中で、9ヶ月の妊娠期間を通して過ごすことが多い。

Everingham氏によると、アメリカでの代理出産にも問題があるという。旅費以外でかかる代理出産費用は、インドでは平均$50,000であるのに比べ、アメリカでは$150,000 -$250,000もかかる。子供が未熟児で生まれた場合に、不適切な保険のせいで莫大な医療費を請求されることがある。50万ドルの請求を病院が送ってきたという報告も受けている。

Everingham氏とパートナーが最初に卵子提供による体外受精を行ったのは2009年である。代理母は双子を妊娠した。26週での早産で、双子の片方は死産、もう片方はデリーのICUを持つ病院に移された。カップルはすぐにインドに行ったが、子供は生後7週で亡くなった。

2回目の代理出産はさらなるトラウマとなる。医師が2人の代理母に複数の胚を移植し、その結果、カップルが引き受けられない数の胎児ができたという知らせを受ける。この「減数」手術の決断は非常に辛いものだった。減数手術の結果、2人の代理母が一人ずつ女児を出産し、娘たちは現在21ヶ月である。

Everingham氏は、国内の禁止が国民をリスクから守ることになっていない点を指摘し、オーストラリアは商業的代理出産を合法化すべきだと考えている。

Surrogacy's painful path to parenthood
by Julia Medew
[THE AGE National, March 23, 2013]

Australian Gay Couple Has Two Sets of Twins Via Surrogates
[Towleroad 10/31/2011]


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by technology0405 | 2013-05-15 12:08 | Countries | Comments(0)

未婚女性Xiao Xia(仮名)は、お金のために代理母になることを選んだ。子供が生まれたら依頼親が160,000元を支払うという契約だった。しかし妊娠4ヶ月の時Xiao Xiaは肝炎と診断され、依頼親は中絶を求めてきた。彼らはXiao Xiaに20,000元の補償費を支払うと申し出たが、それでは少なすぎるとXiao Xiaは考え、中絶を拒否した。すでに妊娠8ヶ月となった彼女に対し、依頼親は一切の連絡を絶ってしまった。

Xiao Xiaは、笑顔を絶やさない前向きで明るい性格の女性である。しかし、今回の一連の出来事で、彼女の表情は暗く沈んでしまった。依頼親が子供の引取りを拒否していることから、子供と自分自身の将来に不安を感じている。

2013年3月末、杭州にて、長袖のTシャツに黒いジャケットという格好でXiao Xiaはインタビューに応じてくれた。ジャケットはかなりダブダブだったが、それでも妊娠後期のお腹は隠せない。トレーニングパンツ、スニーカー、可愛い漫画のウサギの刺繍のついた靴下を身に着けている。子供をどうするか、まだ決めかねているという。

Xiao Xiaが代理母になろうと決めたのは、2012年8月28日、杭州でオンラインチャットをしている時だった。「父から借りた金を返済するためにも、お金がすぐに必要だった。以前に代理出産について読んだことがあった。一年以内に最低でも100,000元稼げると聞き、インターネットで調べてみた。」 Xiao Xia は掲示板で依頼親と知り合い、話はトントン拍子に進んだ。「子供が男でも女でも160,000元払ってくれると言った。治療も痛くないと教えてくれた。彼らの電話番号は広州のものだったが、会うのは杭州にしようと言われた。」

翌日8月29日、Xiao Xiaは南京を発ち杭州に電車で向かった。依頼親の女性の態度は優しく、電車賃をくれ、43歳でWang Ting(仮名)だと名乗った。 9月3日に健康診査のため広州に行き、2日後から必要な処置が始められた。治療中はWang Tingが広州までの飛行機代や宿泊代を支払った。治療は近くのリゾート地で行われた。「そこは病院ではなく、医者も白衣を着ていなかった。部屋はとても暗く静かで、器具の音だけが響いていた。怖かったが、出て行くことができなかった。」

