中国家族計画局職員が子供の人身売買で逮捕

中国南部の一人っ子政策担当職員が、子供の人身売買に関与していたことがわかった。China Youth Daily紙の報道によると、福建省安渓県の家族計画局長で、自身も子供4人を持つ母親であるWang Yiping氏に、4人の子供の密売を幇助した疑いがもたれている。52,000元で雲南省の男児が売られた最近の事件も容疑に含まれる。この男児を買った女性は、19歳の息子が病気のため2人目の子供が欲しかったと警察に話している。

2人目の子供を産んだ家庭に対し、一人っ子政策への違反だとして家族計画局の職員が事実上の罰金を要求し、払えない家庭から乳児を強引に連れ去って人身売買するというケースは、中国国内で以前より起きていた。

児童売買は未だに中国の抱える大きな問題である。中国から英国への児童売買は近年増加している。2012年7月に中国警察は1000人を動員して2つの児童売買組織を強制捜査した。救出された子供は全15省で181人、逮捕者は802人に及んだ。
2012年12月には、湖南省の家族計画局12機関が、孤児を海外に売り「重大な法律違反」を犯していたという疑いがもたれたが、結局罪には問われなかった。

中国の児童売買と養子縁組の関連性は、非常に深刻かつ表面化しにくい問題である。中国政府は、そうした問題が存在することを知りながら、誘拐された子供の数や養子縁組に出された子供の数を調査せず、タブーの話題としてきた。アメリカや他の西洋諸国でも、中国の子供を養子に迎えた家族が何万といる関係で――2012年に養子に出された中国人の子供は、アメリカだけでも3000人近くになる――、この話題はタブーとなっていることが多い。(中国から迎えた養子が、実は捨て子でなく誘拐された子供だったかもしれないと、養親や養子が悩むケースも存在する。)

中国の国際養子縁組における乳児・児童売買の実態が、広範囲で調査されたことはない。毎年何人の子供が誘拐されているのか、そのうち何パーセントの子供が国内および国際養子に出されているのか、誰も確かなことが言えない。しかし、この問題は、多くの人々が考えるよりずっと深刻であると、映画“Living with Dead Hearts-The Search for China’s Kidnapped Children”の監督Charlie Custerは訴える。また、Research ChinaのBrian Stuy氏は「中国からの養子縁組の4分の3以上に、何らかの詐欺や不正が絡んでいる」と考えている。

Chinese family planning official caught trafficking in children
By Malcolm Moore
[Telegraph, 04 Jan 2013]

Kidnapped and Sold: Inside the Dark World of Child Trafficking in China
by Charlie Custer
[Atlantic, Jul 25 2013]

Painful mysteries of adopting a Chinese 'orphan'
By Barry Cunningham
[Global Times | 2011-5-19]
上海市第二人民医院の前の道路に捨てられていたという中国人孤児をアメリカに養子に迎えて育てたアメリカ人養親の記事。娘が捨て子でなく誘拐された可能性もあると考えるようになった。

The Dark Side of China's "Aging Out Orphan" Program
[Research-China.Org, April 02, 2012]

Adoption scandal exposed by muckraking Chinese journalists
By Adrienne Mong
[NBCNews.com, 17 May 2011]
2005年に家族計画局に11か月の娘を連れて行かれた男性の記事。

"Living with Dead Hearts-The Search for China’s Kidnapped Children”
Charlie Custer と Leia Li 夫妻が監督したドキュメンタリーフィルム

人身売買組織摘発 子供92人を保護
[大紀元日本 2013年10月2日]

Chinese police smash child trafficking ring and free 180 desperate children
By Sara Malm
[Mail Online , 6 July 2012]

大規模な人身売買組織を摘発、誘拐されていた児童178人を救出―中国
[レコードチャイナ 2011年12月8日]

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by technology0405 | 2013-11-28 11:46 | Countries | Comments(0)
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