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台湾の前副大統領の娘夫婦が代理出産

台湾の前副大統領Lien Chan (連戰)の長女Lien Hui-hsin (連惠心)と夫Chen Hung-yuan (陳弘元)の夫婦が、17年間の不妊の後に米国での代理出産によって3人の孫娘を得たことがわかった。
Lien Chan氏の事務所の スポークスパーソンTing Yuan-chao (丁遠超)は、Lien家に子供が生まれたことを公に認めたが、それ以上の詳しい説明はなかった。

伝えられるところによると、Chen氏と45歳のLien Hui-hsinは、台湾のChung Shan Hospitalを始めいくつかの施設で不妊治療を受け続けてきた。治療が結果を生まなかった上、国内の代理出産の合法化の議論は宙に浮いたままだったことから、夫婦は米国の代理出産エージェンシーに希望を求めたという。

報道筋によると、アメリカ人代理母2人に夫婦の胚が移植され、片方の代理母が女児1人を、もう片方の代理母が双子の女児を出産した。
3人の子供はそれぞれChen Han-chang (陳含璋)、Chen Ko-chen (陳可真)、Chen Yi-ming (陳以明)と名付けられた。

匿名を条件に話をしてくれたLien家の知人によると、3人の女児はLien Hui-hsinと共に台湾に帰国しており、周囲も内祝いの餅を家族から送られて初めて出産を知ったのだという。

「台湾には代理母を必要とする不妊女性が3-4万人いる。国内では代理出産がまだ違法なので、富裕層はカリフォルニアの代理出産エージェンシーに頼り、そこまで裕福でない層は東南アジア諸国に行く。」とチャンホワ(彰化)にあるPoyuan In Vitro Fertilization Centerの経営者Tsai Feng-po (蔡鋒博)は言う。

台湾のような家父長制社会に属する不妊カップルにとって、アメリカでの代理出産はより魅力的である。なぜなら、アメリカは性選択を公には禁止しておらず、性選択を目的としたPGDを実施できるからである。

しかし、トラブルも起きている。Tsai氏によると、言葉の壁のせいで薬の副作用について理解できず、その副作用に苦しむことになったケースや、代理母が必要な薬を飲まなかったことから大量出血になったケースがあったという。

2012年9月にDepartment of Health’s Bureau of Health Promotionの要請で開かれた会議で、代理出産の合法化が検討され、硬直状態だった議論が再び動き出している。会議では、少なくとも夫婦どちらかの配偶子を使用する体外受精型の代理出産で、医療費や栄養剤など必要経費のみを依頼者が支払う利他的代理出産を認める方向で意見の一致をみている。

Lien Chan’s family throws spotlight on surrogacy
By Peng Hsien-chun, Wei Yi-chia and Stacy Hsu
[Taipei News Nov 18, 2012]

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by technology0405 | 2012-11-29 12:00 | Countries

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