手術が終わった2時間後、健康診断を受けた場所にバスで戻った。「9月18日、妊娠が分かった。Wang Tingから10,000元もらった。12月25日に性別検査を受け、胎児は女の子だった。」Xiao Xiaは寝台列車で浙江省湖州に連れて行かれ、Wangの義理の姉の家に滞在する。Wang Tingはしょっちゅう電話をかけてきた。「子供が生まれたら、1年間タダで子供にお乳をあげて欲しいと言われた。」

2013年2月11日、Xiao Xiaは10,000元を受け取る。そのすぐ後の2月16日、彼女は肝炎と診断された。「胎児は健康だったが、Wang Tingは決して子供は受け取らない、中絶して欲しいと言った。」補償費として20,000元しか払わないと言われ、彼女は中絶を拒否した。Wang Tingの姉が付きまとい罵るので、ホテルに移った。妊娠に気付いたホテルの従業員に打ち明けたところ、弁護士を手配してくれ、その弁護士と共にWangの姉を訪れた。(Wang Tingとは連絡がつかなくなっていた。)その際、彼女はXiao Xiaのことを全く知らないと言い通した。

3月7日、Xiao XiaはWang Tingを探すために杭州に戻った。彩虹城にWangが借りている部屋を見つけ、ドアをノックしたが、誰も出てこなかった。次の日に行ってみると、Wang Tingはすでに引っ越していた。「次の日、彼女が私にメールで、5,000元の支払い追加を申し出てきた。私が中絶をしたことを確認すれば払うという話だった。」Xiao Xiaは弁護士、警察、更には衛生部にも助けを求めたが、代理出産は法的に保護されておらず、何の助けも得ることができなかった。

胎児は成長しすぎており、陣痛誘発剤の使用も医師に止められた。Xiao Xiaは叔母に事実を打ち明けた。3月28日、母親と叔母に付き添われて彼女は杭州から南京に帰った。周囲の目を避けるため、近所にアパートを借り、一日おきに母親が来ている。
「自分の話を知ってほしい。他の女性が、決してお金目的で代理出産することのないように。お金がすぐに手に入るように思えるが、法律で守られていない。代理出産という選択はしないでほしい。」

Xia Xiaは、子供を欲しいとは思っていないが、他に選択肢もないので、生むつもりだという。記者はWang Tingに何度も電話したが、連絡がつかなかった。しかし、州の衛生部はこの出来事を把握しており、この違法な医療処置について広州の衛生部に照会を求めた。依頼親が処罰されるのか、望まれずに生まれる子供はどうなるのかということに関しては、現時点では不明である。

未婚女子为赚钱帮人代孕 怀孕8个月后对方反悔
[Suohoo.com 2013-04-10]

Surrogacy in China: Nanjing Woman Tells Her Horror Story
[eChinacities.com May 05, 2013]

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by technology0405 | 2013-05-10 16:42 | Countries | Comments(0)

代理出産の拠点は9000万円の豪邸!?法律の甘さが捜査の妨げに―広東省深セン市
レコードチャイナ 2013年3月28日記事より抜粋

2013年3月27日、中国・広東省深セン市南山区にある豪邸に数人の女性が住んでいる。今月26日の同市衛生監督局と警察当局の捜査により、住宅内から代理出産に関わる契約書や妊婦用の薬や栄養食品が見つかっている。同局はこれらの物から、同住宅は違法代理出産の拠点とみて捜査を進めている。南方都市報が伝えた。

今月26日、同市衛生監督局と警察当局は総勢30人余りで南山区にある市場価格600万元(約9000万円)の豪邸に家宅捜査を行った。住宅には部屋が6つあり、2階の大部屋にはマットレスが5枚敷かれ、ほかの部屋には2段ベッドなどが置かれていた。同住宅には5人の女性が住んでおり、うち1人は妊婦であると確認された。代理出産に関して職員が女性らに問いただしたが、いずれも関与を否定し「住宅には遊びに来ている」「仕事を探すために一時的に滞在している」などと話した。

