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精子の相続

インド南西部ケララ州Thrissurの夫婦Ravi Kumar(59)とKarthyayani(58)が、死んだ息子の精子を使って代理母に自分たちの孫を生んでもらうため、保管してある精子を病院に求めたが、病院は引き渡すことを拒否した。ロク・アダラト(Lok Adalat、インドの裁判外紛争解決制度で、退官した裁判官や弁護士などによって運営される)に提出した夫婦の嘆願書の行方が注目されていたが、裁判所はこれを認め、精子は夫婦のものとなった。

「夫婦は貧困層の出身だ。Ratheeshは一人息子で、彼の死は彼らにとって計り知れない痛手である。夫婦はARTによって孫を持ちたいという願いを叶えたがっていた。」と弁護士Aniyan P Vakkomは言う。「実際、夫婦は代理母もすでに近親者に頼んでいた。しかし病院側が精子を渡そうとしなかった。」

Ratheeshは2011年1月5日、睾丸腫瘍の治療中に28歳で亡くなった。独身だった彼は、その治療中、医師の助言によりInfertility Management and Assisted Reproduction のCIMAR Centreに自分の精子サンプルを預けた。CIMARの 医療コーディネーターParasuram Gopinaths氏は、裁判所あるいは他の所轄官庁からの命令がない限り、故人の親に精子を渡すことはできないとTimes Of India紙に語っていた。

今回、裁判所が精子の相続を認めたことで夫婦は非常に喜んだが、代理母になる予定だった親戚の女性が同意を撤回したことで、夫婦の代理母探しは難航している。日雇い労働者のRavi Kumarと掃除婦のKarthyayaniでは、150万-200万ルピーの代理母の報酬は払えない。夫婦を題材にしたドキュメンタリー映画をSanjeev Sivan氏が製作し、売上を夫婦に渡すという話も出てきている。
一人息子を失った夫婦に非常に同情的な社会の反応は、インドの男系思想の強さを物語ってもいる。

Kerala couple banks on dead son's semen for a grandchild after court rules in their favour
By Prakash
[Mail Online India 1 March 2012]

Kerala couple's surrogacy battle to get grandchild from dead son
[NDTV March 04, 2012]

Kerala couple denied dead son’s semen sample
[Times Of India Dec 31, 2011]

Kerala couple’s next battle: Finding a surrogate
by Ramesh Babu
[Thiruvananthapuram, August 14, 2012]

Sanjeev Sivan's next on couple's fight for dead son's semen
By Sanu George
[New Kerala.com July 6, 2012]

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by technology0405 | 2012-10-30 16:34 | Countries | Comments(0)
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