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代理出産レポート(2018)〜英国の代理出産法改正


Horsey, K., Surrogacy in the UK: Further evidence for reform: Second report of the surrogacy UK working group on surrogacy law reform. (Surrogacy UK, December 2018)

2015年に出版された報告書に続く第二弾として公表された。

新たにアンケート調査が実施され、結果も示されている。

報告書の提言としては以下である。

・現在の代理出産法を根本的に変えるべきである。

・利他的代理出産の原則を維持すべきである。個人や組織がそこから利益を得るべきではない。商業的性格に向かうべきできない。

・依頼親は子が出生した時点で法的親になれるようにすべきである。

・海外代理出産で生まれた子に法的資格を与える方法について法律に明記すべきである。

・依頼親は養子プロセスのように厳格に審査されるべきではないが、子の保護に関しては考慮されるべきである。

・reasonable expenseの内容について、より詳細な定義が必要である。それは個人や状況によって異なることを認識すべきである。

・代理出産治療に関して、公的助成がなされるべきである。

・代理母と依頼親の金銭のやりとりに関して安全性を確保する措置が必要である。

・代理出産の費用は収入として取り扱うべきではない。

・代理出産について学校教育など公的教育に盛り込むべきである。

・代理出産に関連するデータをより正確に記録することが必要である。

・HFEAが代理出産を管理すべきである。

・伝統的代理出産の場合にもHFEAが関与して遺伝的繋がりについて卵子提供と同様に管理すべきかどうか検討が必要である。

・認可された代理出産組織を増やすべきかどうか検討が必要である。

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by technology0405 | 2019-07-09 07:47 | Materials

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