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タイのMedical Councilが卵子ドナー募集広告を調査

タイのMedical Councilでは、「卵子提供すれば100万バーツ」と謳う新聞広告に応募して卵子の有償提供に関与した女性たちを探している。広告では、ドナー資格として、白人あるいは中国人で30歳未満、身長160㎝以上でIQ140以上の女性が適すると指定されていた。広告に掲載されていた電話番号に出た受付係の話では、選ばれた卵子は中国のIVF施設に送られ、子供を欲しがっている中国人男性の手に渡ったという。

この広告がMedical Councilによる商業的代理出産の禁止への違反にあたるかどうか、Councilで論議する必要があると副会長Ittaporn Kanacharoen氏は考えている。関与したとみられるタイの医師らへの調査も行われる。タイのガイドラインでは、商業的代理出産は禁止、利他的代理出産に関してはガイドラインで規定された資格を持つ病院および医師のみが提供を認められている。

しかし、Ittaporn医師によれば、この禁止が守られないケースがあるという。卵子ドナーと結婚し、子供が生まれた後に離婚する男性や、外国人女性と密かに商業的代理出産契約を交わす男性もいる。最近にも、ベトナム人女性を代理母として雇っていた台湾人経営の会社をタイ政府が取り締まるケースがあった。会社が代理出産サービスで顧客から受け取る料金は1,500,000バーツ、そのうち女性たちは5500ドル(165,000バーツ)を報酬として受け取っていた。

Chulalongkorn大学の不妊治療専門医Pramuan Virutamasen氏は、生殖補助医療で生まれた子供を保護する法律がなければ、この問題は根絶できないという。「禁止しても、卵子や精子が違法に売買されているのが現実。これは社会問題の反映であり、医療倫理も絡んでいる。Medical Council が行動を起こさねばならない。」またPramuan医師は「IQや人種で卵子を選んだとしても、それが必ずしも子供に受け継がれるわけではない。」とも語った。

Pramuan医師は、生殖補助医療で生まれた子供を保護する法案の作成に関わっている。法案では、商業的代理出産に従事した者に10年以下の懲役と20万バーツの罰金を、代理出産の仲介業者や広告業者には5年以下の懲役と10万バーツの罰金を科すことになっている。

Medical Council probes egg donor advertisements
[Bangkok Post 27/09/2011]

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by technology0405 | 2011-10-05 11:56 | Countries | Comments(0)
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