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代理出産で生まれた子どもたちの声〜父親はゲイカップル〜(その4)

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Surrogacy Kids Speaking About Their Origins - MHB Teen Panel 2016 _ part 3


Elinor: 両親がそばに座って、自分が代理出産で生まれたということを告げられたのは1回だけではなかったし、全部のことをその1回で告げられたわけでもなかった。とても小さいとき、3歳くらいかな、両親に、自分は誰のお腹から来たのか、と尋ねたら、教えてもらった。私は誰かのお腹から来たにちがいないと思っていただけ。そしたら、両親は言った、そうだね、男は子供を産めないねと、両親はどんなことでも答えてくれたし、いつ何を聞いても年齢に応じて教えてくれた。

Liv: 自分には姉がいて、姉が私より先に全部の質問をしていたから、この会議にもただ名札をつけているだけ。でも彼女が5年生のとき、私は3年生で、彼女は遺伝学について学んでいた。それで、夕食のとき、父親に尋ねていた。"パパ、私は青い目で、パパも青い目、だから私はパパの子供ということ? “と。そんな質問で会話が盛り上がっていき、どっちが父親で、自分や姉妹はどこから来たのかなど、いろいろ話した。そんなことで自分は知っていて、今、彼女の質問のお陰で名札をつけて座ってるってこと。

Zachary: 質問をし始めたのは、5歳くらいかな。それより早いとは思わないけど、はっきりとは思い出せない。でも座って話されたというよりは、自分からもっと質問していたという感じかな。

司会: Liv、青い目の話をしたけれど、どっちがどっちの精子で生まれたか、把握しているの? それは二人の父親のあいだで、あなた方に何か問題はありましたか?

Liv: それは問題ではなかった。どっちも自分のパパだから。どっちも同じように自分のお父さんだと思ってる。どっちと関係あるとか、全然問題じゃないし。どっちも好き。どっちも自分の両親だし、何の違いもない。

Elinor: 子供たちには正直でいて欲しいと思う。恐れとか疑いみたいなことから、子供たちの質問に対する答えを、盛らないで欲しい。聞いたことには、ただ正直に答えて欲しい。でも退屈しそうなくらいこまかい話はいらないかも。ただオープンにして、たくさんコミュニケーションを取って欲しい。それが子供とよい関係を築く方法だから。そうすれば何か隠し事なんかしなくて済むんじゃない。

Liv: 子供たちが必要なとき必要なことに、答えて欲しい。何か一つのことを聞いてきたら、そのことだけに答えてくれればいい。だから、全部のストーリーを一気に話す必要はない、子供たちはまだその準備ができていないだろうから。いつ準備ができるか、子供たちに決めさせて欲しい、それ以外はオープンで聞かれたことには正直に、進んで答えて欲しい。

Zachary: 彼らの言うことはすごくいいと思うよ。私が言いたいのは、難しい質問には備えておいた方がいいということ。自分だったか、兄弟だったか、思い出せないけど、10代の最初の頃、自分たちは私生児なのかと聞いたとき、父がストーリーを話してくれた。父と母が結婚しているというような意味なのかと、父は聞いてきて、それで二人の父は結婚しているのだと答えてくれた。そんな感じでいい。難しい質問も中にはあるかもしれないが、ただ正直に答えてくれたらいいし、聞いたことにちゃんと答えてくれたらいい。混乱したりどんな風に答えたらいいかわからないときは、その質問はどういう意味なのか、聞けばいい。

Liv: いいえ、自分は父のいとこに代理母(a mother figure)がいて、ここにもきている。でも自分は二人の父親に育てられて後悔しているということはない。それどころか、子供時代はとてもよかった。

Zachary: いうことはないわ。

司会: ちょっとしつこいけど、どんな風に子供代がよかったか、誰か教えてくれませんか?

