『Origins of Love』 by Kishwar Desai

体外受精で妊娠した子供はエイズだった。子供の両親は死んでいる。代理母は謎の失踪をする。子供を欲しがる人は誰もいない。Kishwar Desaiの新しい小説『Origins of Love』は、インドの代理出産を徹底的に調べて書かれている。善行であるはずの代理出産は悪質なものに変わってしまった。仲介人が代理母候補を探し回り、酒飲みの夫が報酬をくすね、医者は卵巣破裂を引き起こしかねない量のホルモンを投与する。

この本は、インドで論争を巻き起こした。年間25000人の代理出産児が生まれているにも関わらず、それまでこのビジネスにはほとんど注意を払われてこなかった。本は5月に出版され、同じ月に30歳の代理母Premilaがアフメダバードの病院で亡くなった。

もし代理母が妊娠後期に生命に関わる病気になった場合、「胎児の命を保護し、依頼親の代わりに健全な出産をするため、代理母は生命維持装置につながれる」ことを、彼女の死が報道される前に知っていたインド人はほとんどいなかった。

「彼女の悲運は、代理出産に、死が現実の危険としてあることを示した。彼女は自分の子供2人に輝かしい未来を授けたくて代理母になったが、その子供たちは母親を失ってしまった。」とニューデリーにあるFortis HospitalのDr Tripta Choudharyは言う。

多くの代理出産クリニックは専門的に運営されているが、ビジネス自体が秘密主義かつ未規制なので、怪しいクリニックが急増している。女性団体の中には、代理出産を禁止するか、少なくとも貧しい代理母を守るためクリニックを規制するよう政府に要求しているところもある。

経済学者でイギリス労働党の政治家Meghnad Desaiの妻である著者Desaiは、調査中に見聞きしたことに恐怖を感じた。「体外受精を25サイクル行なった女性。妊娠率を上げるために胚を4個移植するよう強要された女性。Vaghela の死が報道されたのは、彼女が病院で亡くなったからだ。我々が知らないケースがどれほど起きているのだろうか。」とDesaiは言う。

インド人が母性や妊娠の商業化を不快に感じ始めたことで、反対の声は増えている。今回、本の出版と代理母死亡の報道がタイミングを同じくしたことで、インドの商業的代理出産を倫理的、道徳的に疑問視する声、法整備を急ぐ声が、インド国内で増え始めている。

 『Origins of Love』 
 Kishwar Desai、Simon & Schuster Ltd、 2012/5/24出版

Indian author fights for surrogacy laws
[The South China Morning Post Aug 05, 2012]

Kishwar Desai's 'Origins of Love,' a tale of exploitation
[IBN Live Jun 04, 2012]

Copyright(C) 2011 SGRH. All Rights Reserved.
[PR]
by technology0405 | 2012-08-10 16:55 | Countries | Comments(0)
各国のARTに関する資料や記事を集めています (※ このブログに書かれている情報の信ぴょう性は各自でご判断ください)