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法的な禁止の下、代理母の権利は

違法行為であるはずの代理出産が、中国の到る所で盛況である。斡旋会社は国中に拡大し、監視の目は行き届かず、顧客と代理母は法的に無防備な状態に置かれている。代理出産斡旋会社はウェブサイトを隠れ蓑にし、客が前金を払うまで所在地を教えない。全国に事務所を構え、「代理出産パッケージ」といった商品を作って顧客に売っていることを、上海デイリーが突き止めた。

代理出産を斡旋している会社の一つdaiyunzj.comは、顧客を装ったおとりの記者に対し、100万元(US$156,622)払えば客の精子を使って一度に5-7人の代理母を妊娠させると約束した。そうすれば、子供の中に必ず男の子がいるだろうからと。

中国、特に農村部では、娘より息子の誕生が望まれる。daiyunzj.comでは、性別にこだわらないなら15万元で通常の代理出産を提供する。ウォンと称する会社役員の話では、代理母のお腹の子供が女の子だと分かり、顧客の希望が娘でないならば、中絶の処置をとるという。

万が一、胎児がすべて女の子だったら、代理母はいったん中絶し、客の希望通り男の子ができるまで妊娠を繰り返さなければならない。よくあるのは胎児のうち2-3人が男の子という場合だが、客はどの代理母に産ませるのかを選ぶことができ、他の代理母は中絶する。

客が追加の子供を希望する場合には、男の子でも女の子でも、一人15,000 -30,000元で「購入する」ことができるとウォン氏は言った。
「お客様は、自分の精子が機能するかどうかの確認と、料金の支払いをしさえすればよいのです。私どもが卵子と代理母を提供し、2年以内に息子さんをお渡しすることを保証します。」

代理出産斡旋会社の中には、双子や三つ子を提供するといった、より高額な「ベビーパッケージ」を宣伝しているところもある。daiyunwang.comという会社のウェブサイトでは、「優秀な遺伝子の子供を生ませる」ために、代理母の年齢、身長、学歴を具体的に規定している。代理母は、容姿や学歴、その他に応じて9ランクに分類されており、ランク別に年間4万元から12万元が支払われている。この会社の設立は2005年で、北京本社の他に、上海と武漢、広東省、山東省にも支店があるという。

法規制をかいくぐるため、胚移植はインドやタイなど代理出産が合法の国でおこなわれることが多い。

代理出産ビジネスは、顧客にも代理母にも魅力的なのかもしれないが、もしこのビジネスで詐欺が起きたとしても、法的な保護は一切ない。
上海に住む代理母Zhaoは、女の子を妊娠したことが病院の検査で判明した途端に客が「姿を消し」、結局自分で中絶費を払う羽目になったとぼやいた。

Despite illegality, surrogate baby-making thrives
[Shanghai Daily 22 10 2011]

Childless couples create fertile surrogacy market in China
[WantChina Times.com 2011-11-29]

Agency advertises 'legal' surrogacy services on website
[Ecns.cn 2011-11-17]


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by technology0405 | 2011-11-25 16:15 | Countries | Comments(0)
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