Twiblings

"Twiblings"とは、同じ遺伝子の胚を別々の代理母に移植して生まれた子供たちのことで、新しい造語である。インドでは、このTwiblingsが珍しくない。あるイギリス人カップルが、2人のインド人代理母を使って、二組の双子の親になることがわかった。

ムンバイの代理出産契約によって生まれるこの4人の子供たちは、2014年5月に誕生予定である。35歳の夫と36歳の妻は、イギリスで2回の流産と数回の治療の失敗を経験したのち、5月にインドに来た。10年も不妊治療を続けてきて、それ以上時間を無駄にしたくないと考えてのことだった。
国際間の代理出産を扱う弁護士Natalie Gamble氏によると、公式数字はないものの、年間数百人のカップルが代理出産のためにインドに渡航しているという。

夫婦は、ムンバイのCorion clinicで精子と卵子を受精させ胚を作成し、妊娠率を上げるため2人の代理母に移植した。「我々は6個の胚を凍結していた。普通は1人の代理母を使うのだろうが、私は、2人の代理母に3個ずつ移植したいと考えた。」と夫は言う。

1か月後、片方の代理母が双子を妊娠したという連絡をクリニックからもらい、夫婦は大喜びした。数日後、またクリニックから電話があった。二人目の代理母から、胎児二人の心音が聞こえるという連絡であった。「こうしたケースは初めてで、クリニックはパニック状態だった。」と妻は振り返る。クリニックは減数手術をするかどうか聞いてきた。「もちろんノーと答えた。二人が三つ子を妊娠していたとしても、減らさなかった。」

数か月後には、4人の子供をインドに受け取りに行く予定。クリニックに払った費用については明かさなかった。インドでの代理出産費の平均は$27,500-$32,500である。夫婦は、二人の代理母に感謝してはいるが、決して顔を合わせるつもりはないという。「これは仕事だ。自分の大工や庭師とそれほど話さないのと同じ。お金を払えば、会う必要はない。彼女が健康で、私の子供を健康に生んでくれたら、それで仕事は終わりだ。」と妻は言う。

夫婦はどちらも4人の子供をもつことにためらいはなく、経済的にも十分育てていけるという自信がある。ベッドフォードシャー州で専門職に就くこのカップルにとっては「素晴らしい奇跡」以外の何物でもない。

しかし、このケースはイギリスの医療従事者の間に懸念を呼び起こしている。Birmingham Women's Hospitalの婦人科医Dr Rima Rajkhowaもこれを問題視している。「医療分野で仕事をしていない患者は多胎妊娠のリスクを知っていない。彼らは子供を持つことしか頭になく、その目的を叶えるために何でもやろうとする。イギリスのクリニックで、二人の代理母の同時利用を検討するようなところはない。」

では、インドのクリニックが、一回に2人あるいはそれ以上の代理母を提供することは普通なのだろうか。Corion clinicの院長Dr Kaushal Kadamは、めったにないことだと主張する。「ふつうは代理母1人だが、カップルが複数の代理母を希望することはある。」と彼女は言う。

Natalie Gamble弁護士によると、同様のケースは存在するが、ほとんどインドに限られているという。「何度かこうしたケースを見たことがある。普通とまでは言えないが、インドでは特別に珍しいことではない。」

The couple having four babies by two surrogates
By Poonam Taneja
[BBC NEWS UK, 28 October 2013]

UK couple expecting 'twiblings' via two Indian surrogates
By Kelly Rose Bradford
[Parentdish, Oct 28, 2013]

Simultaneous surrogates: India’s new trend
by Michael Cook
[BioEdge 2 Nov 2013]

ふたご的きょうだい:家族のエンジニアリング(001)
[お母さんと読む英語の絵本, 2013-09-03]

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by technology0405 | 2013-12-06 16:54 | Countries | Comments(0)
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