代理母は親族が原則―Duong Dang Hue氏

ベトナム婚姻家族法の改正によって、近親者による代理出産が認められる可能性が高まっている。司法省民事経済法局のDuong Dang Hue局長が、今回の改正について説明した。

Q. ベトナムでは長年代理出産は違法とされてきました。なぜ司法省は、婚姻家族法の改正においてこの禁止を撤廃しようと考えたのですか。

改正法案には、人道目的の代理出産を認める条文が追加されるだろう。この着想自体の出所は、ベトナム国民からの直接的な要求から来ている。ベトナム文化において、子供をつくり家名を存続させることを重要視する家族は多い。北部ではそれほどでなくても、南部ではその傾向が強い。残念ながら、子供のできないカップルは我々の社会に多く存在する。カップル自身に兄弟がいない場合は、特に不幸である。
病院に代理出産の提供を求めるカップルは多い。医師の多くはこうしたカップルを助けたいと思っているが、法律を破るわけにはいかない。そこで医師らが司法省に対し、人道的見地からこの問題を再考するよう依頼してきたという訳である。
私自身はこの法案を全面的に支持している。代理出産は不妊問題を解決する最善の方法であり、人道主義的意義を持つ。代理出産は、子供を生めない女性に、母になるチャンスを与える。

Q. 代理出産が合法化されれば、金儲けのために法を悪用する人間が出てくるとは思いませんか。

その問題については大勢の人が懸念している。 しかし私の考えでは、そうした懸念は根拠を欠いているように思われる。現在禁止されているにも関わらず、違反は起きている。代理出産を合法化することによって、我々は闇で行なわれている有害行為を防ぐことができ、代理出産児は妊娠初期の段階から医師の下で適切なケアを受けることができる。それは子供にも代理母にもよいことであり、妊娠に伴う合併症についても対処することができる。

Q. 新法は、誰が代理出産を依頼でき、誰が代理母になれるのかという要件を定めるのでしょうか。

当然、新法は依頼カップルと代理母の適格要件を明確にする。改めて言っておくが、代理出産は、妻が健康上の理由で身体的に子供を妊娠出産できないカップルに限る。代理母は21-40歳の健康な女性で、すでに子供が1人以上いなくてはならない。

最も重要なことは、二者間で交わされる代理出産契約は、金銭的利益をベースにしたものではなく、人道主義をベースにしていなければならないという点である。法案は、代理母が夫婦の親族でなければならないと規定している。そうした親族を見つけられない場合は、親族でなくてもよい。これは合理的だと思う。

確かに起草時には、代理母を親族にするという条件に賛否両論があった。しかし、私自身の立場は政策要件と一致している。代理出産が商業化されるリスクを最小限に抑えることができ、また代理母がカップルの気持ちにより共感しやすいという2つの理由から、私は、代理母はできるだけ親族でと考える。

New surrogacy laws to allow couples chance at parenthood
[Viet Nam News, August, 13 2013]

Hôn nhân đồng tính: không cấm nhưng không thừa nhận
[báo Tuổi Trẻ, 2013年9月11日]
日本語訳→国会常務委が婚姻家族法改正案を討議、「同性婚」が焦点 [Viet Jo, 2013/09/13]

Không nên nửa vời về hôn nhân đồng tính?
[báo Tuổi Trẻ, 2013年9月10日]
同性婚は合法化されるか?

Surrogacy should be legalised but kept under tight control
[Viet Nam News, August, 31 2012]

Vietnam deliberating on surrogate births
By Tuong Lam - Translated by Uyen Phuong
[SGGP English edition, 20/05/2013]

国会、同姓婚・代理出産について様々な意見が出される
[Tokyo University of Foreign Studies]
2013年11月26日付 VietnamPlus紙 (翻訳者:小泉里夏、伊牟田梨加、小谷岳)

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by technology0405 | 2013-12-24 16:32 | Countries | Comments(0)
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