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マレーシアの精子バンク

マレーシアの子供の数が、1990年にはカップル1組につき3.6人だったのが2009年には2.6人と急激に下がった。原因は、女性の晩婚化と不妊症の増加だという。マレーシアのLiow Tiong Lai厚生大臣によると、不妊の女性の約半数が不妊治療を求めて通院しているという。

「多くのカップルが生殖補助医療を使ってもなかなか子供を持てないでいる。国内では、子供のいない30-40歳のカップルの10-15%が不妊である。」とLiow大臣は言う。2004年の調査では、マレーシアの出生率は5年で0.1パーセントずつ減少している。

また、この調査では、母親の教育レベルと子供の数に相関関係が見られた。正式な教育を受けていない女性は、高等教育を受けた女性の2倍の数の子供を生んでいる。2009年のマレーシアの人口は約2700万人。人口構造の変化が懸念されている。

この少子化に歯止めをかける策の一つが精子バンクである。マレーシアでは西洋諸国ほど精子バンクは一般的でない。精子バンクを使いたいと考える人が増えたとしても、他国と同じくドナーが不足することは大いに考えられる。

Klang Vallyの私立クリニックの産婦人科医は「精子提供は献血と同じ。お金のやり取りは一切なく、善意から提供される。カップルは約1000RM以上をバンクに支払う。プライバシーは完全に守られる。」と強調する。ほとんどのドナーは30歳以下の独身男性。「多くの宗教では精子バンクは認められていない。しかし、不妊はマレーシアの多くのカップルの問題だ。」

マレーシアには多くのインドネシア人がメディカルツーリストとしてやってくるが、そのインドネシアのIndonesian Ulema Council(MUI)は精子提供も精子バンクも禁止している。マレーシアの精子バンクは、マレーシア人やインドネシア人の期待に応える形でこれから普及しそうである。

Fertility matters
[The Star December 11, 2006]

Malaysia's birth rate falls, more couples seeking fertility treatment
[channelnewsasia.com 12 July 2009 ]

Banking on your sperm
[New Straits times 2010/11/28]

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by technology0405 | 2011-02-08 16:15 | Countries | Comments(0)
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