中国では代理出産は法律で認められていないが、細かい決まりがなく曖昧な部分が多い。そのため、女性らがかたくなに否定していることもあり、当局は強制的な手段を取れないという。南山区衛生監督局の職員によると、「今回の捜査で見つかった物品は証拠として保存するが、代理出産への関与を否定しているため身柄を拘束することはできない。また、仮に代理出産に関与していると発覚しても、強制的に処分することはできない」と説明した。また、現在代理出産に関わる多くの違法組織はますます巧妙になっており、排卵を促す注射・代理出産関連の手術・妊婦の居住場所など拠点を分けるケースが多く、捜査の難易度を上げている。

このほか、弁護士事務所の責任者は「一部の不妊に悩む夫婦による需要と暴利を目的とする違法組織の存在が問題の根本的な原因だ。また、中国の代理出産に関する法律の曖昧さも代理出産の頻発に影響している」と指摘した。

Black Surrogacy Market in China
by Li Dong
[CRIENGLISH.com 2013-03-28]

Surrogacy flourishes despite crackdown
by Zhang Wen
[Global Times | 2013-4-7]
by technology0405 | 2013-05-10 14:36 | Countries | Comments(0)

子供を生む予定のカップルに「性選択ツアー」――海外の不妊クリニックで体外受精を行い子供の性別を選ぶ――が流行している。オーストラリアの会社Global Health Travelはタイ、マレーシアへの性選択ツアーを提供する。

12,000ドル払えば、バンコクの高級ホテルに11日間滞在し、そこでIVFを受け、男の子にするか女の子にするかを選ぶことができる。性別判定には3日目胚から採取した細胞を使う。そうして性別の判明した胚を、帰国する数日前に女性に移植する。
「家族全員を連れてきて、休暇を楽しむカップルもいる。」とGlobal Health Travelの最高経営責任者Cassandra Italia氏は言う。「裕福層のためだけのオプションとはいえない。月に10-20件の問い合わせがある。」

着床前診断による性選択の禁止が導入されて9年、オーストラリアの不妊治療専門医たちは、この禁止を無くしたいと考えている。
Fertility Society of Australiaの会長Mark Bowman医師によると、特定の性別の子供がどうしても欲しいカップルが、タイやアメリカ、キプロスなど、合法的に性選択ができる国へ渡航しているという。シドニーに拠点を置く彼のクリニックGenea clinicは、タイのクリニックSuperior ARTと提携し、タイでカップルに着床前診断による性選択を提供している。Bowman医師が把握しているだけでも、海外で性選択を行う患者は年間100人にのぼる。
「怪しげだと思われがちだが、それは全く違う。たいてい既に子供が2-3人いて、それがどちらかの性に偏っているケースだ。女の子を欲しい母親が積極的にやりたがる場合が多い。他に方法のない普通の人々が、着床前診断を受けている。すでに3人の男の子を持つ女性が女の子を欲しいと言っても、軽く受け流されてしまうだろう。しかし女性の心理的苦痛は深刻だ。」

National Health and Medical Research Council (NHMRC)のガイドラインは、男性だけに発症する血友病など、深刻な遺伝病の感染の恐れを伴う医学的理由がある場合のみ、着床前診断を認めている。「オーストラリアの医療倫理委員会は、性別という条件付きで命が選別されてはならないと考える」とガイドラインにはある。

NHMRCのスポークスマンは、このガイドラインを2015年までに見直すと発表した。IVFの草分け的存在でMonash IVFのディレクターGab Kovacs氏によると、性選択を希望する彼の患者は皆、すでに同じ性別の子供が2-3人おり、家族の「バランス」をとりたがっているのだという。「性選択したからといって誰に迷惑をかけるわけでもないのだから、禁止する理由がない。」と彼は言う。

2013年4月、メルボルンの医師Mark Hobartが、性別が女の子だという理由で20週の胎児の中絶を希望したカップルに紹介状を書かず、中絶した専門医をMedical Board of Australiaに報告したというニュースは、性選択議論が大きく取り上げられるきっかけとなった。ビクトリア州では24週までの中絶が合法なので、Medical Boardは事件を追跡しないと発表。Hobart医師は「プロライフ派」で、2011年補欠選挙の民主労働党の候補者だった。
上院委員会は、民主労働党の上院議員John Madiganが作成した、選択的中絶に対するメディケアの払い戻しを禁じる法案について現在検討中である。

