ブラジルで同性カップルにIVFを認める法律

ゲイカップルの生殖補助医療技術(ART)へのアクセス権をブラジルが法的に認めた。現行法ではARTへのアクセス権を持つ者の定義が曖昧で、体外受精やその他の生殖技術をゲイカップルが利用することを阻止する判決が出されることもあった。

改正後の法律では、現行法の曖昧な表現を改め、ゲイカップルとシングルの人間にもそうした技術の利用を認めることが明文化されている。ブラジルの連邦医療協議会(Federal Council of Medicine)は、現在の社会的モーレス(集団の基本的価値観を具体化した習慣)に合わせ、今回の改正を実施したという。

ブラジルは2011年に同性のシビルユニオンを認め、異性カップルの権利を同性カップルと同等にしようという動きが優勢である。ゲイカップルのIVFを認める改正もそうした流れで実施されたが、医療者による良心的拒否権も尊重される、という条項も設けられている。

レズビアンカップルは、片方の女性の卵子と提供精子を受精させ、もう一方の女性の子宮に移植する。ゲイカップルの場合は、できれば4親等までの親族の女性に代理母になってもらう必要がある。最終版では、凍結受精卵の保管期限を5年とすることや、ARTを利用する女性の年齢を50歳までとすることも明記されている。

ブラジルでゲイカップルが初めてIVFによって正式に子供を得たのは2012年である。カップルの子どもMaria Teresaは、2012年1月29日に、ブラジル北東部のベルナンブゴ州で生まれ、彼女の出生証明書の両親の欄には、男性二人の名前が記載された。

15年来のパートナーであるMailton Alves(35)とWilson Albuquerque(40)は、子供を持ちたいと思い、2011年にブラジル法の下で認められたパートナーシップ関係を結んだ。ブラジルの連邦医療協議会(Federal Council of Medicine)は、このカップルに対し、どちらか一方のパートナーの精子を使って体外受精し、子供を持つ権利を認める決定を下した。

それまで、体外受精の承認は、結婚あるいは事実婚の女性にしか許可されていなかった。カップルは匿名の提供卵子とAlvesの精子を受精させ、従姉妹の子宮に受精卵を移植。2012年1月29日に子供が生まれた。
「私たちのように、15年間を共に過ごし、子供や家族を持ちたいという夢を叶えようとしている者たちにとって、この判決は重要な前例となった。」とAlvesは言う。

ペルナンブコ州の州都レシフェの家庭裁判所Clicerio Bezerra判事が、カップル二人の親権を法的に認めた。「養子縁組では、男性二人が養父として法的に認められたケースがいくつかある。自分が知る限り、男性二人が子供を嫡出子として登録したのは、このケースが初めてだ。(同性カップルが)婚姻関係を結び、家族になることを認めるなら、子どもによって家族を完成させることも認めるべき」と判事は語っていた。

RESOLUÇÃO CFM Nº 2.013/13

RESOLUÇÃO CFM Nº 2013/2013
Conselho Federal de Medicina

Brazil allows gay couples to use in vitro, other assisted reproduction techniques
[FOX NEWS.com, May 09, 2013]

Brazil guarantees assisted reproduction for gay couples
By Jean Paul Zapata
[Gay Star News, 10 May 2013]

In Vitro Now Legal for Same-Sex Couples in Brazil
by Kathryn DeHoyos
[GoodMenProject.com May 11, 2013]

Brazilian gay couple has child by IVF
[AFP, Mar 2, 2012]

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by technology0405 | 2013-11-14 16:07 | Countries | Comments(0)
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