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卵子提供で生まれた娘と母親の会話〜tellingをめぐって〜

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How to talk to your egg donor child

(母親)あなたたち(※娘と息子の双子)がegg donor babiesだと教えたときのこと覚えてる?

(娘)自分が卵子提供で生まれたことをいつ知ったか、覚えていない。あなたはegg donor childだといわれ、それをdonut babyだと勘違いして、ドーナツ店で生まれたのかと思っていたくらい。

(母親) あなたたちは水泳が得意で、先生にも褒められたわよね。ただ、私も夫も水泳は得意ではない。ドナーはライフセーバーだったので水泳は得意だったはず。それで、そのとき初めて"donor"という言葉を使ってあなたたちに説明したわよね。それであなたは、「ママ、ドナーって、なに?」と聞いてきた。「必要なものをくれる人」と答えたら「ママは何が必要だったの?」と聞いてきた。「私はeggsが必要だったの。eggがあったから、お腹の中であなたを育てることができたの」。あなたはそのあとしばらく質問してこなかったけど、その後またたくさん質問してきた。

(母親)早く子どもに伝えることはメリットがあると思う。後から悪い状況の中で知らされることを心配しなくていい。早く伝えることで子どもはそのことについて十分に考えているので、他人から何か言われても動じなくて済むから。

(娘) 自分も早く教えてもらえればメリットが大きいと思う。アイデンティティがちゃんとするし、友達から何か言われても、自分は両親からどれほど望まれてきたかを知っているし。何度も失敗してやっと授かった、自分は特別な存在なのだと知っている。
私は最初から友達に対して自分はdonor eggだったと言ってある。なんか、かっこいいし、自分のアイデンティティーになっている。自己紹介で「私の名前はAllegra、私はdonor egg childです」って言う。何と言っても、私はNew Jersey州で初めての卵子提供で生まれた子どもなんだから。小さい時はそんなだった。そのあと、卵子提供の本当の意味がわかってきた。成長するにつれてますます自分は両親から愛されているのだと実感できるようになった。

(母親)子どものとき、キャンブにいったことがあったわね。そのとき、あなたは、自分は卵子提供で生まれたことをみんなに言った方がいい? と聞いてきた。私は、そうしたいならしたらいい、と答えた。しかし、私は他の子どもたちは10歳くらいなのでちゃんと理解できないのではないかと思ったわ。でもあなたはそのことをとても誇りに思っていたし、他の子どもたちも何かとても良いことのように思って、ああ、そうなんだ、Allergraはegg donor babyなんだね、と言ってくれると思った。

(娘) そう。それは全然恥ずかしいことではないし、むしろ自慢できることだと思う。

(母親)卵子提供は素晴らしいことだと思う。でも、難しい面もある。私の母は、古いタイプの人間で、そのことを理解できず、問題があった。小さい時、みんなで靴を買いにいった時のこと。あなたの足が大きかった。そしたら祖母は「きっとドナーの足が長かったんだわ。私の娘も小さいし、私も小さい、私の義理の息子の小さいのに」と言ってしまった。あなたは店の外に出ていて祖母に注意を払っていなかったから気がついていなかったと思うけど、私はなんでそんなこと言ったの?と母を問いつめた。子どもにまだ話していないときにそんなこと言われたら最悪。
それに、私は卵子提供に誇りを持っているのに、そのことを知っている周りの人たちがわざわざ気をつかって、「娘さんはあなたにとてもよく似ている」と言ってくるのもどうかと思う。

(娘) 産みの親と育ての親について、ときどき考える。私はママの仕草を引き継いでいると思う。でも、これから卵子提供を受ける女性が、子どもは自分に似ているかどうかなんて悩む必要がない。私は100%ママの娘だから。

(母親)息子にしても、彼の髪はブラウンで私は違うが、やはり言葉づかいなど、私に似ていると思う。

(娘)ドナーに興味はある。でも彼女は私が生まれるのを助けただけで、会いたいと思ったことはない。ママはママだし、ドナーは私の人生の中で謎だけれど、この世に生まれてくるのを助けてくれた人で、ドナーは誰かを知りたいいわけではないし、それで自分は問題ない。

(母親)違いに愛し合ってケアをしているのが本当の家族だと思うわ。
by technology0405 | 2016-05-16 11:37 | Materials | Comments(0)
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