Melbourne's Fertility Control Clinicも、性別を理由に親が中絶を希望するケースがあることを明かした。ただしそれは「非常に稀」であり、そうした希望を受け入れることはないという。

ブリズベンの医療言語聴覚士Anita Waterhouseには4人の男の子がいる。「大変さには慣れてくるものだ。人は、自分に授かったものを愛する。そして、それは何ものにも代え難い。しかし、男の子が欲しい、女の子が欲しいと熱望する人々の気持ちも十分に理解できるので、(性選択のためのIVF利用を)禁止すべきではないと思う。」

Queensland Fertility Groupの臨床部長David Molloy医師は、性選択を希望する患者に対してアメリカのクリニックに行くよう助言している。アメリカでの価格は$25,000から$30,000である。「(禁止のせいで)オーストラリア人カップルは、さらに高い費用とリスクを負いながらの生殖ツーリズムを強いられている。すでに男の子あるいは女の子が2人いて、もう片方の性別の子供をどうしても欲しいという患者は多い。ジェンダーバランスの問題は、考えていく必要があると思う。自然に任せる場合と技術に頼る場合が両方あってよい。」
Molloy医師によると、息子が2人以上いて次はどうしても娘が欲しいという母親の希望が80%を占めるという。性選択反対派は、道徳的な理由から「デザイナーベビー」を警戒しているが、デザイナーベビーが誕生するとしても数十年は先になるだろうと、Molly医師は考えている。

Baby sex-selection tours increasingly popular with Australian couples using IVF
Natasha Bita
[News.com.au May 05, 2013]

Global Health Travelのホームページ
Gender Selection & Family Balancing→http://www.globalhealthtravel.com.au/treatments/fertility-treatment/gender-selection

Melbourne doctor's abortion stance may be punished
Peter Rolfe
[Herald Sun, April 28, 2013]

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by technology0405 | 2013-05-10 14:16 | Countries | Comments(0)

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不妊患者のコミュニティ
 ベトナムで初の体外受精は1999年にTu du hospitalで行われ、現在、ハノイ、ホーチミンなど都市部のいくつかの病院で体外受精が行われている。
 不妊治療で最も有名なのはホーチミン市のTu du hospitalで、ベトナム全土から治療を受けるため不妊患者が集まってくる。体外受精ができる施設は限られているため、遠方に住む不妊患者は、数週間、なかには数ヶ月にわたって病院周辺にある安価な宿泊施設に滞在しながら治療を受けている。宿には、投薬・採卵と一定期間病院通いが必要な妻だけでなく、しばしば夫も休暇を取得し付き添いをしている。このため、病院の待合室は妻に付き添う男性であふれている。また、夫婦だけでなく、両親や姉妹、親戚なども付き添いのため上京し、複数の不妊患者とその家族が、相部屋で生活空間を共有しながら生活をしている。
 医療資源へのアクセスの問題から、不妊治療を受ける患者の一定割合が、地方出身者で占められるため、不妊治療を行っている施設の周辺にある宿では、宿泊客の大半が不妊患者とその家族等で占められている場合もある。宿の女主人や宿泊客の間では、生活空間の共有を通して、日常的に様々な会話が交わされており、不妊の原因、不妊治療の進行状況、妊娠成立の有無といった事柄だけでなく、家族関係なども、すべて公のものとなり、互いに把握する関係となっている。そのため、例えば卵子提供を受けた場合など、本人が隠したいと思ってもその事実を隠し通すことが難しい。

