代理出産カウンセラー

代理出産で生まれた子供を手渡された瞬間、依頼親は幸福感でいっぱいになる。しかし代理母にとってそれは、受け取る金銭に関わらず、心痛む瞬間になりうる。9か月お腹にいた子供と永遠に分かれることになるのだから。カウンセラーが登場するのはそうした場面である。

カウンセラーは数回の面接を通じて代理母と話し、来るべき瞬間に向けて心の準備をさせる。金のためだけではなく、善い行いをしているという思いと共に子供を引き渡すことができるように。
代理母はまた、自分の体の泌乳生産をストップさせるというトラウマを経験しなければならない。専門家によると、代理母は母乳分泌を止める薬を摂るのだという。
カウンセラーは代理母とも依頼母とも面談を重ね、代理出産の過程に対し双方に心の準備をさせると同時に、彼女らの自尊心を高める手助けをする。

NarainaでNurture IVF Clinicを経営するArchana Dhawan Bajaj氏は、代理母とカウンセラーが面談する機会を約20回設けているという。
「まず私たちは、その女性が代理母となり、9か月後に子供を引き渡すことができるのか、その精神的適性を確認する必要があります。代理母候補を決めたら、次に、彼女に心の準備をさせなくてはなりません。彼女はお金のためにそれをやるわけですが、同時に善い行いをしていると感じられるようにするのです。彼女の自尊心が高まれば、彼女の参加意識も高まる。そうすれば彼女は自分から検査に来るようになります。」Dhawan Bajaj 氏はIANSにそう語った。
「それでも彼女は子供を引き渡したことで感情的なトラウマを経験するかもしれません。子供に授乳する機会もないでしょう。薬で泌乳を止めますから。」

依頼母の方も、代理出産に対して医学的・精神的な準備が必要である。
「依頼母は、母親になれない、自分は完全ではないと感じ、自尊心の深刻な欠落と鬱症状に苦しむので、常にカウンセリングが必要です。」
代理母と依頼母の交流について尋ねると、良い関係を育めるよう双方が出来るだけ何度も会うことが「奨励されて」いるという答えがDhawan Bajaj氏から返ってきた。

Max Healthcareの顧問精神科医で精神衛生と行動科学部門のチーフSamir Parikh氏は、代理出産の担当経験はないものの、体外受精をする女性のカウンセリングを何度か担当した。「IVFにおける最も一般的な症状は、子供が持てないという女性の苦悩です。彼女たちは自分を責めることもあります。」とParikh氏は語る。
「IVFをする予定のカップルは、カウンセリングを受ける必要があります。IVFが一度で成功するとは限らないからです。」

Nurture ClinicのカウンセラーであるRuchi Goyal氏は、代理出産のケースを1か月に約10例担当するという。「けれど、全員が代理出産をやるわけではありません。途中でやめる人もいます。」
Goyal氏によると、代理出産を依頼しようとするカップルは上流中産階級か、「ほとんどが上流階級出身で、ごくたまに、血のつながった子供がどうしても欲しい中流下層階級出身者が来ます。」
カップルが代理母をどうやって見つけるのかという質問に、彼女は「カップルには、自分たちで探すことを勧めている。」と答えた。

Dhawan Bajaj 氏は次のように言う。「広告を出すカップルが多いですよ。親戚に代理母をお願いするカップルもいれば、口コミで代理母になってくれそうな人と知り合うカップルもいます。使用人を代理母に雇うこともあります。」

そうした場合、金銭面はどうなるのだろう。
Dhawan氏によると、代理母と依頼親の合意で決められるという。
デリーにあるBLK Hospital の不妊専門医Indira Ganeshan氏の話では、代理出産のほとんどは海外からの依頼で、月に5-10件。国内のケースはまれで、月に1件程度だという。

こうしたカップルはどのようにして代理出産のクリニックを探しているのか。
「彼らはウェブ上で探します。たくさんの情報が見られますから。それから行きたい場所を決めます。ムンバイ、デリー、アフメンダバード、バンガロール。クリニックを絞り込めば、クリニックと彼らと代理母を橋渡しする仲介人がいます。」とGaneshan氏は語った。

インドで代理出産を提供しているウェブサイトによると、代理母にかかる費用は10万ルピーから20万ルピー、それに医療費や諸経費が加算される。

Counselling surrogate moms to give up their babies
[DCCAN HERALD Jan 15 ,2012(IANS)]

Copyright(C) 2011 SGRH. All Rights Reserved.
[PR]
by technology0405 | 2012-01-19 16:35 | Countries | Comments(0)
各国のARTに関する資料や記事を集めています (※ このブログに書かれている情報の信ぴょう性は各自でご判断ください)