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ルーマニアが代理出産関連の法案を提出

ルーマニア議会が代理出産を合法化する法案を提出した。Democratic Liberal PartyのMihaela Sandru氏は「この法案が承認されれば、ルーマニアは代理出産問題に関して最も進歩的な国になるだろう。現時点で代理出産を法律で認めているのは英国だけだ。」と語った。「代理出産がルーマニアで行われている以上、我々はこれを合法的な行為だと法律で認めるようにしていきたい。」
法案は上院に提出された。法律が執行されるには、上院と下院の両方で承認される必要がある。

法案では、代理母を依頼できるのは、子供を自分で生むことができないと医学的に証明された女性のみ。代理母は自分の子供を少なくとも1人は持っている35歳以下の女性であることが必要。代理母とそのパートナーは子供に配偶子を提供することはできない。依頼する女性の年齢制限は設けられていない。出産後に子供を依頼者に引き渡すという契約に、代理母はあらかじめサインしておかなければならない。金銭的なやり取りは禁止。

ルーマニアでは2009年に違法な卵子売買に絡んでいたイスラエルの組織が逮捕される事件が起こっている。首都ブカレストにあるSabyc Clinicでは、18歳から30歳のルーマニア女性の卵子を271ドル-338ドルで買い取り、それを11339ドル-14174ドルで売って、大きな利益を得ていた。顧客は主にイスラエル人やイタリア人、イギリス人。逮捕されるまでの10年で1200サイクル以上のIVFを行っていた。

卵子提供に関する規制緩和の法案は、イスラエルで保留にされている。イスラエルには卵子提供に厳しい規制がかけられており、IVFが奨励されている割に、そこで使用される卵子は個人で手に入れなければならない。代理母や卵子提供を求めてルーマニアやウクライナなど東欧に来る不妊女性は多い。

EU諸国では、オーストリア、ドイツ、スウェーデン、フランス、ハンガリー、イタリアがいかなる代理出産も禁止しており、利他的代理出産のみを認めているのがイギリス、オランダ、ベルギー、デンマーク、ギリシアである。

ウクライナはFamily Code123.2条で代理母に対する報酬を認めており、金額の上限も設けられていない。依頼女性(遺伝的つながりのある母親)の法的権利が認められており、養子縁組などの手続きを踏む必要もなく、出生証明書には依頼女性の名前が記載される。代理母の妊娠の回数にも制限はない。ウクライナでの代理出産の半数は外国人の依頼である。費用は卵子提供も含めて35000ドルとアメリカの3分の1。そのうち代理母に支払われるのは7000ドル-12000ドルである。メディカルツーリズムの土壌があるルーマニアで代理出産が合法化すれば、ウクライナと同じような立場になることが予想される。

Draft law to legalize surrogate mothers in Romania
[Romanian Times.at 24. 02. 2011.]

Romania busts Israeli human egg-trafficking ring
[PRESS TV Jul 29, 2009 ]

Human egg-trafficking scam uncovered in Romania
[BioNews 03 August 2009]

Women head East for wombs to rent
[The Sofia Echo Dec 17 2010]


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by technology0405 | 2011-04-01 12:57 | Countries | Comments(0)
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