中国のSNS 児童売買の捜査に協力

生後すぐに売られ、その後捨てられた7歳の女の子が、NGOによる働きかけによって、神経系の病気の治療をBeijing Children's Hospitalで受けられることになった。治療費は北京の会社iKang Guobin Health Management Companyが寄付する。

Zhong Tingtingがどこで生まれたのかは不明である。彼女は生後1週間で浙江省瑞安市(ずいあん)に住むXie Suitianとその妻Chen Ailingに売られたとされている。しかし夫婦はその2か月後に同じ浙江省の平陽県(へいようけん)に住む別の夫婦に彼女を引き渡した。

それ以降、彼女を育てたのは農家のZhong Zhengchi(55)とその妻である。「2006年4月末の夜、子供連れの夫婦が家の戸を何度も叩き、目が覚めた。私の妻は親戚の子供を育てたことがあったので、私たちが子供を育てるのに向いていると夫婦は思ったようだ。」とZhongは言う。XieとChenがなぜ子供を手放したいのかは、聞かされなかった。

夫婦は最初Zhongに10,000元($1,605)払ったが、Tingtingが神経系の病気と栄養障害にかかったことが分かると、彼女を捨てるようZhongに言った。「彼らは私に、ゴミ捨て場でも道端でもどこでもいいから彼女を捨てろと言ってきた。でも、そんなことはできなかった。」とZhongは言う。

ZhongはXieから「養子縁組契約書」を渡されたが、字が読めないため、夫婦がこれ以上彼女の養育に責任を持つことも養育費を払うこともしない、と書いてあることを知らなかった。

Tingtingは地元で生まれていないので戸籍登録されておらず、従って教育サービスや医療サービスを受ける権利を持っていない。
地元の小学校は彼女の入学を拒否し、周囲の子供からは孤児としていじめられた。彼女の病気もZhong夫妻の心配の種であった。すでに成人しているZhong夫妻の子供たちは皆、Tingtingを引き取りたがらなかった。「我々は貧しく、老齢だ。二人とも死んだらTingtingはどうやって生きていけばいいのか。」 とZhongは言う。

Tingtingの話に同情した地域住民がWeibo上のAnti-Kidnapping Foundationにコンタクトを取り、そのNGOから派遣されたボランティアが彼女のケースを調査し、警察に報告した。警察は、Tingtingが実親に売られたのか、それとも誘拐されたのか、現在捜査している。

2012年4月に立ち上げられたWeibo Anti-Kidnapping Foundation のLi Qin氏によると、機関と警察が連携し、これまでに6人の子供を救出、12人を逮捕したという。しかし、大きな難題は、国民、特に農村部の人々に、子供を売ることは誘拐と同様の犯罪行為であるという意識が浸透していないことである。
「こうした人々は、子供売買も重罪になることを知らない。」とLi氏は言う。

誘拐された子供の正確な数を突き止めることは難しいが、アメリカ人の独立映画監督でLiving With Dead Hearts を作ったCharles Custer氏は、中国で誘拐される子供の数を年間約7万人と推測する。(中国政府は1万人と発表)

公安当局も児童売買の捜査に力を入れ始めており、人民網の2012年12月の記事によると、2012年9月から12月の3か月間で、9つの児童売買組織に捜査が入り、355人の容疑者が逮捕、89人の子供が救出されたという。

Weibo NGO aids trafficked girl, 7
By Zhang Zihan
[Global Times | 2013-1-5 ]

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by technology0405 | 2013-11-29 16:55 | Countries | Comments(0)
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