インドが凍結胚の輸入を解禁

インドが、ART目的のヒト胚の輸入を認めた。この決定によって、外国人カップルが凍結胚をインドに持ち込み代理母に移植することが合法になる。不妊治療がインドメディカルツーリズム市場の巨大セグメントになることが見込まれる。

この決定は、Directorate General of Foreign Trade (DGFT:商工省商務局外国貿易部)とCentral Board of Excises Customs (CBEC:物品税関税中央局)が出したそれぞれの通知に基づいている。まず2013年12月にDGFTがForeign Trade (Development and Regulation) Act 1992を改正し、同時に凍結ヒト胚の輸入に関するガイドラインを出した。CBECがこのガイドラインの支持を発表したことにより、ICMRの「異議なし証明書」があれば胚の輸入が許可されることとなった。

「胚の輸入解禁は、外国人のためだけでなく、不妊治療や代理出産のために凍結胚をインドに持ち込みたいと考えている海外在住のインド人カップルのためにもなる。」とIndian Society of Assisted Reproductionの次期会長でムンバイのLilavati HospitalのIVFユニット長を務めるHrishikesh Pai医師は言う。「胚の輸入は、以前は認められていなかったが、新しいガイドラインによって輸入プロセスが簡単になり、グレーゾーンがなくなった。」
ICMRは以前から、ART目的での凍結胚の輸入を適切な医療として認めていたが、CBECとDGFTが輸入胚の関税通過を許可していなかった。

2007年のICMRガイドラインは、胚の輸出を禁じる一方、輸入に関しては承認も禁止もしていない。研究目的や売買目的の輸入は認めておらず、ARTで使用する場合にはICMRが「異議なし証明書」をケースバイケースに発行していた。外国から持ち込まれた胚を代理母に移植するケースは以前からあり、胚のシッピングサービスを提供するエージェンシーも存在する。ただ、ICMRとDGFT、CBECの見解が統一されず法的な曖昧さが生じていたため、空港の関税で液体窒素容器が止められたり送り返されたりする事例がインド各地で起きていた。

In boost to infertility treatment, govt allows import of frozen embryos
Abantika Ghosh
[The Indian Express January 16, 2014]

Notification No.52 (RE – 2013)/2009-2014
DGFTの通知
New Delhi, Dated the 2nd December, 2013

Circular No. 01/2014-Customs
2014年1月9日付インド財務省中央物品税・関税局通達

No freeze on troubles for surrogate mums 
Ekatha Ann John
[The Times Of India, Jan 18, 2014]

Developments in Indian Surrogacy: Govt. Allows Embryo Import
[Surrogacy Clinics, January 16th, 2014]

Indian government gives green light to import frozen embryos
BMJ 2014;348:g403
Meera Kay

Indian Govt. Allows Frozen Embryo Import for Artificial Reproduction
[Medical Tourism Corporation, January 16th, 2014]

Docs seek clarity on embryo import law
Swati Deshpande
[The Times Of India, Oct 4, 2010]

Deadlock over import of embryos
Somita Pal
[DNA, March 7, 2011]

Shipping Embryos
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by technology0405 | 2014-02-07 15:49 | Countries | Comments(0)
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