第二のアナンド、グントゥール

アンドラ・プラデーシュ州の町の一つ、貧困にあえぐ海辺沿いの町グントゥールで、代理出産ビジネスが盛況である。活字メディアでの広告や専用のウェブサイト、ポスター、パンフレット、掲示板、果ては三輪タクシー内での露骨な勧誘に至るまで、実際、代理出産の広告が町中に溢れている。

初めのうちはごく内々に行なわれていた代理出産という行為は、クリニックによって営利活動に変えられ、魅力的なビジネスへと変貌を遂げた。厄介なのは、基準や健康パラメータを無視して、現地の社会的に恵まれない階級の女性を何人も、悪徳業者が勧誘してくることである。当然、勧誘の反響はすごい。

グントゥールの不妊クリニックには、代理出産についての問い合わせが毎日のようにくる。「去年は代理母による出産が10件ありました。現在、4件の代理出産を抱えており、他にも3件が経過観察中です。」と、地元の体外受精・代理出産専門家Dr S.N. Umashankarは明かす。

彼らはどうやって代理母になってくれそうな女性に狙いをつけるのだろうか。「募集広告を出すのが一つです。場合によっては、依頼親の親戚が彼らに同情して代理母になることもあります。」とUmashankar医師 は言う。「母親が娘のために自ら代理母に名乗り出る場合もあります。」

Umashankar医師はこう説明したが、MAIL TODAY 紙は、クリニックが業者と手を組んで代理母の募集を行なっている事実を突き止めた。「ぼろ儲けだからね。依頼親は、代理出産で生まれた子供に60万ルピーもの大金を払う。そのうち代理母に払うのは多くて25万ルピー。病院は代理母のケアも含めて30万ルピーを請求する。業者は代理母の紹介料として5万ルピーを受け取る。」と情報筋は語る。業者は、代理母を探すのにロワーミドルクラスを当たるという。
代理母候補者は、大概お金に困っている。「25万ルピーは、貧乏人にとってかなりの金額だ。9か月間我慢しさえすれば、その大金が手に入るという契約だからね。」と情報筋は指摘する。時には業者が、代理母の姉妹や親戚にも芋づる式に代理出産をさせて、手っ取り早く儲けることもある。

グントゥールの健康医療担当官であるM. Gopi Naik医師は、地元で代理出産が儲けの良いビジネスになっていることを認める。「業者、特に地元の登録医が、貧しい女性を金銭で勧誘して代理出産させていることは我々も知っている。」
現在Umashankar医師のクリニックで経過観察中の代理母も、動機は金銭だと認めた。「夫も家族も賛成してくれていますし、私は進んで引き受けたのです。」

2011年1月、アンドラ・プラデーシュ州カンマム地区のBurgampahad警察が、Sarapaka村に住むムスリム女性Shahnazを業者が脅し、25万ルピーで代理出産させていたことを突き止めた。彼女は代理母になるため、すでにハイデラバードのクリニックまで来ていた。しかし彼女の夫S.K. Shareefが、妻は代理出産を強要されたと警察に告発。取引の仲介をした登録医2人を含む、計8人が逮捕された。しかし、夫Shareefは結局、妻がすでに妊娠していたのと、大金の魅力には逆らえず、折れて妻が代理母になることを許した。

その後の調べで、BhadrachalamとBurgampahad地域に住む12人もの女性が首都ハイデラバードに連れて行かれ、子供を生むため不妊センターに監禁されていたことが判明した。Naik医師は、詳細を知るため地元の不妊クリニックに連絡するところだったという。「我々が知りたいのは、これらのクリニックが、代理母候補を募集するのに業者を使っているのかどうか、料金をいくら請求しているのか、月にどのくらい行なっていてどういう手順に従っているのかということだ。ここ3年間で行なわれた代理出産の記録も要求するつもりだ。」と彼は明かした。

時には、代理母の候補者自身がメディアの広告やsurrogatefinder.comなどのようなウェブサイトを見て、クリニックに接触してくることもある。こうしたサイトに上がっている名前の中に、ハイデラバード在住の25歳の母親Nagamaniという名があった。代理出産の動機は、「緊急にお金が必要」だった。

このように、代理母が都市に移動して、出稼ぎのような形で代理出産を行なっているという事実は、そこに搾取がある可能性を示唆するものであり、緊急の調査が必要であろう。

Andhra Pradesh town is world's rent a womb mart
[Mail Online India 20th February 2012]

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by technology0405 | 2012-02-28 15:49 | Countries | Comments(0)
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