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CSRの調査報告

ニューデリーに拠点を置くCenter for Social Research(CSR)は、調査の結果、インドの代理出産の中心地となっているグジャラート州アナンドで、女性の人権に対する重大な侵害が起きていると指摘した。

CSRはスーラト、ジャームナガル、アナンドで調査を行なった。「アナンドの代理母は全員、男性を家長とする世帯に所属していた。このことから、女性が家計を支えるため、夫の賛成を得て代理母になっていることが分かる。」

この調査は、代理母100人と、50組の依頼親を対象に実施された。「アナンドの調査では代理母の53.33%が25-30歳、37.14%が31-35歳だった。また51.7%が読み書きできなかった。識字能力は公営企業でも民間企業でも雇用に大きく作用するわけだから、代理母が文盲であるというのは注目すべき点である。」と調査では述べられている。
回答者の中には、未亡人、夫と別れた子持ちの女性などの他に、代理出産を行なっている病院で看護師として働きながら助産師の訓練を受けていた者もいた。

ICMRはIVFクリニックに対しガイドラインを設けて実施すると同時に、さらに内容を強化したART法案も提出している。
報告書は、代理母の権利侵害や、ARTクリニックによる違法行為に対する懸念を提起する。「代理母、依頼親、子供という当事者3者全員が関係する代理出産契約を、直接規制する法律が作られるべきだ。代理母のためにも、権利に主眼を置いた法的枠組みが必要だ。ICMRのガイドラインでは不十分。」とCSRの会長Ranjana Kumari氏は言う。

2005年のICMRのガイドラインは、不妊治療を受ける女性の年齢等を策定しなかったことや、既存のクリニックに対する監視が十分でなかったこと以外に、IVFクリニックの開院許認可手続きが甘かったことで厳しい非難を浴びた。

「代理出産契約は代理母(とその夫)、依頼親、不妊治療専門医の間で交わされる。クリニックは法的ないざこざを嫌い、契約の当事者にはならないようにしている。代理母への報酬に決まった金額はなく、クリニックが自己裁量で決める。」と報告書は述べている。

Women’s rights being violated in India’s surrogacy capital [Thaindian News 2012年3月2日]

CSR報告書 『Surrogate Motherhood - Ethical or Commercial』 

 
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by technology0405 | 2012-03-06 17:01 | Countries | Comments(0)
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