不妊のスティグマ
 ベトナムで体外受精の費用は日本と同様、40万〜60万程度かかり、平均的なベトナム人にとって経済的負担は非常に大きいが、夫婦の間で子どもは「絶対に」必要であると考えられており、親戚などから借金をしてでも治療費を工面する必要に迫られることもある。「どれだけお金持ちであっても子どもがいなければ人生の意味がない」(不妊患者)。既婚女性にとって子どもを産むことは何にも増して最優先事項であり、子どもができない場合、両親や親戚などから公然とプレッシャーをかけられる。不妊の女性に対する同情心や共感もないわけではないが、哀れみや蔑みの感情も容易に見いだされる。長期にわたって子どもができない場合、夫と夫の家族から離婚を言い渡されることも覚悟しなければならない。そうでなければ、夫が他の女性との間に子どもをつくることに同意するか、自ら申し出なければならないなどの状況に追い込まれることになる。子どもを産めない女性に対するスティグマや抑圧は非常に強い。不妊をめぐるこうした社会的背景から「不妊の人々を助けたいのでこの仕事をやっている」と語る仏教の熱心な信徒で、仲介業をやっている女性もいた。
 ベトナムでは一夫多妻制度が存在していたが、現在では廃止されている。しかし子どもが「絶対に」必要であるという価値観は変わっていない。一夫多妻や養子などの伝統的手段に代わり、体外受精という最新の生殖テクノロジーが、地方在住の不妊の人々をも徐々に巻き込んでいる。「少数民族などもいる村に住んでいる。少数民族に伝わる伝統的な漢方薬を飲んでいたが効き目がなく、体外受精を受けた隣人から聞いてこの病院に来た。体外受精のことは近所の人には言っていない。良く知らないので勘違いするから」(不妊患者)
 ベトナムでは精子バンクがあり、精子提供も行われている。精子バンクは病院・医師によって厳格に管理されている。ドナーの匿名性を維持すること、近親婚を回避することに特に注意が払われている。こうしたことは卵子提供には見られない。また、配偶子提供の事実について、子どもへの告知が必要であるという考え方は皆無である。ベトナム社会では、男性の血縁が重視されており出生児における男女比も男性に偏っている。男性優位社会で、精子の欠如などの男性不妊について語られること自体がまれで、多くは秘匿されている。男性不妊は、ベトナム社会では不可視化されている。

血縁概念と生殖テクノロジー
 夫婦には子どもが必須であり、なおかつそれは、夫の血縁を継ぐものでなければならないという価値観により、卵子提供や代理出産(夫と妻以外の女性が性交渉をする場合も含めて、ベナトムでは代理出産と呼んでいる)などは認容される素地があるといえる。その必要さえあれば、不妊治療を行っている病院の周辺や、不妊治療患者が宿泊する宿では、依頼するために必要な情報やつてを容易に入手することができる。親戚、宿の女主人、知り合いの不妊患者、守衛・バイクタクシーの運転手や病院の周辺で屋台を経営する女性からの紹介など、不妊患者を日常的に取り巻くあらゆる人間関係のなかから、卵子提供者や代理母候補者を探すことは比較的容易である。また、紹介料をとっている仲介者も存在する。ベトナムでは、2003年の法律で、代理出産は全面禁止とされ、配偶子提供は無償であれば実施可能とされている(現在、婚姻家族法の改正に向けた議論が行われており、そのなかで無償の代理出産に限り合法化するという方向性が示されている)。だが、多くの場合、親戚や人のつてで卵子ドナーや代理母候補者が探されるため、現実には有償と無償の境目は曖昧である。
 卵子提供や代理出産に際して、男性の血縁に関する概念は揺るがない。一方、女性の血縁に関する概念は、遺伝上のものと妊娠出産によるものとに分断されることになる。体外受精という生殖テクノロジーが出現する迄、両者は自明のものとして一致していた。ベトナムでは妊娠出産という営みによって母子は強い結びつきを形成すると考えられている。一方、ベトナムでは、遺伝に関する近代的な知識がほとんど普及していない。こうしたことから、卵子ドナーの貢献や役割は軽視されている。たとえば、卵子ドナーは産まれてくる子どもに対し、2-3%の関与にすぎないと医師から教えられたと語る卵子提供者もいた。また、ほとんどのレシピエントの女性が、卵子提供を受けても子どもは妊娠出産した自分に「似る」と理解していた。さらにそのように医師から教えられたというレシピエント女性もいる。またさらには、「卵子提供の場合、70%は父親の血縁、20%が妊娠出産した母親の血縁、10%は卵子ドナーの血縁」(仲介者の女性) という興味深い“生殖理論”が、不妊治療を行っている病院の周辺では流通していた。
 一方、代理出産の場合、「依頼者の妻の卵子を使って代理出産をした場合でも、妊娠出産した自分の子どもであるので子どもは渡さないと思う」(卵子ドナー経験者)、「卵子提供を受けても自分で妊娠出産するので自分の子どもといえる。代理出産の場合でも、自分の夫の精子を使っているので妻である自分の子どもといえる」(卵子提供を受けて妊娠判定待ちの女性)、というように、代理母と不妊女性との間で子どもの所有権について矛盾した見解が示されていた。母子の血縁は妊娠出産によって培われ、強固なものになるという女性の血縁に関するベトナムの伝統的な概念をMellisa J. Pashgian は「子宮中心主義(womb-centrism)」と名付けている。このような文化的素地のなかでは卵子提供は比較的受け入れられやすいと考えられるが、代理出産の場合、代理母と依頼者妻との間での感情的負荷や緊張は高くなるのではないかと考えられる。インドやタイなどの場合と異なり、遺伝子中心主義が伝統的な血縁概念にとって代わらなければ、ビジネスとしての代理出産が浸透するのは難しいだろう。

