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CSRの調査報告 その2

代理母の多くが夫に捨てられている。
家計の足しに子宮を貸したグジャラートの貧しい代理母たちは、少額の見返りしか支払われない上に、家庭の崩壊に直面している。
NGO組織Centre for Social Research(CSR)はグジャラート州アナンド、スーラト、ジャムナガルの代理母100人と依頼親50人にインタビュー調査した結果、代理出産が夫と子供に受け入れられない現実があることを明らかにした。

「憂慮すべき風潮があることが分かった。例えば、妻が代理母になる際には何とも思っていなかった夫でも、出産後に妻が家に戻ってくると、夫と子供は彼女と距離を置くようになる。」とCSRのディレクターDr Ranjana Kumariは言う。

アナンドでは、代理母の52%が夫に捨てられ、そのほとんどが援助なしで子供との生活を送っていた。スーラトでは代理母の14%が、ジャムナガルでは20%が、夫との関係が悪化したと答えている。代理出産は家族の均衡に関係する。アナンドで77%、スーラトで86%、ジャムナガルで100%の代理母が、家庭のあり方に影響が及んだと答えている。

また、代理出産を秘密にして怪しまれたと答えた代理母は、アナンドで82%、スーラトで89%、ジャムナガルで100%に及ぶ。代理出産のことを誰にも明かせないという実情が、彼女らを苦しめている。
代理母の多く――ジャムナガル100%、スーラト83%、アナンド40%――が、代理出産のあと友人や家族との交流がなくなったことを明らかにした。


さらに悪いことに、代理母への報酬が定まっておらず、クリニックや医師が自由裁量で決めていたことも調査で分かった。代理母にわずかな金額しか渡されなかったケースも多い。代理出産費用120000-150000ルピーのうち、代理母が受け取るのはわずか1-2%であった。報告書によるとせいぜい12000-15000ルピーだったという。

「約束の金額の支払いを拒否する場合はさておき、多くのケースは分割払いです。代理母の多くは文字が読めないため、何回か支払いがあると、その後の計算ができなくなるのです。」とKumari氏は言う。

代理母のほぼ全員(スーラト97%、ジャムナガル100%)が、仲介料で儲けるエージェントや勧誘人による説得を受けていた。
また他にも、最初のうちは良好な代理母と依頼親の関係が、過度な期待や金銭上の不一致などが原因で悪化することも分かった。

代理母の搾取は金銭面だけにとどまらない。Kumari氏によると「妊娠が成功するまで、20-25回もIVFをさせられた代理母もいる。ガイドラインでは禁止されているのですが。」

安い代理出産サービスを求め、NRIの他にもアメリカ、ロシア、イギリス、スウェーデン、イスラエル、オーストラリアなどのカップルも多くインドに渡航してくる。安い医療費と高い生殖技術、そして有償の生殖サービスを提供する低所得者層に支えられ、インドは代理出産の渡航先として人気が高い。しかし、調査では、様々な問題を抱えていることが明らかにされた。

Surrogate mothers face nightmares of surrogacy
[INDIA TODAY March 5, 2012]

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by technology0405 | 2012-05-15 16:27 | Countries | Comments(0)
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