上海の精子バンクで精子の質が低下

上海の精子が危機的状況にある。専門家は、その「主犯」が汚染にあると見ている。上海の大手精子バンクに保管されている精子のうち、WHOの定めた基準に達しているのはたった3分の1であることが、地元紙の報道によって明らかになった。

Renji Hospital(仁济医院)泌尿器科の精子専門家Li Zheng医師は、男性不妊が「年を追うごとに増えている」ことを「非常に懸念」していると、Shanghai Morning Post紙に語った。「もし今環境を守る取り組みをしないなら、人類はさらなる不妊に陥るだろう。」Li医師のチームが2012年に行なった研究は、ここ10年の環境悪化が、無精子症・低精子症を含む精子の質低下と密接に関係していると結論づけた。「環境が悪いと、精子は“奇形”となり運動率が低下する。生態系が安定しているかどうかを確かめるには、精子を調べればよい。」と、精子バンクの運営にも携わるLi医師は言う。

これは中国の精子バンクの苦境に追い打ちをかけるニュースである。質の問題を別にしても、中国は長らくドナー不足の問題に直面してきた。ドナーが少ない上に使える精子が少ないとなると、闇市場に出回る精子に30000元($4,900)もの値段がつくことになるだろう。精子の質の低下は、違法市場をますます活発にすると考えられる。

Pollution pushes Shanghai towards semen crisis
By Tom Phillips, Shanghai
[The Telegraph, 07 Nov 2013]

Pollution has damaged Chinese sperm so much that a black-market shot costs up to $4,900
By Gwynn Guilford
[QUARTZ, November 7, 2013]

中国の大気汚染:精子の数や不妊率に悪影響か
Antonia Blumberg
[The Huffington Post, 2013年11月11日]

Newest Pollution Concern: ‘Ugly’ Sperm
[China Real Time, Nov 7, 2013]

生殖專家:上海10年來2/3捐精者精子活力不達標
陳裏予
[News Shina.com, 2013年11月05日]

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by technology0405 | 2013-12-06 13:30 | Countries | Comments(0)
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