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帰国トラブル(インド→イギリス)

ロンドン在住の医師とその妻がインドの代理出産で得た息子のパスポートが発行されず、母国に連れて帰れなくなっている。

子供は2012年3月27日にニューデリーのクリニックで生まれた。夫婦は、代理母の報酬£6,000を含む£25,000をクリニックに払っていた。しかし、イギリス移民法では代理母が法律上の母親であり、代理母にインド人の夫がいる場合はその夫が父親となる。

2006年から不妊治療を続けてきたこの夫婦は、イギリス内務省が子供の帰国を認めるまでにあと3週間はかかると言われた。子供はSurrogacy Centre IndiaのDr Shivani Gourところで生まれた。Dr. Shivani Gourはロンドンのハマースミス病院で訓練を受けた経験を持つ。

「こうした親たちには同情する。子供を持つために色々と苦労し、さらにイギリスの法律に苦しめられる。アメリカなら、DNA検査さえ済ませれば2-3日で子供と帰国できる。イギリスは対応を引き伸ばしているように思える。誰にとってもいいことは全然ない。」とShivani Gour医師は言う。

インドには1000以上のIVFクリニックがあり、イギリス人を専用の顧客にするところも多い。昨年インドで生まれた代理出産児は推定2000人、その半分はイギリス人が依頼親である。Dr Gourによると、顧客は「ITの専門家や内務省の役人、NHSの医師、多国籍企業の社員、銀行員、ビジネスマン」など圧倒的にミドルクラスの人間だという。

Dr Radhey Sharmaは政府の依頼を受けて国内の不妊治療状況を調査している。「自分が把握しているIVFクリニックのデータベースは600施設だが、完全なリストではない。あと400以上のクリニックは、規則に従わずに運営されている。」

シビルパートナー関係にあるStephen HillとJohn Busherも、インドの代理出産で得た双子AmeliaとAlexの市民権を内務省が認めるのを待っているカップルの1組である。
45歳のHill氏は「ホテルの囚人になった気分だ。外が暑すぎるので1日中子供とホテルの部屋で過ごしている。早くイギリスに帰ってJohnと子供達と家族生活をしたい。それだけが望みだ。 」

このカップルの子供はDelhi IVF and Fertility Centre のDr Anoop Guptaの下で、提供卵子とHill氏の精子によって得られた胚を代理母に移植して生まれた。「Hill氏と双子にとってとてもつらいことだ。出来るだけ早く帰国が認められるべきだ。」とGupta医師は言う。

Gupta医師はまた、自分で出産したくないという理由で代理出産を依頼してくるイギリス人がいることも明かした。「こうした女性たちは自然妊娠できるのだが、様々な理由で体外受精を希望する。」

法案が議会で通過すれば、子供の市民権を認めるという母国の証明書を事前に取得しないと代理出産契約を結べないようになる。そうすることで帰国トラブルはなくなるだろうとインド政府は考えている。

Parents stuck in India amid legal fight to bring surrogate babies home
written by Shekhar Bhatia
[London Evening Standard 28 May 2012]

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by technology0405 | 2012-10-16 12:40 | Countries | Comments(0)
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