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マレーシアの医療ツーリズム支援

マレーシアの保健省は、外国からの医療ツーリストをさらに増やすための活動を東南アジアで展開している。医療ツーリズム産業を経済発展のカギとしてきたマレーシアは、Malaysian Healthcare Tourism Councilを再編し、さらなる市場の拡大を目指している。ダウンロードが可能な新しいHealthcare Malaysia magazineも好評だ。

保健省によると、2010年に渡航治療でマレーシアを訪れた外国人は400,000人で、1億165万ドルの収益を国にもたらした。保健省が実施した医療ツーリズム促進プログラムが成果を上げていることを物語っている。政府の掲げた2011年の目標は1億1650万ドルである。

保健省は私立病院に対し、ウェブで料金を公開するよう要請した。患者が料金をきちんと把握できるようにするためだ。Seri Liow Tiong Lai大臣はAssociaion of Private Hospitals of Malaysiaとの会談をもちたいと要請し「私立病院に対し、合併症によって起こる予期せぬ費用を含めて、患者に治療費を明確に伝える様に指示した。治療中や治療後に誤解、争いが起きないようにするためだ。料金を公開することによって、患者は保護され、治療費は政府の病院料金体系に従って調整されることになる。」と語った。

不妊治療に関しては現在規制されていないが、保健省はその法律化に着手し、法案Assisted Reproductive Technique Services Actを現在作成中である。2012年までには起草作業が終了すると見込まれている。この法案では代理出産、精子・卵子バンク、精子提供などの問題も取り上げられる。法案作成には、法律家、宗教団体、NGO法人、医師、政府関係者が関わり、協議段階に入っている。

KL Fertility and Gynaecolory CentreのPrashant Nadkaeni医師は、代理出産の規制を慎重にすべきだと言う。「マレーシアが子宮レンタル国になる可能性がある。貧しい女性が生きていくためには売春するか代理母になるしかない国もある。マレーシアがそのような国になって欲しくない。東ヨーロッパやインドには商業的代理出産で知られた国がある。代理母に金を払うことが日常的に行われ、それが医療ツーリズムの一部になっている国もある。法的強制力のあるガイドラインがなければ、仲介業者が横行して他のビジネスと同じようになってしまう。だからこそ適切な規制を設け、本当に必要としている人が利用できるようにすべきだ。重要なのは誰が母親かを特定することだ。現行では生んだ女性が母親になる。法律がなければ、代理母は気を変えて子供を依頼者に渡さないかも知れない。プロテスタント、仏教徒、ヒンドゥ教徒は、誰も傷つかないなら代理出産はOKだと考えている。しかしイスラム教とカソリックは第三者が生殖に関わるべきでないと考える。今のところ、医者はMalaysia Medical Councilの「代理出産契約とは、女性は他人の子供を妊娠、出産し、誕生時に子供を手放す行為である」と記載されたガイドラインに従うことになっている。

MALAYSIA: Malaysia expands health tourism and plans laws on fertility treatment
[IMTJ 11 March 2011]


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by technology0405 | 2011-04-01 14:37 | Countries | Comments(0)
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