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帰国トラブル(インド→ドイツ)

出生証明書には依頼親の名前が記載されていたにも関わらず、ドイツ人カップルがインドの代理出産で得た子供のパスポートが発行されず、帰国トラブルが生じた。ドイツ人カップルは2010年12月、インドのドイツ大使館に子供のパスポートを申請した。しかし大使館は、子供の出生地が代理出産を専門とするエージェンシーの住所だったため、子供にドイツ国籍を与えてよいか疑わしいと返答、その後パスポート発行を拒否した。

ベルリンの裁判所は、大使館に申請を拒否する資格があると裁定した。通常であれば、両親のどちらかがドイツ人なら子供はドイツ国籍を取得できる。しかしドイツの法律は代理出産を禁じており、代理出産児の法的な父親は遺伝上の父親でなく代理母の夫になる。このケースでも、遺伝上の父親は1950年生まれのドイツ人であるが、彼のドイツ国籍は子供の国籍に影響しないと裁判所は判断した。カップルは上級裁判所に控訴することができる。

「子供のいないドイツ人がインドへ渡航する現象は増えつつある。」と裁判所のスポークスマンStephan Groscurthは言う。「何の問題もなく子供を連れて帰れると彼らは考えているが、それは事実とは違う。」

2年前にもドイツ人の双子がインドからドイツに入国できない類例が起きた。2008年上旬に生まれたこの双子には、数ヵ月後に旅行証明書は発行されたものの、ビザは交付されなかった。バイエルン人の依頼カップルは裁判を起こし、2010年5月にようやく入国ビザが出された。

ドイツ外務省は、ドイツ人の依頼カップル(hopeful parents)が海外の代理出産で子供を得た場合、誕生と同時に市民権を得られるわけではないという助言をウェブに出した。

Surrogate child denied German passport
By Nisha Satkunarajah
[BioNews 09 May 2011]

Surrogate children have no right to German passport, court rules
[The Local 28 Apr 2011]

Germany: Child born to Indian Surrogate and German Biological Father Denied German Passport for Child
by Adam B. Sklar
[The Sklar Law Firm LLC, May 03, 2011]

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by technology0405 | 2012-10-22 13:48 | Countries | Comments(0)
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