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代理母らが生活する部屋

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卵子ドナー・代理母候補者が働く食堂

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精子バンク

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病院近くの裏路地

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Tu Du Hospital
by technology0405 | 2013-05-10 09:34 | field work | Comments(0)

代理出産取締の成果なく

北京政府が取締の強化を発表した後、いくつかの仲介業者が当局によって廃業に追い込まれたが、サービスを続けている病院や仲介業者は多いという。「政府が監視を強めたことで代理出産サービスをやめた業者もあるが、多くはまだ商売を続けている。」と中国紙Global Timesは報じた。

「我々は今でも代理出産サービスを提供している。政府が我々を見つけ、証拠を集めるのは難しい。」と天骄代孕网の従業員Feng(仮名)は言う。たとえ代理母が人工授精をしようとしているのが当局に見つかっても、仲介業者が顧客に返金交渉して解決できるという。「だが、我々には高官とのコネがあるので、そうしたケースは希だ。」また、自分たちは当局の監視を避ける方法を知っているとも付け加えた。

Fengによると、中国の代理出産費用は約70万元($112,910)で、そのうち18万元が代理母に支払われる。「15万元プラスすれば、胎児の性別を選ぶこともできる。男の子が生まれるよう、精子を選別する。その技術が失敗し、妊娠3ヶ月で胎児の性別が判明した時点で男の子でないと分かれば、中絶すればよい。簡単なことだ。」とFengは言う。

代理母は22歳から32歳までの若い女性である。「大卒者で仕事のない者もいれば、高卒者もいる。代理母になる前に、全員検診を受ける。顧客が我々の情報を信じない場合は、顧客が自費で代理母に再度検診を受けさせることができる。」

天骄代孕网は一人の顧客に3-4人の代理母を紹介し、選んでもらう。「身長は162センチ以上、体重は58キロ以下と決まっている。昔みたいなやり方でなくても、痩せた人が人工的な手段で簡単に妊娠できるようになった。」
出産の手配も、生殖補助医療の資格を持つ一流の病院でできるという。北京にはそうした病院が16施設あり、天骄代孕网とはコネクションがあるという。

Beijing Tongchuan Law Firmで結婚を専門に扱うMa Jinzhen弁護士は、代理出産の仲介業者を見つけるのは容易でないと言う。「美容院などの看板をあげて隠れ蓑にしているところもある。たとえ見つかっても、登録通りのビジネスをやっていなかったのを罰することはできるが、罰金が科されるだけで、刑事罰が与えられるわけではない。」とMa氏は述べた。

Surrogacy flourishing in China despite crackdown
by Faiz Ahmad
[National Turk China News, 08 April, 2013]

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by technology0405 | 2013-05-09 14:14 | Countries | Comments(0)
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