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精子取り違え事件

シンガポールの厚生省認可不妊センターThomson Fertility Centre で、2010年に精子の取り違えが起きた。シンガポール在住の夫婦から体外受精で生まれた子供の血液型について、両親はO型とA型で、子供がB型だったことから、夫婦はDNA検査を実施。その結果、体外受精に使われた精子が夫のものでないことが分かった。

病院は両親に謝罪し、夫婦はその子供を引き取ることに決めた。生殖補助医療にまつわるトラブルは、シンガポールではこの事件が初めて。国内で大きな話題となった。

厚生省は、事件後に原因究明のための調査を開始した。その結果、2種類の精子に、通常なら一回で使い捨てるはずのピペットを使いまわしていたことが原因と判明した。また、その時、2種類の精子の処理を、同じ場所で同時に行っていた。

病院は20000ドルという最高額の罰金を支払うこととなった。また、厚生省は、この病院が新鮮胚を使った体外受精を新たに行うことを一時差し止め、さらに監視と調査を続けていくことを決めた。現在Thomson Fertility Clinicにかかっている患者に対しても、希望があれば、他の政府認可病院に移れるように配慮される。


IVF baby does not have father's DNA
[Nov 03, 2010 AsiaOne]

Thomson Medical Centre fined $20,000 for semen mix-up
[Jun 22, 2011 AsiaOne ]

Thomson Fertility Centre Suspended From Initiating Fresh Cycles of Assisted Reproduction Treatment
[Ministry of Health: Press Releases 04 Nov 2010]
by technology0405 | 2011-09-02 13:55 | Countries | Comments(0)
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