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2012年めどに不妊治療関連法案

マレーシアでは現在、不妊治療に関して法規制は成されておらず、厚生省が不妊治療と生殖に関わる法案を作成中である。マレーシア産婦人科学会の会長Dr Mohamad Farouk Abdullah によると、法案名はAssisted Reproductive Technique Services となる可能性が高いという。

「作業部会は、マレーシア産婦人科学会やマレーシア小児科学会、イスラム医師会などを始めとする各種関連団体の代表者で構成されている。起草作業は2012年までに完了する見込みだ。様々な見方が存在するので、最終的に全員がハッピーになれる法律はないということは、理解している。だからこそ、大臣は起草にできるだけ多くの団体が関わることを望んでいる。法律には、代理懐胎や精子・卵子バンク、精子提供などの問題が盛り込まれる。宗教的に許されている人々が、精子バンクやその他論争中の不妊治療に容易にアクセスできるようになること、それがこの法案の目的だ。信仰する宗教が禁じている場合はやるべきでないが。」とDr Farouk は言う。

「不妊治療は、偏見に左右されている部分がまだ大きい。権利を十分に主張できない女性もいる。夫の精子に問題がある場合、どうして妻は精子提供を受けたいと言えないのか。精子提供は治療行為に過ぎない。他人と寝るわけではないのだ。夫婦の遺伝子を100%受け継いだ子でなくても、人は養子に愛情を注ぐ。夫婦の遺伝子を50%受け継いだ子を受け入れられない訳がない。」

「一年間定期的に性行為を続けても妊娠しない場合を不妊と呼ぶ。現在マレーシアの不妊率は15%。我々には法案とガイドラインが必要だ。先進国はどこもそうしている。我々も、できることとできないことをじっくり見極めるべきである。」
Farouk氏によると、ART法案はまだ、法律関係者、宗教団体、NGO団体、医師、政府省庁を交えた協議段階にあるという。

KL Fertility and Gynaecology Centreの婦人科医長で不妊専門医Datuk Dr Prashant Nadkarni は、代理出産に規制をかけるのは、「子宮のレンタル国」になるかもという懸念からだと言い、次のように語った。「女性が貧困から抜け出すには売春か代理出産しか方法がない、という国もある。しかし我々は、マレーシアをそのような代理出産の温床にしたくない。東欧とインドには、商業的代理出産で有名な場所がある。他人にお金で子供を生んでもらう行為が普及しており、メディカルツーリズムを生んでいる。しかし、代理出産をさせられているのは、社会的に無視された女性なので、NGO団体は非常に怒っている。有効なガイドラインがなければ、代理商が絡み他のビジネスと同じになってしまう。だからこそ規制をかけ、純粋に必要とする患者が利用できるようにするべきだ。」

「大事なのは、だれが母となるか明確にすること。現行法では生んだ人が母親になる。法律がなければ、代理母が気を変えて依頼親に子供を引き渡さないこともありうる。」

「ただ、様々な宗教的観点が存在するので、包括的な決定を下すのは困難だ。プロテスタントと仏教徒、ヒンドゥ教徒にとって代理出産はOKだが、ムスリムとカソリック教徒にとって、懐胎に第三者が関わることはできない。」
法案が施行されるまで、医師はMalaysian Medical Council のガイドラインに従うことになっている。

Laws on fertility treatment by 2012
[asiaone health Feb 27, 2011]


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by technology0405 | 2011-08-09 15:21 | Countries | Comments(0)
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