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ロシア憲法裁判所が代理母の親権を認める

2012年8月28日、ロシア憲法裁判所が、代理母の子供引渡し拒否権を認め、代理出産児の遺伝上の両親によって出された請願の検討を拒否した。代理出産契約に同意したウリヤーノフスクに住む女性が、依頼親との意見の食い違い後に同意を取り消し、生まれた子供を前夫と自分の子供として出生登録した。依頼親はこれを訴えたが、裁判所は、代理母が現行の家族法に従って適切に行動したと判断した。依頼親は家族法の違憲審査を請願したが、裁判所はこれを拒否した(2012年5月15日No. 880-O)。

これにより、代理母とその前夫が子供の正式な両親として認められることが決まった。同時にこうした判例が出たことで、同様の契約トラブルが起きた場合にも代理母の引渡し拒否権が認められる可能性が非常に高くなった。

代理母が望めば子供を自分のものにできる、という考え方は、ロシアの代理出産規制において非常に重要なキーポイントである。これは代理母の搾取に対抗する主な手段の一つと考えられている。Family Code(家族法典)51条4項(2)にも次のようにある。「妊娠目的で他の女性への胚移植に書面で同意した婚姻夫婦は、子供を出産する女性(代理母)の同意を得て初めて子供の親とみなされる。」この条項は、法的には子供を出産した女性が母親であるという考え方に基づく。この点ロシア家族法典は、1989年の欧州評議会の勧告に沿っている。

Russian Constitutional Court Leaves Child with Surrogate Mother
[Eurasian Law Breaking News, August 30, 2012]

Surrogate Motherhood: The court denied the genetic parents of the child
[surrogacy-evropa.com]

Суд оставил права на ребенка суррогатной матери
[BBC, 28 August 2012]

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by technology0405 | 2012-12-19 10:03 | Countries | Comments(0)
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