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デリー裁判所がイギリス人依頼母の親権を認める

デリー裁判所は、IVF型代理出産によって代理母が妊娠出産した子供について、代理母とその夫は一切の権利を持たないという裁定を下した。
「 ICMR/NAMSガイドライン中の‘代理出産’の定義では、代理母とその夫でなく、子供と遺伝的つながりをもつ依頼親が親とみなされる。」とSonu Agnihotri 裁判官は述べた。

これは、インド代理出産で男児を得たシングルのイギリス人女性と子供の間に実母確定をしたいという申し立てに対する判決であった。子供と代理母の間に遺伝的つながりはなかった。子供はIVFによって生まれており、「この代理出産児が原告(イギリス人女性)と遺伝的なつながりを持つことは明らか」と裁判所は判断、代理母とその夫はARTやIVFで妊娠出産した男の子に一切の権利を持たないことも明確にした。

依頼女性は、すでに代理母から子供の親権を得ていたが、将来的に代理母とその夫が子供の親権を主張するかもしれない可能性を考え、自分が「遺伝的/生物学的な母親である」という判決を裁判所から得るために申し立てを行なっていた。

この申立人はイギリスとオーストラリアの国籍をもつシングルの女性で、2012年3月にインドで代理出産を依頼していた。

Surrogacy: Mother,husband have no right to child,says court
[The Indian Express, April 10, 2013]

UK national declared biological mother of surrogate son
[The Times Of India, Apr 10, 2013]

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by technology0405 | 2014-01-23 15:09 | Countries

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