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ミャンマー女性が中国で代理母に

2009年、中国安徽省(あんきしょう)に連れて行かれ代理出産サービスを強要されていたミャンマー女性二人が、母国に強制送還された。女性は共に26歳で、二人とも妊娠している。二人はミャンマーの最北にあるカチン州の出身で、すでに逮捕されている別のミャンマー女性に騙されて中国に連れてこられた。 女性は多国籍犯罪組織の一員であると報じられている。連れてこられた3人のミャンマー女性の一人が逃げて警察に訴え、事件が発覚した。

3人の女性は、中国に行けば月100,000チャット(83ドル)の仕事をもらえると言われていた。しかし、中国に来てすぐ安徽省に住む男性に24,000元(3,500ドル)で売られたのち、中国人男性の子供を生めば300,000チャット(250ドル)の報酬付きでミャンマーに返すと言われ、代理出産サービスを強要されていた。

タイやインドのように生殖技術の発達した国は、生殖ツーリズムの渡航国となり、現地の女性が代理母や卵子ドナーになる。しかし、周辺国のミャンマー(2007年に初のIVF児が生まれたばかり:↓リンク参照)のように、成功率が低く、不妊施設も整わない国では、女性が代理母やドナーとして出稼ぎに行く。今回の事件のように、人身売買に限りなく近いケースも存在すると考えられる。

China returns pregnant "forced surrogate mothers" to Myanmar
[TopNews.in 03/25/2009]

Police rescue 3 surrogate mothers from Myanmar
[China Daily March 25, 2009]

China deports Myanmar women sold as surrogate mothers
[Reuters, Mar 25, 2009]

Myanmar’s first IVF baby born in Taungoo
[The Myanmar Times September 3-9, 2007]


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by technology0405 | 2011-10-07 16:41 | Countries

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