人気ブログランキング |

台湾で公開討論会

代理出産条項を人工生殖法に入れ「妊娠できない夫婦に希望を」と主張している江議員が2013年7月9日に「『人工生殖法』還能為不孕夫妻做什麼?」と題した公開討論会を主宰し、熱い議論が繰り広げられた。衛生署は2005年に代孕生殖法の起草を発表したが、激しい論争にあい、代理出産の合法化は賛同を得られなかった。

中国国民党の立法委員Chiang Hui-chen (江惠貞)は、代理出産法案を通すことの難しさを考えると、現行の人工生殖法を改正する方が、目的達成のための近道になるだろうと述べた。

國民健康局の副局長Kung Hsien-lan (孔憲蘭)は、条件付きで代理出産を容認するという衛生署の立場を確認し、「代理出産は生殖補助医療に含まれる」との見方から、現行法の改正で足りるという考えを表明した。

しかし、7月9日の議論は、そもそも代理出産を認めるべきかどうか、という点に焦点が当てられた。「代理出産を認めるという前提の下で議論を進めることはできない」と婦女新知基金會(Awakening Foundation)の開発課長Lin Shiou-yi (林秀怡)は言う。

和信治癌中心醫院(Koo Foundation Sun Yat-sen Cancer Center)の薬局長Chen Gau-tzu (陳昭姿)は、昔からの代理出産賛成派である。Chen氏は、多くの西欧先進諸国が数年前から代理出産を合法化していると言い、「代理出産に反対する人々は、“女性の手段化” といった使い古されたスローガンやイデオロギーで議論を中断するべきでない」と主張した。

国立交通大学大学院テクノロジー関連法研究科の助教Carol Lin (林志潔)も、代理出産反対派はやみくもに技術進歩に抵抗するのでなく、実質的な代替案を出す必要があると言う。「我々は、法の適用など実質的な事柄に焦点を当てなくてはならない。誰にでも認めるのか、結婚した夫婦に限定するのか、代理出産児をどのように法的に依頼親の子供とするのか、代理出産エージェンシーの資格はどうするか、代理母への報酬を認めるのか、など問題は多い。」

法と生殖医療政策を専門とする国立陽明大学の准教授Rei Wenmay (雷文玫)は、代理出産が、Chiang議員たちが示唆するような少子化問題の解決策としてみなされるべきではないと警告した。「少子化対策に必要なのは、保育施設の改善と、家庭中心の政策である。」議論の目的は、子供のできない夫婦をいかに助けるか、彼らの生殖権をいかに守るかであると同時に、「代理出産には第三者である代理母が関わるので、代理母の権利も同様に保証されるべきだ。」と主張。「代理母の権利は、現行のような契約書の中ではなく、成文法の中に明記されるべきだ」と言い、代理出産の実施には、専門家との相談や媒介機関の設置が欠かせないとも付け加えた。

代理出産合法化に断固反対する台湾女人連線の会長Huang Sue-ying (黃淑英)は、合法化の提案を、「一部の人間のニーズに応えるために他人のリスクや権利を軽視している」と一蹴した。「衛生署の法案は代理母のことを‘carrier’と呼ぶなど、代理母を道具扱い。母親に対する差別である。」と批判した。

立委推動代孕法制化 婦團有異見
[自由時報、2013-7-10]

Forum discusses surrogacy draft act
By Alison Hsiao
[Taipei Times, Jul 10, 2013]

代孕納人工生殖法 國健局研議
王靖怡
[CNA中央通訊社、2013年7月9日]
行政院衛生署國民健康局副局長 孔憲蘭
中國國民黨籍立法委員 江惠貞
和信治癌中心醫院藥學進階教育中心主任 陳昭姿
交通大學科技法律研究所副教授 林志潔
中華民國兒童福利聯盟文教基金會社工處長 白麗芳

Taiwan couples seek surrogacy abroad to escape ban
By Agence France-Presse
[msn.NEWS 17 Jul 2013]
インドやタイなど、海外代理出産を選ぶ台湾人が増加


Copyright(C) 2010 SGRH. All Rights Reserved.
by technology0405 | 2013-07-12 13:40 | Countries | Comments(0)
各国のARTに関する資料や記事を集めています (※ このブログに書かれている情報の信ぴょう性は各自でご判断ください)