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イギリスを訪れるインドの医師たち

イギリス人の不妊カップルに自分たちの代理出産プログラムを利用してもらおうと、イギリスに宣伝しにやってくるインドの医者が増えている。

ロンドンのとある家で、人々がキッチン近くを歩き回って雑談している。一見、ありふれた郊外のディナーパーティーのように見える。飲み物が振る舞われ、サモサやオニオンバージなどの料理が並ぶ。
しかし、ここにいるカップルたちは交流が目的ではない。インドでの代理出産についてさらに情報を得るために来ているのだ。

主賓はKaushal Kadam医師である。専門知識を伝えてもらうために、Bobbi & Nikki Bains夫妻が彼女を招いた。Bains夫妻には、3歳のDaisyと1歳のDhillonという二人の子供がいる。どちらの子供も、イギリスでの不妊治療か何度か失敗した後に、インドの代理出産で生まれた。

「最初の治療が失敗した時はとてもショックでした。」Nikki は言う。「その後、代理出産で二人の可愛い子供ができて、すべてが変わったのです。今度は私たちが、子供のできないカップルのお手伝いをしようと考え、こうした会を開きました。」

Kadam医師はムンバイの不妊クリニックの院長で、2010年にはイギリス、アメリカ、カナダを主とする外国人に代理出産サービスを提供し、18人の子供が生まれた。彼女のクリニックはICMRが定めたガイドラインを順守している。

需要は伸びている。「少なくとも月に6組から7組の外国人カップルが私のクリニックに代理出産をしにやってきます。」とKadam医師は語る。
「ここでは、私はただ、我々のクリニックで実施している代理出産プログラムについて情報をお伝えし、皆さんが十分な心構えを持ってインドに来られるように、不安や疑問、あいまいな点があればお答えするだけです。」

Kadam医師は、代理出産に関する情報の提供を目的として定期的にイギリスを訪れているインド不妊専門医たちの一人である。イギリスでは一切治療を提供せず、また、こうした非公式のプレゼンテーションに対して報酬もとらない。

しかし、インドへの渡航代理出産に対しては、法的な懸念がある。代理出産を専門に扱うNatalie Gamble弁護士は、インドの法律とイギリスの法律が矛盾するために、多くのケースで子供が無国籍になる可能性があると言う。

The childless UK couples considering Indian surrogates
[BBC 20 October 2011]
by technology0405 | 2012-01-31 16:58 | Countries

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