Elinor: 私の場合、普通でない家族を持ったので、自分はオープンになったし、他の人たちも受け入れることができる。それは子供時代にとってとても良いことだったと思う。ママを持つということがどんなことなのか、知らないから、それがいいかどうかわからない。でも後悔はしていないし、父親が二人いることを恨んでもいない。女性も知っているけど、自分の親ではないし、それは悪いことだと思わないし、二人の父親がいることは、とてもすてきなことだと思う。よくわからないけど。

Liv: うん、自分も、違う人たちに育てられていた場合より、もっと寛容になっていると思う。

Zachary: 自分も、母親がいないことを恨んだり後悔していないし、それがよかったとも思っていない。ゲイの父親が二人いて、他の人たちをより受け入れられるのと同じように、自分自身ももっと受け入れられるようになったと思う。母親がいるということが悪いと言いたいわけではないけど、父親が二人いて後悔しているわけではない。

Elinor: フェミニズムはいと思う。男性と女性の間に不平等があるのはよくない。本人が選べないことで、劣っているという考えはよくない。フェミニストについて何かネガティブな意味があるので、誤った考えの人もいると感じる。女性は男性よりすぐれているというわけではなくて、平等だということ。だから平等というのはよい考えだと思う。

Liv: うん、言いたいのは自分には姉妹がいて、父たちはとても平等に対して賛成の考えだということ。だから、女性は男性と対等であるべきだという環境の中で育ってる。つまり、男に育てられたからといって、女性と男性は対等であるべきだという考えに変わりはないということ。

Zachary: 自分は、兄弟も男だし、全員男の家族の中で育ってるせいか、あまりフェミニズムの考えにはさらされていないけど、女性はどんな点でも男性と対等であるべきだという考えには賛成だ。でも、自分の人生ではそんな大きな役割を果たしていないな。だから他の人たちの人生にとってどんな役割を果たしているのか、わからない、そんな風に育ってきた。

Elinor: 自分にとって、両親はとても存在感が大きい。一人は家で仕事をしているので関わりが深いし、もう一人の父は仕事から帰ってきて夜は一緒だ、次の日の朝も。だから二人とも自分の生活の一部。友達の家に車で送ってくれたり、パーティを開いたり。だからどっちかがよりメインだとはいえない。ただ、両親のキャリア選択は違っていて、それで毎日のやりとりの分量が違うけど、そんなに大きな変化をもたらしているというわけではない。

Liv: 自分も同じ意見です。専業主夫の父と、仕事をする父は違う。でも両方ともお父さんだ。自分の一人の父は、自分が通ってる学校で働いてる。だから、ホールやランチの時、クラスで、とか、毎日のように会う。それで家に帰ったら、もう一人の父親が帰ってきて、一緒に夕食を食べたり、朝も一緒に過ごすし、だから朝と夜はその父と一緒で、日中はもう一人の父と一緒だ。これはすごい(cool)と思う。

Zachary: 自分の場合、両親はそれぞれ違った風に存在している。一人は看護師でもう一人は法律家だ。看護師の父は、小さいとき、法律家の父よりも家にたくさんいてくれた。でも成長してきた中で、その存在感は同じ、それに、法律家の父はそのあと代理出産の会社を立ち上げて、もう一人の父はそれに加わったから、あとで仕事が変わっていった。一人の父はより活動的でもう一人は情緒的とか・・両方とも、自分の人生にとって、違った意味でとても存在感があるし重要だと思う。

Elinor: もし子供が欲しいなら、代理出産がなければできないし、自分は代理出産がなければ存在しなかったので、両親が代理出産で自分を生まれさせてくれたことに、個人的には感謝している。

Liv: 子供を持つことを怖がらないでください。子供たちはストレートの両親と同じようにあななたちを好きですし、父親が二人でも違いはない。だから、怖がらないで欲しい。

Zachary: 家族は愛して世話をするものだと思う。だから二人が愛しあっていて子供が欲しいということなら、子供を持つべきだし、性別は関係ない。ストレートのカップルなら偶然子供を持つこともあるけど、そこに愛はないかもしれないし、結婚してていないかもしれない。でももし男性二人とか女性二人とかだったなら、選択しなければ子供は持てない。だからそこには愛情がある。もし子どもが持ちたいのなら、そうしたらいいと思う。

by technology0405 | 2017-02-20 10:48 | Materials | Comments(0)
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