人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ドナー番号5114から生まれた子どもたち

ドナー番号5114から生まれた子どもたち_d0170396_15211668.png
ドナー番号5114から生まれた子どもたち_d0170396_15284190.png
Kids of donor 5114

Nathan: 自分はNathanで13歳、コロラド州のデンバーに住んでいる。家に帰ったら、普通は友達とスカイプをしたり、近所に友達と外で遊んだり、サッカーをしたりする。 陸上競技が好きだし、建物の中にいるのも好き。精子提供で生まれたと知ったとき、それがとても大きな違いだと思わなかった、というのはその年齢で自分は何も違いを知らなかったから。他のドナーきょうだいから初めて連絡が来たとき、フェイスブックで話していたと思う。友達の一人からメッセージを受けて、あなたはNathanですか? デンバーに住んでいますか? と聞かれて、そうだと答えた。彼らはドナーから生まれた子で、自分とドナーきょうだいだというんだ。

母親: 私がテレビを見ていたら、Nathanが入ってきて言うの、5114という番号って何か意味あるの? と。それでそれは、あなたのドナーだといったわ。彼は18人のきょうだいがいること知ってたの? と聞いてきたので、私は知っているわと答えた。

Nathan: ママの反応を見たとき、自分にはきょうだいがいると知って嬉しかった。でもちょっと嫌だった。ママは何人かの人を知っていたのに、自分にはそのことを言ってなかったから。

母親: 他の子どもたちが知る前に息子が知らない方がよいと思って。

Nathan: きょうだいに連絡が取れるとは思ってなかった。でも、そんなチャンスもあるかと思って。

母親: ドナー兄弟たちとはスカイプで話して、とてもよかったみたい。

Nathan: 自分と他のきょうだいたちとでスカイプで登録し、学校から帰ったあと、オンラインで話してる。どこか似ている場所、顔や身体が親戚みたいに似ているなとか、たぶんドナーから引き継いだんだろうと思う。ドナーきょうだいとは本当に強い結びつきがあるんだ。最近知ったけど、ずって前から知り合いのような気がする。

母親: 彼にとってはすばらしいことだと思うわ。だって残りの人生、兄弟姉妹ができたんだから。年の差は6年に間に収まってるの。だいたい同じ成長段階にいるようなものだわ。

Nathan: タオスで行われるミーティングのことを初めて来たとき、すぐにわくわくして、ママに言ってもいいか聞いた。

母親: 明日、飛行機に乗ってタオスにいくわ。同窓会みたいな感じで5人のきょうだいに会う予定。女の子同士の二人は前に会ってるけど、あとは初めてじゃないかな。

Nathan: Zeekだね。

Zaak: はい。

Nelan: Hi。

Nathan: Hi。

Nick: 最初とても緊張してた。何て言ったらいいかわからなかったし。兄弟姉妹のように感じるけど、会ったことないし、誰だかわからない。名前はNick。

Alexis: 自分はAlexis.

Danny:わたしはDanny.

Nelan. 自分はNelan.

Zeek: Zeekだよ。

Nick: 私たちみんな唇が大きいみたい。

Alexis: うん、それに眉の色が濃い。

Nelan: それとふさふさしてる。

Alexis: 何人かは鼻が幅広い。私たちと彼も。

Danny: みんなサッカーをする。

Nelan: だいたい皆、陸上競技する

Danny: 私も陸上をするし、大好きなスポーツ。

Nick: 今日は皆お互いによく知り合うことができた。Nathanのことをもっと知りたいな。

Nelan: ばかなところもある。

Nick: とすると、そのバカ遺伝子を皆も持ってるわけだ。

Alexis:私のママはドナーのことに興味がないみたい。それで私が興味をもって、ハーフきょうだいのことを探し始めた。ママは反対はしなかったけど、あまり真剣に考えたことがない。もし娘が興味をもったなら、自分も興味があるというような感じ。

母親: いままで他の母親に連絡をとったことがなかった。端っこの方にいたわけ。それでその経験は両方にとって喜ばしいとわかった。みんなのことがとても好き、けど、率直に言うと、なんかすごく変なことだとも思う。だって、ここにいる女性たちは皆、同じ男から子どもを作ったんでしょう。

母親: こんなわくわくするようなこと考えたこともなかったわ。ここに座っている私たちは皆同じドナーから子どもを作ったなんて。

母親: Nelanが他の子供たちに会いに行くようなことがあるなんて、思ってもみなかった。子どもたちの間にこんな絆が存在するなんて、想像もしなかったこと。この子たちが一緒にいるのを見ていると、友情以上のものがあると思うわ。

女性2: 子どもたちが関係を育てていくのは大事だと思う。子どもたちが向かっていくところについていけばいい。彼女がやったことを嬉しいと思いし、とても喜ばしい経験だと思う。

Nick: もしドナーに質問するとするなら、自分たちがここに何人いるか知っているかと聞きたい。彼は自分たちに似ているのか、同じようにするのか、誰かに似ているのか。

Nelan: もしドナーに何か聞けるなら、自分たちのことを考えたことがあるか、会いたいと思うか、聞きたい。

Alexis: うん、ドナーに自分たちのこと知ってもらいたいし、ドナーに会いたいし、彼にはたぶん自分の家族がいるだろう。パートナーがいて、育てている子どもがいて。彼がだれか知りたいと思うけど、彼の人生に押し入りたいと思わないし、占領したいとも思わない。ただ、答えが欲しいし、自分たちが誰なのか、アイデンティファイしたい。

Nelan: ママに似た部分だけでなくて、もう一人のその人が知りたいんだよね。

Alexis: そう。ときどき、ママには似ていないと感じることがあって、その時は・・・

Nick: ほとんどの友達はパパのことを話せるし、誰なのかを知っているけど、自分は知らないしどんな姿なのか、頭の中に写真すらない。ママだけ。

Nathan: 今まで、ドナーきょうだいと連絡をとりあって、それはすごい経験だった。自分の家には自分とママしかいなかったから、すごいことや!

Nick: もうすでにいろいろとコミュニケーションをとってて、共通のことももってる。

Alexis: もうお互いに気を使うこともないし。

Nathan: ドナーきょうだいとは、これからもずっと連絡を取り合いたいと思うし、ずっと親しい関係でいたい。

母親: 本当に、この人たちとの交流は楽しい。これなかった人がいるのは本当に残念。いろんな家族がいるわ。夫と妻の家庭、シングルママの家庭、レズビアンカップルの家庭。皆に逢いたかった! 子供が欲しくて、独身だったなら、ドナーを使うのは良い考えだわ、だっていろいろ選択肢があって、安全だし。今までの中で最良の選択だったと思う。すごく楽しい !

by technology0405 | 2017-04-09 18:39 | Materials

各国のARTに関する資料や記事を集めています (※ このブログに書かれている情報の信ぴょう性は各自でご判断ください)


by technology0405